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1年生最後の通知表と、日本人家庭の子どものオランダでの学力

こんにちは!昨日は驚くような雨が降り続いた午後でしたが、数時間後にはさっぱり晴れて青空に!
こういった天気を雨宿りしながら見ていると、隣の人から言われます。

"Welcome to the Netherlands!"と。

そう、これがオランダの天気なのです…苦笑


小学1年生の学年度が終わろうとしています

さて、私たちが住むエリアではもうすぐ夏休みに入ります。
オランダの学年度の始まりは9月。それはつまり、日本で言うところの(長い)春休みが始まるところということです!

この1年、本格的に「学習」が始まった娘は、学校で文字を習い、計算を習い、新しいことにチャレンジし続けた1年だったように見えます。

ひらがなとは異なる文字(アルファベット)を筆記体で習得し、
日本語にはないオランダ語の音の発音を学び、
新しい語彙にたくさん出会い、
簡単な本を読めるようになり、
日本語とは異なる方法で数字を読み上げるオランダ語で2桁の数字を習い、
足し算、引き算、時に、掛や割り算を習い…

本当に大きく成長した1年でした。

日本人のオランダ移住者子どもの(言語を含めた)学力は本当に"十分"と言えるほど成長するのか?

ここ最近、オランダへ子連れて移住を検討されている方々からの問い合わせを多くいただきます。
日本でもフリースクールやオルタナティブ教育などの選択肢が増えてきた今、
「海外に移住するのも良いのではないか?」
そう思うご家庭が増えることも理解できます。

そして、オランダは「世界一子どもが幸福」だと言われる国です。
その報告に対して、誰にどんな文句があったとしても、
個人がどう感じているかとはかけ離れていたとしても、
それは事実として発表されています(もちろんそのレポートが偽りだと言えばそこまでですが)。

しかし、果たしてそれは本当に「オランダの外から来た人」とりわけ言語も文化も全く異なる日本人家庭で育つ子どもにも当てはまるのでしょうか?

今回の記事は、学年度末に1年生の娘がもらってきた成績表を見て感じたこと(もちろん成績表/学力が全てではありません)、オランダの教育制度、そしてそれについて感じていることについて書きたいと思います。

娘の(現時点での)パーソナルなことを書くので、有料記事とさせていただきました。その代わり、少し過激というか、本音のところを書いています。
これから移住をお考えの方や、キラキラしていないような内容もちょっと欲しいなという方々へ向けた内容になるかもしれません。

娘の通う小学校と成績の概要

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