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フィンランドのルームメイト

留学のため、フィンランドへ渡航。現地に到着して1日目の夕方、部屋にはまだ私一人です。お部屋は、2LDKで家賃や水道・光熱費込みで月に5万円くらいだったでしょうか。間取りは、LDK・個室2部屋・シャワー&トイレのバスルーム・別途トイレ。2人で生活するには充分な環境です。

部屋を見渡してみると・・・・

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手作りのムーミン。

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なんか、とてもgirlyだな・・・。カーテンの柄が”カラス!!”。その後わかったのですが、フィンランドでは、”カラス”は割と人気者。小学校の教材に使われていたり、このようにファブリックの柄になっていたりします。文化によって動物や生き物の 人気/不人気 が違うのですね!

ルームメイトがどんな人なのか 気になりながらも 明日からの食糧や生活必需品を買いに、近くのスーパーへ。今でも覚えていますが到着した日は8月26日。日本だと猛暑であるはずの時期なのですが、フィンランドではすでに「秋」。少し心細くなる程の寒さでした。

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フィンランドの夏は6月中旬〜8月中旬。この時期が最も気温が高くなり、天気もよい とされています。学校の夏休みの時期もこの期間。

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夜、ルームメイトとご対面。Hannele(ハンネレ)は、27歳の優しい女性でした。私と同じ大学院生、専攻は”神学”。とても真面目なクリスチャンで、毎週末には必ず教会へ行き、それ以外の日でも週1のペースで教会のイベントに参加。お食事の前には、お祈りを。(私がいるときには、ちゃんと英語でお祈りしてくれます。)

この人に、とても助けられて留学生活を続けることが できました。

自分が美味しいものをもらった時には、私にもお裾分けを。自分がお友達と出かける時には、私も誘ってくれて 友達を紹介してくれました。ほとんど毎日、10時間くらい睡眠をするので最初のうちは心配したけれど・・・彼女にとってはそれくらいの睡眠時間が必要だったのでしょう😅

「おやすみ」「おはよう」「またね(出かけるときの、See you!)」を覚えて、いつも挨拶をしてくれました。

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Hanneleに誘われて、こんなことも。

自分のものをシェアしてくれたり、私の予定を聞いてケアしてくれたり(いつも”今日は何するの?” ”週末は何するの?”と聞いてくれます。たまに・・・”そんなに聞かなくても・・・”と少し面倒くさく感じることも ありましたが)。「ルームメイト」との関係は、人それぞれ。

留学生仲間の中には、ルームメイトとはほとんど会話をしない という人もいましたし、距離が近くなりすぎて大喧嘩になり一緒に住めなくなったという人も。

私の当初の「ルームメイト」のイメージはもっとドライな関係でしたが、Hanneleの 温かい関係性を望むスタンス・フィンランドのことをもっと教えてあげたいという熱意・日本のことを知りたいという純粋な興味。そういうものを感じ、私の中でも変化が少しずつ起こってゆき 「人に善くする」という 少し宗教的で、なかなか到達できないような人生の習慣に関心を持つようになってきました。

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