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[hey]STORESに統合するにあたって(社内説明編)

先週、CoineyとSTORES.jpをSTORESブランドに統合すると発表した夜にHello heyがあって。参加者の人から「Coineyがなくなるのは寂しくないですか?」「どういう気持ちで意思決定していますか?」と聞かれたりしました。

ただ、決めたこと自体がもう数ヶ月も前のことで、私自身、もはや自分の中で完全に整理しきっていることなので、結構ドライに「まあ目指したいゴールに向かうにはそれが一番いいと思ったので。」と返したんですが、それはそれでコイニーへの愛というか、コイニーをご利用いただいている数多くの人への感謝を、もしかしたら無下にした形に捉えられまいかと思い返し、今回のブランド統合を決めたときに社内に展開した文章をほぼ原型で貼っておきます。

参考:社内向けにてあだ名で書いています。
まっつ(Coineyデザイナー)、さとくん(hey社長)、べーくん(Coiney社長)、、あやちゃん(STORES社長)

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これなに?

CoineyというブランドをSTORESに統合するにあたって、なんでこのような意思決定にいたったのかというのをまとめたものです。コイニーの創業者として書いています。

コイニーのはじまり

コイニーは、2011年5月にこのサービスをつくろうと決めて、2012年3月に立ち上げた会社です。2011年9月に書いた下記資料を見てもらうとわかるように、最初から「Payments for Everybody」と書いていて、個人やスモールチームがかんたんに決済サービスを使えるように、と作ったのがコイニーです。画像のダサさがすごい...!そして、それは、この8年間の間に、それが揺らいだことは実は1度もありません。

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また、下を見てもらうとわかるように、ロゴが違います。これは、まだまっつと会う前で。知っている人はほぼいないかもしれませんが、幻のCoineyのロゴはこんな感じでした。確かロゴトーナメントでつくった記憶。フリークアウトも最近まで使ってたロゴはロゴトーナメントでつくってた記憶。$200くらいなんだよね、ロゴトーナメント。で、このロゴは秒でまっつに捨てられ、いまのロゴがつくられました。正直、8年もの長い間、そのときつくったCIがよくもったなと思います。

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コイニーの名前の由来

Coineyという名前はCoin + Moneyの造語です。もともと会社をはじめるときに、

・.com のドメインを取りたい(ドメインオタクなもんで)
・カタカナ4文字がいい
・英語で発音しやすい名前がいい
・柔らかい語感がいい
・SEOで強い独自の言葉がいい
という条件で名前を考えており、たまたま見つけたのがCoineyという名前でした。

その後、アプリのデモをつくりはじめたころに、まっつがあらゆるアプリ上の金額を512円にするので、消費税込みでもおかしいし、なにこの中途半端な金額とかずっと心の中で思ってたんですが、ある日ふといやいやさすがに金額おかしくない?と思って聞いてみたら、「だって、コイニー(512)じゃないですか。」とかニヤニヤしながら言われたのをいまでも覚えています。

ちなみにAppleの広告では、時計はすべて9:41です。2007年にスティーブ・ジョブズが行なった初代iPhoneの発表イベントで、iPhoneとiPod touchが発表されたのが9:42。それをいまでは1分早めて9:41に統一されています。コイニーがいつも512円を表示しているのも、近いような思想というか、まあ単なるダジャレみたいなものなんですが。そしてまた、5/12は私の誕生日だったりします。べーくんのお母さんの誕生日でもあります。なんたる偶然!

また、サービスをはじめてしばらく経った頃に、Coin moneyという熟語があることを知りました。Coin moneyはお金を鋳造するといった意味やザクザク儲かるという意味でもあるみたいです。最高ですね。

と言ったように、とても適当に名付けた名前は、様々な角度からいろんな意味をもたらせてくれて、そして少なからず、この名前がサービスの人格を決めてきたところがあると思います。Coineyが最初から、○○Payみたいな名前だとすると、みんなCoineyに入ってきてくれなかったんじゃないかなと。

2015年10月まで自社で製造していたCoineyのリーダーがまるかったのも、この名前が大きく影響しています。コインみたいな形。手に持ったときに角なく、曲線で組まれていること。これもまた、他社と比較して、象徴的にコイニーが対比されたものと思います。

その後2015年11月から、いまのCoineyターミナルで事業をはじめ、一瞬コイニーは市場から消えたと思います。でも、メディアから消え、みんなの印象も薄らいでいったこの頃から、ようやく事業が伸び始めたのは、個人的にも学びが深いところです。

heyのはじまり

heyをはじめようと思った頃のコイニーがどういう状況かというと、ちょうど上場みたいなことをリアルに意識するタイミングでした。(コイニーは二期目から監査法人がついています。)

当時は、自分たちの事業の輪郭がようやく見え、そして持っているリソースやチーム、いろんな側面で考えたアップサイドがリアリティを持って見え始めた頃で、そして、思ったのは、「もっと大きなことをしたい。」でした。もっと圧倒的に日本のスモールチームのお商売を変えるようなことをしたい。オンラインとかオフラインとか境がなくなる世界の中で、大きな企業をつくりたい。自分の会社の持ち分とかどうでもいいから、大きいこと、たのしいことをしたい。

私にとって、Coineyというサービスも、コイニーという会社も、すべては目標を達成するための箱にすぎません。2011年にサービスはじめるときも、このまま日本でスモールビジネス向けの決済を誰もやらないと、世界から置いていかれるから、いっちょ自分がやってみるか、くらいの気分ではじめました。その後、天下一武道会(古い)みたいな市場になるわけですが。でも、これで日本の決済市場が前に進むなら、めちゃくちゃいいじゃないですか。

そんな目標が達成されるのであれば、自分自身の役割もなんだって構いません。社長にもさしてこだわりがなかったので、創業1年目に西條さんを呼んだりもしたわけで、最初西條さんには社長になってもらいたいという思いがありました。その後、西條さんが社長になることはありませんでしたが、結局heyをはじめるまで取締役として一緒にやってきてもらいました。

また、ある時までは、こんなデカい市場でめちゃくちゃ強い強豪たちと戦って生き延びているなんてそれなりに頑張ってるじゃないか、みたいに思ってた時期もあります。でも、この数年、やるならトップを、自分たちしかできないことをやらないと意味がない、たのしくない、と思うようになって。そんなこともheyをはじめるには影響はしています。トップティアじゃなくて、トップになりたい。だから、heyをはじめるときに、大きくなる、と決めました。

ブランド統合のはじまり

heyをはじめる頃から、ずっとこの話はしていました。だから、もう2年くらいかな。どこかで1個にしようね、と。STORESってお店を表す王道の言葉で、とても良い名前。すごく良い名前です。これが全然違う名前だったら、私も考えたかもしれませんが、STORESだったらCoineyではなく、そっちに統合した方がいいなと。でも、ずっと意思決定してこないままでした。どこまでこの変化を許容できるか、自分自身想像できなかったから。

でも、私とまっつとさとくんとべーくんでMTGしているときに、たまたまこの話になって。正確にいうと、別にそんなことを決めるMTGじゃなかったんです。Coineyの3年後のプロダクトどうしようみたいな話をするMTGだったんです。でも、この1年間やってきたことと、来年以降のことを真剣に考えると、「これはブランドを統合したほうがよくない?」「そうだよね。」「いつから?」「そりゃもう来年頭から。」っていう話が雪崩のように起こりました。

ちなみに、さとくんは、めちゃくちゃ私を気にしてくれていて、だからこそ、この意思決定はもっと先にというような気持ちがあったのかもしれません。でも、私はなんかその場ですごい腹落ちたんです。今後、やりたいことを見据えると、そうしたほうがいいな。しかも、早いほうがいいなと。「いやー、絶対そうだなー。その方がいいよねー。」みたいな感じで。その場にいたまっつにいたっては、「heyのCIつくったころから、もうそうなるって思ってたし、むしろ遅かった。」くらいのトーンで。いおさん(コイニー取締役)にもすぐ共有したら「グッドニュースだねぇ。寂しいという感情はあるけど、それは別に重要じゃない。」とかいって。大人。そうして、あやちゃんにも連携して、数日で決めました。

その日のことは、このツイッターによくあらわれてるかな。

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いま思っていること

設立前から考えると、8年間積み上げてきたブランドを手放すのは、もちろん寂しいです。誰よりもその寂しさはあると言っていいと思います。でも、いおさんが言ったよう、寂しいという感情は重要じゃないんです。重要なのは、そこじゃなくて、コトに向かうことなんです。この1年間のみんなの怒涛の快進撃でCoineyの認知度は大きくあがりました。1年前を振り返ると、見えている景色が全くことなるかと思います。

でも、まだ多くの人はCoineyを知りません。その人たちにどうやって、最短で、最速で認知してもらい、「いいよね、お店をやるならこのサービスだよね。」って思ってもらうには、サービスを1つに統合して、徹底的にみんなで協力して、この新しいブランドを展開していくこと以外ありえません。

名前は大事です。ブランドも大事です。その辺めちゃくちゃこだわります。でも、それは何のためにあるかっていうと、自分たちが目指したい事象をパッケージ化してラベリングするからです。「Payments for Everybody」からはじまったコイニーが、これから展開するのは「Every services for Stores」です。いや、こんな言葉いま適当につくったけど。そうなると、STORESって本当にいい名前なんです。

このジャッジは正しくなると思います。自分たちが死ぬ気で長年かけて積み上げてきたものを捨ててまで意思決定しているわけだから、正しくする以外にありえません。

最後に

大きな意思決定をするというのが経営者の役割だとすると、今年一番の大きな意思決定をしたので、来年はさらに大きな意思決定、再来年はさらに大きな意思決定をしていきたいと思います。heyをはじめて2年。ここから先の2年はこれまでの2年の倍くらいの変化をやりたいよねって話しているので、どんどん高みを目指していきましょう!あと、Thank you Coiney, Good bye Coineyの会しようね。

追記

1個とても大事なことを書き忘れました。

でも、私とまっつとさとくんとべーくんでMTGしているときに、たまたまこの話になって。

これ、最初にきっかけとなることを切り出したのはべーくんです。それを呼応するように後押ししたのは、私かもしれませんが、間違いなく、発端はべーくんです。あのときの、向かうべきコトへ向けて、やるべきことを主張できるべーくんの経営者としての強さは、改めてとても最高だと思ったし、その時まで私とさとくんが何も決めていなかったことを、きちんと膝向き合わせて話せ、一気に進めるにいたったあのミーティングは神回でした。

とはいえ、Coineyの今後のプロダクトラインナップを決めるという当初のミーティングとは、あまりに予想していなかった結末に私たち自身もふわふわした気持ちで、その後車で40分ほどさとくんに連行され、「そうだよねぇ。」「そうだよねぇ。」と、全く中身のない縁側に座るおじいちゃんおばあちゃんのような会話をしたりもしたけど。

何が言いたいかと言うと、コトに向かう上で、正しく議論ができるチームは最高だということです。ともだちとはたらきたい、というまさにそれ。この1ヶ月、私は経営チームとしてheyはまた一つ強くなったと思ったし、さらに良いチームになったと思いました。

--- ここまで ---

発表から数日たって、毎日朝焼けをみると、Go Originalって思うようになりました。朝起きて、今日も1日頑張ろうと思うときに連想されるSTORESでありたいと思います。Just for Fun! 

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heyをやっています。ライジングセラーの方々に必要なサービスをどんどん出していきたいです。
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