第97話|資産サイト×リボンモデル

前回の第96話|資産サイトのツメで紹介した以下の本が非常に面白かったので資産サイトへの転用を探る回です。文庫版もありました。

まずはリボンモデルの概要を整理しましょう。モデルの概念図および定義は以下の通りです▼

出典|BCG日本代表が描いた、リクルートの“新規事業開発メソッド”

リボンモデルは、ユーザーとクライアントが出会う場(プラットフォーム)を作り、双方の満足を追求し最適なマッチングによって世の中の「不」の解消に寄与していくビジネスモデルです。

出典|リクルートグループの『リボンモデルが生むSDGドミノ』が
『The Global SDG Awards』において受賞 | Newsroom|リクルートホールディングス

つまり、リボンの左側である顧客(ユーザー・カスタマー)と右側の企業・事業者(クライアント)の両者をつなげる結び目こそがリクルートであり、具体的に言えばホットペッパーであり、じゃらんであり、ゼクシィなのです。

リボンを俯瞰してみると、ユーザー数の増加やコンバージョンレートの向上など、リボンの両端から流れ込んでくる総量を増やすことで中央に位置するプラットフォーム(メディア)の力が増大することが明確です。このモデルが共通認識になっていれば、各メディアを伸ばしていくためのKPI設定も容易であると想像できますね。

また、個人的にリボンモデルの特に優れていると感じた点がこちらです▼

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■資産サイト研究所とは? "メンテナンスコストが少ないにも関わらず持続的にユーザー数が伸び続ける"そ…

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