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流れ星|からっぽになる

わたしたちから見ると、人は渦巻いて発光する、光と音からなる卵型をした振動するエネルギー場なのです。その肉体は渦巻く色彩と光を放つエネルギー場として「観察」され、ちらちらと光る星ぼしの銀河として映ります。あなたの個々の原子は眩しい光を放つ星のミニチュアに、そしてあなたの肉体の器官は星団にそっくりです。渦巻くエネルギー場に囲まれたあなたがたの体は、えもいわれぬ美しさです。わたしたちにとって、あなたがたは驚愕に値するほど素晴らしくかげがえのない、光のダイアモンド多面体のような存在です。                ーー「新・ホトハルの書」より

ほぼ一ヶ月、体調不良のため、ほとんどなにも出来ずに時を過ごしていました。自分の内側に溢れてくるものを感じて、自分なりに咀嚼することで精一杯で、外に向かって、何かを発信することが、ほとんど出来なくなっていました。

八月下旬に大きな感情を外に出してから、というもの、この世界とどう繋がればいいのか、全くわからなくなってしまい、自分と対話する日々を過ごしていました。

自分自身も、周りの世界も目まぐるしく変わっていくなかで、わたしは、その変化についていくのに必死でした。変わっていくことが怖くて、ぎゅっと手を握りしめていました。執着ですね。

執着がいいとか悪いとか、正しいとか正しくない、ではなくて、執着していると苦しいのです。それに気づいて以来、自分の中にある、どろどろしたものを認めて、ひとつずつ、手放していく、ということをしています。

大きな何かに身を委ねながら、どろどろしていたものを手放していって、ただ、からっぽになりたい。果てしなく、透明でありたい。その中で、自分の魂がよろこぶことをしていきたい。

夜空にきらりと輝く流れ星のように、わたしは瞬間瞬間に瞬きながら、生きていく。

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