日本の劇場も少しずつ‥

海外からもオペラハウスの再開情報が少しずつ流れてくるこの頃。

日本でも週末の公演が増えてきました。
週末連日、以前は1日何本も見ていたので、始めて「あぁ、少しずつある部分は元に戻りつつあるのだな」と感じたしました。

一つはCORVUS『喉』@座高円寺2。
CORVUSは結成10年だそう。時の速さに驚きつつ‥。
新しい「オイリュトミー」を模索する作品。華のある二人の男性ダンサーがこの舞台がない時間の後にはまぶしく見える瞬間がありました。
やっぱり「ライブ」の「生」の舞台はいいな、と改めて思いました。
懐かしい顔ぶれも沢山。そこは案外時間のブランクを感じませんでしたが。

とはいえ、客席は万が一の時のために指定席、一つおきの市松模様状態の客席ですから、50%の入りがマキシマム。主催者には厳しい状態です。

新国立劇場もバレエ研修所とオペラ研修所の初の(意外にも)合同公演が行われました。

バレエ研修所合同公演「ヤングアーティスト オペラ&バレエ ガラ」@新国立劇場。

舞台に立つ喜びがほとばしる舞台で、見る側にとっても思い出に残る公演になりそう。
意外にもこの両研修所の合同公演は初めてとの事ですが、今後も何か新しいことができそうですね。期待したいところです。

とはいえ、仕方ない事とはいえ、ビュッフェカウンターはすべてクローズ。(通常公演では水と飴を売るという記載がありましたが)
幕間にもお話しはなるべく控えて、というご案内があり、声をかけようか書けまいか迷ったり‥。

歌舞伎座はまだいかれていませんが、玉三郎の『鷺娘』はちょっとみたいなと思っています。
歌舞伎座もお弁当、お土産類はすべて販売中止との事。
とりわけ歌舞伎はお弁当や、幕間のお買い物含めての「観劇体験」ですから、寂しい限りですね。

それでも再開は歓迎ですし、どうぞ「つつがなく」今後も‥と祈るような気持になります。

そして改めて「観劇体験」って?ということも考えてみたいなと思った舞台でした。


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