子どもは褒めて育てたいけど、そうもいかない件
長い春休みが続く中、小学生低学年の息子と幼稚園児の娘と私で、自宅で過ごす日々が続いております。
そもそもこの春休みは、私が高校生の時に留学していた時のホストファミリーの家に、私と子供たちとでホームステイの予定だったのを、この社会状況のため
ゲボ吐きそうなほど高額なキャンセル料を払って諦めたのです!
私も、いまや高齢のホストファミリーも1年前から計画して、とってもとっても楽しみにしていただけに、ショックで当分寝込んでいたいところではあります。
が、オチオチ寝込んでいられないのが現実です!
よし!ここで落ち込んでいられない!この機会に部屋を綺麗に掃除して、私ももっと英語の勉強をして、子供たちの自宅学習にググッと力を入れよう!
と当初思ったような気もしますが、今や私と下の娘は寝る時間と起きる時間がジワジワと遅くなり、なんなら午前中はパジャマのままという、主人曰く
「ダメな大学生みたいな生活」
を送っております(笑)
さて、タイトルの件ですが、私は
出来れば子供は褒めて育てたい派
です。
できるだけ全てを認めて、全てを愛して、いいところを探してあげたいのですが、なかなか現実的には褒めてばかりはいられないですね。
愛を持って叱りつけなけばならない時もあるのです!
先日、遅い朝ご飯を用意している時、とりあえず子供たちの分の食パンを2枚トースターにセットしていると
「ママの分がない」
と思った(であろう)娘が、もう1枚食パンを袋から出して
「ママ、これも忘れてるよ!」
と私に手渡してくれました。
「ありがとう〜、じゃあこの2枚が焼けたらこれも焼くね〜。」
とその食パンをふとみると
小さくかじった跡が!
娘を見ると口の周りにパンクズも付いていて、もう間違いなく犯人な様子の娘に
「ら〜ら、これかじっちゃったの?」
と聞くと
「ううん!かじってない!」
と明らかにウソをつく娘。
「でも、小さいお口でかじった跡があるよ。ら〜ら、美味しそうだったから食べちゃったの?」
と優しく聞いても
「ううん!ちがう!」
と言い張り
とうとう
「ら〜らじゃない!にいにい!」
と息子に罪を被せました。
パンを思わずかじっちゃっただけの事で叱りたくはありませんが、ウソをついて、しかもその罪を他の人になすりつけようとするなんて、と思わず声を荒げそうになった瞬間、息子が
「ら〜ら!ウソをつくと後で自分がしんどくなるよ!ほら!謝ろう!」
とまさに私が言おうとしていた事を言ってくれました。
息子も昔は素直に謝れない性格だったため、自分が何回も何回も言われた事を妹に言っている訳なのですが(笑)
娘はその後も
「ら〜らじゃない!」
と強情に言い張り、ずっと泣いていたのですが、散々泣いたあと
私のところに来て
「…お耳」
と私の耳に口を近づけ
「…ごめんね。あのね、本当は、本当の本当はね、パンはね、にいにいじゃなくてね、本当はね、ら〜らがかじっちゃったの〜。」
と小さい小さい声で罪を認めました(笑)
そして
「そんなもんとっくに分かってたわよ!全くさっさと認めりゃいいものを手間かけさせてからに〜!」と言いたいところをオトナなのでグッと抑え
「そうだったの。よく謝れたね。偉かったね!」
と娘を抱きしめ、その後は楽しく朝ごはんを食べました。
小さい子はとっさにウソをついてしまい、またそれを認めて謝るのが本当に難しいのでしょうが、
「すぐに謝った方がずっとずっとカッコよくて素敵だし、自分もラクになる」
のだという事を、こういう経験を何度もしながら学んでくれると嬉しいなと思います。
ちなみにこの日の娘の朝食は、娘の要望により、桃のジャムとクリームチーズとハムを挟んだ、パンひと口泥棒の幼稚園児とは思えないオシャレなトーストと、いまだに卒業できていないフォローアップミルクでした(笑)
皆様もお子さんと長時間過ごす春休み、くれぐれも体調にお気をつけて、たまには午前中パジャマでゆったりとお過ごし下さいませ。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
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