
不登校34万人時代に——中高生の発想が教育を変える?
「不登校が34万人になった」というニュースが話題を呼んでいます。不登校の子どもたちの増加は、学校や教育の在り方に課題を突きつけているように見える一方、おへそグループに通う中高生はいつも発想がユニーク。
不登校が34万人になったということは、不登校への理解者が少なくとも34万人にもいるってことだね
毎月2回は夜に一緒にクッキングをして食事をしながら、読書会、勉強会を実施していた時のある男の子の発言。さらに、
「不登校の学校を作ればいいよね!」
確かに、不登校の子どもたちが安心して通える場所を作るという発想は、教育現場の新しい可能性を示唆しているように思えます。しかし、このアイデアはここで終わりません。
「でも、そしたら不登校じゃなくて登校になっちゃうよね?」
登校という言葉が持つプレッシャーを感じてしまわないように、と、次に生まれた言葉が「不登校不登校学校」というネーミング。
"不登校不登校学校"って何?
「登校しなきゃいけないから、不登校になるから、登校しなくていい居場所みたいな学校だったらいいね」
不登校という言葉に対して、子どもたちはプレッシャーや偏見を感じることが多いですが、この名前なら「不登校でいる自分もそのままでいい」と。
従来の学校に通うことだけが"正しい"道ではなく、それぞれの子どもたちが自分らしい学びを追求できる場が必要だと感じさせられます。
不登校は"選択肢"になる時代へ
不登校の子どもたちの増加は、単に「問題」として捉えるべきではないという意見が広がっています。むしろ、それは多様な学び方へのニーズの高まりの表れです。例えば、オンライン学習やフリースクール、地域コミュニティを活用した学びの場など、従来の学校教育とは異なる選択肢を提供することで、子どもたちはより自分らしい学びを実現できるのではないでしょうか。
「不登校不登校学校」という発想は、固定観念を壊す言葉。不登校であることを"問題"ではなく、"個性"や"選択"と捉える時代なのかも。この中高生の発想が示唆する未来像は、多様性を尊重する教育の形そのものではないでしょうか。
中高生のアイデアが未来を作る
中高生たちは、大人が持つ常識や固定観念に縛られることなく、柔軟な発想で社会の課題を見つめています。彼らのアイデアには、時にユーモアや矛盾を含みつつも、本質的な問題解決のヒントが詰まっています。
教育の未来は、こうした柔軟な発想から形作られるのかもしれません。
