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実は“冬至”が由来です

中国では旧正月の祝いはよく知られていますが、冬至節も大切な祝い事のひとつとして今でも祝われるそうです。

冬至は北半球において太陽の位置が一年で最も低くなる日のことを指します。太陽の位置がもっとも低くなることで、日照時間が短くなる。つまり冬至は一年のうちで昼が一番短く、夜が一番長い日ということになります。

冬至を機に、その翌日から昼は少しずつ長くなっていきますが、このことから冬至は、太陽が生まれ変わる日として、世界各地で祝われてきました。
中国では、周の時代は冬至が元日に定められていたそうです。


また、冬至を太陽の力が最も弱まる日ととらえる中国では、この日を乗り越えると力がよみがえっていくと考え、「一陽来復(いちようらいふく)」とも呼ぶそうです。

そもそも「一陽来復」は古代中国の書物「易経」に出てくる言葉だそうで、
易学において、十月は陰の最盛期で陽がなく、陰暦の十一月、冬至の日に一つ陽が来てまたもとに復していくところを表しているそうです。

そこから転じて、悪いことが続いた後は幸運に向かっていくという人生が好転するといった意味も込められるようになっているのだとか。

日本でも、「一陽来復」のお札を扱う神社があるなど、知る人には知られた言葉でもあります。


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