ストレスの根本は何?

現代は、強いストレスを抱えながら生きている人が本当に多い、『ザ・ストレス社会』だ。

かくいう私もストレスに強い方ではなく、うつ病などの精神疾患に似た症状が出ていた時期が何度かあった。

症状としては、声を出そうとしても声が出にくかったり、ずっと喉の奥に物が引っかかっているような感覚が続いていた。

自分でも「これはマズイ」と感じた時には、その当時のストレス解消法(ドライブや運動等)で自分なりになんとか切り抜けることができたが、それができていなければ、心を窮して病気になっていたに違いない。

誰しもが、病気になる前に回避したいと思っているはずだが、自分ではわからないうちに重症化してしまっている人もいるのだろうと思う。
最悪の場合は、自死への道を歩んでしまう。


日本の自殺者は、昨年で約2万人。
以前よりも減ってきているということであるが、単純計算をすると10年で20万人以上もの人が自ら命を絶っていることになる。

残念なことに、私のかつての職場の同期もこの数字の中の一人となってしまった。

周りを和ませる優しい奴だった。

死を選ばなくてはならないほど辛かったんだな。

しんどかったな。と心の中で話しかけていると、涙が溢れ出てくる。

同期というだけで、一緒に過ごした期間は短いけれど、知っている人間が自ら命を絶ったことを知った時は、やはりかなりのショックを受けたし、残された家族やご両親のことを想うととても辛い気持ちにもなった。

同時に全国で自殺があるたびに、深く悲しむ人たちが大勢いるのだということも肌で感じることができた。


今では、心に強いストレスや思い悩んでいる人には、とにかく自死だけは選ばないようにしてほしいという気持ちが芽生えるようになった。

「辛いかもしれないけど、今はその場を逃げ出してでも生きる方を選んでほしい。」と。


自死ではなくても、先に体が参ってしまう場合もあるから、ストレスは甘く捉えない方がいい。

ストレスが続いた場合に、体がたどる経過のひとつの例が以下だ。


  強いストレス状態 
→ 自律神経の交感神経緊張状態が続く 
→ 交感神経緊張状態が固定化される 
→ 副交感神経の働きが抑え込まれてしまう

→ 副交感神経は通常の働きができなくなってしまう
→ 交感神経緊張状態がさらに続く
→ 交感神経緊張状態の継続により心臓へ負担がかかる 
→ 狭心症・心筋梗塞
→ 死


ここでとても大切なことは、体に出てきているもの(声が出にくい、心臓疾患、興奮して眠ることができないetc..)の根本が一体何なのかに目を向けて、生き方を見直すという事だ。

今一度、根本の部分を解消するにはどうしたら良いか、真剣に生活を見直してみることをおすすめしたい。

なにせ命に関わることだからね。

※今日「ですます調」で書かなかったのは、その方が伝えやすかったから。

たまにこういう日もあるからあらかじめ伝えておくね。


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