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Instagramでバズった投稿の数値を公開します。

「投稿をバズらせてください」
InstagramやTwitter、TikTokをお仕事にされている方であれば、クライアントからこのような要望をいただいたことはありませんか?
結論、投稿がバズること自体に大した意味はありません。
「バズる=フォローされまくる=アカウントの影響力が高まる」と安易に連想してしまう人がいますが、本質はそこではありません。
今回はちょうどInstagramでバズった投稿(とは言ってもプチバズ程度です)があったので、数値を公開しつつ、“バズるとは?”を考えてみます。

「わたあめ」がリーチし続けるワケ

「バズる」をGoogleさんで調べると、以下のように出てきます。

多くの人に拡散され、注目を浴びるという意味
強調スニペット

「多くの人に拡散」がどれぐらいの数値を指すか?については個々人の考え方やアカウントの影響力によるため正解はありませんが、ふだんの投稿のリーチ数の100倍程度あれば、「バズった」と言えるのかなと思います。
今回バズった投稿は「わたあめ」。
特に工夫もなく、「都内で買える(作れる)わたあめの工程」をリールで投稿したものです。

※楽曲『エジソン』(水曜日のカンパネラ)は人気音源のひとつですが、これがきっかけでバズったわけではありません

アルゴリズムの話題は小難しくなるので割愛しますが、リールの場合「フォロワー以外」にも届きやすく、重要なのは“エンタメ性”や“視聴維持率・完了率”などと言われます。
投稿日は昨年12月11日で、初速は2,000リーチほど。
毎日のように「いいね」などの反響をいただけているので、爆発力こそないものの、継続的にリーチし続けている状態です。

25,000人にリーチ!フォロワー増加率は?

結論からお伝えすると、「率」を出すまでもなく2〜3人程度ですw
仮にこれがクライアントワークだった場合、「バズったのに全然効果が出ませんね。SNS、辞めません?」とかなんとか言われてしまうかもしれません。
数値が端的に表しているようにバズること自体に大した意味はなく、本来検証するべきは以下のような項目です。


●投稿から「プロフィールアクセス」に至った人数は?
→フォローする前にまずプロフィールを見ますよね。ここがリーチやエンゲージメントと比べて極端に少ないようであれば、投稿内容の性質の問題です。
●プロフィールアクセス数は上々。ではフォロワー転換率は?
→「フォロワー転換率」は「増加数÷アクセス数」で求めます。ここが3%を下回るようなケースでは、「アカウントの世界観」や「プロフィール内容」、「他のコンテンツ群」を見直すことになります。


「投稿をバズらせてください」
なにより大切なことは、バズらせた先にある目的です。
分かりやすく「フォロワー増」であるのなら別の方法も考えられますし、それでも投稿をバズらせることでフォロワーを増やしたいのであれば、投稿を点で捉えずにさまざまな視点の導入が欠かせません。

たまたま「わたあめ」が好例になったので、数値面をエビデンスにバズる現象について書き綴ってみました。
皆さまも良きインスタライフをお送りください(雑!)。

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