見出し画像

学生と企業のコミュニケーションで感じること(その2)

 コロナ第3波襲来でまた大変な状況になっていますが、GoToトラベルの旅行先からお送りさせて頂きます。連休ということもあり羽田は大混雑でした。今回は、前回に引き続きまして、学生と企業のコミュニケーションから感じること(その2)をお送りさせて頂きます。面接などの話や、意味の分からない志望動機の文章などについて採用する立場の観点からお送り致します。前回の内容は以下にリンクを貼っておきますので、気になる方はご覧下さい。

1   志望動機の内容について

1.1 セミナーや書籍をパクりすぎない

 某就職サイト会社がインターンシップ向けにエントリーシートの書き方セミナーみたいなものをやっていたそうです。弊社を例に、こうやって書くと良いみたいな話をしたのだと思いますが、同じ文章が羅列していて驚いたという話です。それだけで不合格ということはないですが、できれば実体験というか創作性がある方が読む方にとって楽しいです。それと同様に、就活用の雑誌や書籍(弊社用もある)に前年度の内定者ESの情報を出している方がいますが、同じだと周りで同じだよって教えてもらえるので評判が悪くなります。特に志望動機だけで合格することもありませんが、面接で「この志望動機はどこに書いていましたか?」と聞いてみたりします。よって、少しは創作性を出したほうが良いと思います。

1.2 企業理念に共感しすぎ

 どの会社にも企業理念などがありますが、その言葉にとても共感しましたという内容も多いです。確かに良い言葉だと思いますが、理由が書いてないと説得力がありません。また、ホームページに書いてある内容をコピーしているものもたいてい分かります。会社の考えている方向性にあっているとは思いますが、それ以上のものを求めているわけではありません。

画像1

2 インターネットでの活動について

2.1 コミュニティでの発言は注意

 就活生のコミュニティですが、参加が厳しくないものは会社関係者が入っていると思いますので、危ない発言は控えたほうがよいと思います。逆にその中でリーダシップのある人財がいたりすると、入社後に代表で挨拶させられたりします。

2-2 オンライン対応が必要

 今の学生は、PCなどでオンライン説明会や面談ができる体制にないといけないと思います。なので、万全を期すために、カメラ、ヘッドセット(スピーカーフォン)や大きめのモニタなどがあった方が良いと思います。カメラがないので音声だけでお願いしたいという方やインターネット環境がないのでという方もたまにいます。

2-3  個人のSNS

 人事でチェックする方は少ないかもしれませんが、採用部署では個人的にチェックしている方もいます。まあ、変なことになっていなければ問題ないと思われます。それより、最近多くなっているのは密告です。アカウントを限られた方に指定しても、その限られた方からこういう発言していると連絡がやってくることもあります。内容は言えませんが、注意したりお断りすることも出て来ています。これには他のことにも流れがでています。最近は在宅勤務が一般的になりつつありますが、自宅で会議の音がうるさいとか、ゴルフ練習している人がいるとか、近所の方から会社には色々な密告も来ます。

画像2

3 面接について

3-1 オンライン面接対応

 オンライン面接になったことで一番良かったのは、交通費や拘束時間が少なくなることです。このことにより、セミナー開催などにおいて地方との格差が少なくなったことも良いことだと思います。逆に、オンライン面談が流行るようになったことで、プレゼンや質疑でのカンペ疑惑が増えています。多少はしょうがないと思いますが、そこそこばれないようにはやって頂きたいです。あと、カンペに頼りすぎに安心してしまい練習不足が多くなっていると思います。カンペの用に何を話すか書いておくのは良いことだと思いますが、一字一句暗記する必要なないので、何を話すか考えて練習しておくことは忘れないようにしましょう。

3-2  質問は1つくらいしてみたほうが良い

 例えば、こちらから少人数に対して研究などについてご説明などしたときに、「質問はありませんか?」とお伺いするときがあります。何もなければそれで良いのですが、余裕があるのでしたら1つくらい聞いてみても良いです。「興味ないのかな?」と思ってしまいます。あとは、上記とは関係なく質問される方も歓迎ですが、つまらない質問は逆効果となる場合もあります。今までも「あなたの給料は、大学は?、強みと弱みは?」にはじまり、「違う会社に入れるならどこの会社に入りたいですか?・・・」と、そういうことを聞いてくる方でまともな方を今まで見たことがありません。1対1で聞くならまだしも、ある程度の人数で聞くのでしたら注意した方が良いと思います。逆の気持ちも分かる学生さんになりましょう。

 ここまでお読みいただいてありがとうございました。(その2)で終わりとして、次回は別のテーマでお話しできればと考えています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?