花王の“スモールマス”への挑戦
※スモールマス・・(花王による概念定義)「マス市場が縮小し、スモールマスと呼ぶ一定の規模を持つ市場が数多く生まれている」現代の状況そのものを示す。
特に女性向け商材の場合、
もはやインスタ中心のSNSマーケティングは必須ですね。
2015年にインスタ利用が一気に進んでから、
“良い商品”の評判は口コミで一挙に拡散しやすい時代となってますし、“スモールマス領域”専門のメーカー(ほぼ中小企業:例、ボタニストほか)にとってチャンスの時代が到来している。
そういった中小専門企業は、
“日々のライフスタイルにいかに貢献できるか?”というコンセプトにこだわり、TVに拘らず、よりシンプルなアプローチを志向しているようです。
(もちろん、インサイトに沿う形で提供を続けている)
一方で、花王のような企業は
“過去の慣習や成功事例と比較されたり”
“「スモールマス」の社内浸透も時間かかりそうだし”
“「棚が取れない」と営業の方々に散々言われそうだし”
“経営の方々からは「疑いの目」を多く浴びただろうし”
ただ、方向性は間違っていないと思いますので、
花王のような伝統日本企業がスモールマス特有のプロモーション(TV等のマスコミュニケーションを活用しない)に
どんどん“チャレンジ”していただき、
どんどん“成功/失敗”していただき、
どんどんそれらの経験を“社外発信”していただき、
デジタルマーケ業界だけでなく、
小売業界や、
メーカーの製造ラインの方々や、
それこそ経営者にも
デジタルマーケティングの情報が伝わっていくと、
業界は拡大していくし、健全性により厳しくなるだろうし、良い事だらけな気がします。