モンゴル🇲🇳 ゴビ砂漠へ! バス乗車編🚌
朝6:00。
遂にこの日がやってきた。
日本で「旅に出よう!」と決めたその日から、
「モンゴルに行ってみたいなあ」
という思いがあった。
大自然が広がっていて、動物と一緒に暮らす遊牧民がいて、調べれば調べるほど魅力的なモンゴル。
ただ、この先の将来を考えたときに、旅行先では選ぶことはないだろうなぁ。だったら今回この旅で行くしかない!
そう決めていた。
そして、今日から1日190ドルという決して安くはないツアー料金を支払い計5日間の旅に出る。
行き先はモンゴル南部ダランザドガド。
そこには広大な自然とゴビ砂漠が広がっている。
距離は首都ウランバートルから約600km。
5日間の行程は
1日目:バスで自力ダルンザドガドまで移動(ツアー料金には含まれない)
2日目:ヨリーンアムで乗馬&ゲルに宿泊
3日目:ゴビ砂漠&ラクダに乗る&ゲルでホームステイ
4日目:バヤンザグ&ゲルに泊まる
5日目:バスで自力でウランバートルまで移動(ツアー料金には含まれない)
こんな感じ。
自力で移動するため、ツアー料金は最小限に抑えられた。こういうオプションを提案してくれたゲストハウスのママにも感謝したい。
そして迎えた初日。
まずは市内からバスで1時間ほどの長距離バスターミナルまで自力で行く。
渋滞の激しいウランバートル。
さらにこの日は子どもの日で街のあらゆるところでお祭りを行うため、始発に乗らないと出発の9時には間に合わないということで、朝6時に宿を出発。
2時間の猶予があるためかなり気持ちはラクだった。
しかし、始発のバスが1時間近く遅れて来た。
バス乗り場でソワソワしている私を横目に、何度も声をかけてくれた(モンゴル語なので何一つ意味はわからなかったが)おばちゃんが、私のバス料金を支払ってくれた。
そして、バスターミナルまで到着。
予定より到着は遅れたが、それでも乗車まで30分くらいはあった。
バスターミナルは最近新しくなったNEW Dragon BUS Terminalと OLD Dragon BUS Terminalの2つがある。
ゲストハウスのママから OLDじゃなくて、NEWに行くんだよと念を押されていたため、NEWに着いた時は何度もNEWかどうか確認をした。
乗車まで時間はあったので、ゆっくり座って待ってよう。そう思っていたが、一応念のため中にいるスタッフにここで合っているか聞いてみることに。
ママにもらった資料を見せると浮かない顔のスタッフ。
すると「ここじゃないよ。 OLDだよ」
と一言。
???
OLD?
NEWじゃなくて?
OLD?
頭が混乱する。
あれだけNEWと言われたのに?
もう一度スタッフに確認しても、もちろん意見は変わらない。
そこでママに電話で聞くことに。
事前に教えてもらっていたWhatsAppで電話をかける。
8:30だったが出てくれた。
「ちょっと待ってね。私もバス会社に確認する」
と言って電話を切った。
すぐにチャットが飛んできた。
「ごめん。 OLDだった。間に合わなそうならタクシー乗って行って」
とのこと。
まじかよ。
NEWとOLDは2km近く離れている。
残り時間はあと25分。
私の高校時代の1500m走の最高タイムは4分40秒。
単純計算本気で走れば6分くらいで着く。
衰えていることと、荷物と、暑さを考えても25分あればいける、そう思った。
ママに感謝を告げて、着ていた長袖を脱ぎ、靴紐を結ぶ。意外と冷静だった。
幸い道は1回も曲がらない。
2km走、よーいスタート!
時計を何度も確認しながら、着いたのは8:50。
タイムは15分。
ずっと全力ではなかったが、現役の3倍もかかってしまった。悔。
安堵の気持ちもほどほどに、事前に聞いていたナンバープレートのバスを探す。
1番手前に発見した。近くにいた運転手に聞いたら合っているとのこと。
心の底からの安堵。
息を整えながら何事もなかったかのようにバスに乗り込む。
席に座りママに間に合ったことを伝える。
すぐに運転手からの点呼が始まり、バスは定刻で出発した。
時刻はまだ朝9時。
モンゴル大自然ツアーの幕開け。
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