
長年の謎が明らかに?!自閉症・アスペルガー症候群と併発するAPD(聴覚情報処理障害)とは?
こんにちは。
ASDグレーゾーンのNAOKIです。
今回は、APD(聴覚情報処理障害)について紹介します!
それでASDの方々の中で、人の会話が中々理解できなくて何回も相手に
聞き返してしまったり、仕事で電話対応をしているときに、声は聞こえるけど相手が何をしゃべっているのかが分からなくなる経験はありませんか?
実はそれ、APD(聴覚情報処理障害)かもしれません。
そこで今回は、APDについて説明していこうと思います。
このnoteを見ることで、APDの事やAPDになると日常生活に起こる事を知ることができます。
また、APD対策を2つ紹介しますので、よろしければ最後まで見て頂くと嬉しいです。
それでは早速紹介していこうと思います!
言葉が聞き取れなくなるAPDとは?
まずAPDについて説明していこうと思います。
APDとは何かというと、口頭の理解が難しくなる障がいの事を表します。
言い換えると、伝言とか会話などで、話の内容を理解するのが難しくなる障がいの事です。
例えば友達が自分に対して、
「〇〇(自分)って休みの日に何してんの?」
と言う風に聞いてくるとします。
すると普通の人だと、
「休日は普通にゲームとかしてるで!」
みたいにスッと答える事ができると思います。
しかしAPDになると、相手の会話がうまく理解する事ができないので、
「え、なんて?もう一回言ってくれへん?」
みたいな感じになってしまうんですよね。
しかしこれを聞くと、
「それって誰でもある事じゃない?」
ていうふうに思う方もおそらくいらっしゃると思います。
しかし、APDになると相手の言葉がうまく理解できない事が、日常生活で何回も起きてしまうんですね。
APDになるとどうなるのか?
ではこのAPDになると、日常生活でどういうことが起こるのでしょうか?
そこで今回は、APDの方が体験することを3つ紹介します!
APDになるとこれが難しくなる?!
まず一つ目が、会話が難しくなるという事です。
APDになると口頭で説明されたことに対して、理解するのがとても難しくなるんですよね。
言い換えると、図形や文章だったら理解することができるんですけど、耳で言葉を理解する事がとても難しくなります。
ASDグレーゾーンの僕の体験ですが、自分、4月からお金を稼ぐために働いているんですけど、電話対応がめっちゃ苦手なんですね。
例えば、自分が電話にでたときに相手が、
「あ、もしもし。」
「〇〇会社の〇〇と申します」
みたいな自己紹介文を絶対に言ってくれるんですよね。
それで、普通の人だと、
「あ、〇〇さんですね。お世話になります。」
みたいな感じで会話ができると思います。
しかし、僕の場合、
「ん?すみません。もう一度名前をお伺いしてもよろしいですか?」
みたいな感じで、相手の会社名と名前をもう一回聞き返してしまう事が起きるんですね。
これが1回ならないんですけど、僕の場合2回以上やってしまう事が結構ありました。
しかも、メモをとろうとしても言葉が理解できないので、メモすら書くことができません。
その結果、電話対応がものすごく苦手になりました。
もしかしたら僕もAPDかもと考えているんですけど、色々調べていくとAPDの方はやはり電話対応がとても苦手らしいです。
こんな感じでAPDの方は、電話対応とかにも物凄く苦手意識があるらしいです。
この場所で会話ができない
二つ目は、賑やかな場所で会話ができないという事です。
APDになると、賑やかな場所に置かれたら、さらに会話を理解するのが難しくなります。
簡単な話、雑音が多くなって、ただでさえ人の言葉を理解するのが難しいのに、余計に会話が難しくなるんですね。
例えば、友人と居酒屋に入ったとします。
しかも、結構うるさい居酒屋です。
それで飲みに付き合ってくれた友達から
「今日さ、こんな事あってんけどさ、お前やったらどうする?」
みたいな感じで聞いてくるとします。
すると普通の人の場合、周りの雑音と自分が聞いたい会話を区別することが
できるので、相手の話もスッと聞く事ができます。
なので、
「あー、それはだるいなぁ」
みたいな感じで相手の質問を答える事ができます。
一方、APDになると、周りの雑音と友達との会話を、うまく区別することが
できないんです。
そのため、相手の会話にノイズが入って聞こえるので、
「ん?ごめん何て?」
「ごめんもう一回言ってくれへん?」
みたいな感じで、何回も聞き返してしまう事が起こります。
まぁ人の会話の中にノイズが入ってる感覚なので、聞き取れないのも無理はないと思います。
大人数の会話がしんどい
三つ目は、大人数の会話がしんどくなる事です。
APDになると、4・5人の会話が難しくなります。
言い換えると、1対1の会話ならAPDの方はなんとか聞き取れるのですが、1対多数になると、全く会話についていけないことが起こります。
例えば、ママ友付き合いで5人ぐらいで会話をする機会があったとしますね。
「ねぇ最近〇〇さん浮気したらしいで」
「え、そうなん?それは最低やな」
「あーそれ聞いたわ。なんで浮気すんねん。」
みたいな感じで、結構大人数の雑談があったとします。
もうわかる人もいると思いますが、APDになると、この大人数の会話がメチャメチャ難しくなってしまうんですね。
なので、
「〇〇さん(自分)は浮気に対してどう思う?」
みたいな質問をされても、会話の理解がうまくできないせいで、
「あ、はぁ。。。」
みたいな感じで固まってしまう事があります。
こんな感じでAPDになると、口頭での説明に対する理解が難しくなってしまう事が起こります。
APDの対策2選!
次はAPDの対策についてです!
結論、APDの原因がよく分かっていないのでこれをやったら絶対改善するみたいな、確実な対策方法はまだ見つかっていないんですね。
けど有効かもしれないという対策方法は何個か見つかっています。
そこで今回はその中の2つを紹介します!
これで理解する
まず一つ目は、視覚で理解するという事です。
APDになると聴覚の理解は難しいんですけど、視覚に対する理解は
何の問題もないです。
なので、視覚で理解する事が対策になります。
またAPDの方々は、職業選択の時に営業のような会話が全ての職業を選ぶより、デザイナーやライター視覚を使う仕事を選んだほうが、良い対策になると思います。
逆復唱を使う
二つ目の対策は、逆復唱です。
逆復唱とは何かというと、口頭で聞いた言葉を反対にして自分の言葉で言い直す方法です。
例えば、「こんばんは」という言葉を聞いたとします。
これを逆にすると「わんばんこ」って言う風になりますよね。
なので「わんばんこ」と自分の言葉で言い直すという方法です。
何でこの方法が有効なのかというと、聴覚のワーキングメモリーを
鍛える事ができるんですね。
ワーキングメモリとは何かというと、入ってきた情報を一時的に記憶する
脳の機能のことです。
それで、ワーキングメモリーが弱ってしまうと、記憶ができなくなってしまって、すぐ聞かれた言葉に対しても、すぐにパッて忘れてしまう事が起こるんですね。
なので、そのワーキングメモリーを鍛えるために効果的な方法の一つとして逆復唱が挙げられているんですね。
なのでもし口頭に対する理解がちょっと難しいなと思っている方は、この逆復唱を行うことである程度改善する可能性がありますので、もしよろしければ試してみてください。
終わりに
はいこのnoteはこれで終わります。
ありがとうございました!
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