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もしかしたら誤解があるかも?MSLに必要な資質・スキルとは

こんにちは、リクルーターのナオです。
東京は葉桜に変わりつつありますね~
 
CRAさん含め、多くお問い合わせを頂いておりますMSL(メディカルサイエンスリエゾン)職。今回は「MSLに挑戦してみたいけど自信が無い…」というアナタに向けて、現役MSLからお伺いした内容を元にまとめてみました。ぜひご一読ください!
 
では、恒例の自己紹介から。
 
職業:リクルーター(製薬業界が専門)
担当:CRA、MSLなど
前職:MR
GW:月末からゴールデンウィークが始まりますね! 早い~!予定は立て始めていますか?私は実家の新潟に帰省します。「とんかつ政ちゃん」でタレカツ丼を食べるぞ~(GWもLet’sデブ活)
 
それでは、本題へ。
 
MR、CRA、アカデミア、研究職の方など、弊社内で最も多くご相談を頂いておりますMSLポジション。しかし一方で、
「ハードルが高そう…」
「自分に務まるのだろうか…」
と不安のお声も頂きます。未経験=やったことがないわけですから、そう思うのも当然ですよね。
 
そこで今回は、みなさんから頂くご相談について、現役MSLからお伺いした内容を元に考えてみたいと思います。
 
MSLの役割や仕事内容については下記もご参照ください。
MSLとはどのような仕事?未経験からMSLとしてのキャリアを築くには | Real Staffing
 
まず、MSLに必要な資質・スキル・経験とは何でしょうか。
学歴などの要件以外で、求人票に明記されていないが求められるスキルや経験は主に下記です。
 
■MSLに必要な資質・スキル
・特定の疾患領域における知識(例:Oncology, Neurology, など)
・ソフトスキル(例:コミュニケーション能力、ロジカルシンキング、など)
・英語力(文献読解可能な英語力)
 
■MSLに求められる経験
・KOLマネジメント(選定、評価・検証、管理・育成)
 
上記を踏まえた上で、よく頂くご相談内容を見ていきたいと思います。
 
■ご相談①「ロジカルに話すのが苦手です。こんな自分にMSLは難しいでしょうか。」
→質問力や 傾聴力はもっと大事かもしれません。
MSLのメインの仕事はKOLとの面談です。サイエンティフィックなディスカッションを通じて、インサイトを収集したり、情報提供をしたりします。KOLを前にして「話さなきゃ!」という気持ちが先行してしまうかもしれませんが、効果的な質問を投げることや傾聴スキルが備わっていないと、インサイトを収集出来ません。収集したインサイトは、社内に持ち帰り、メディカルプラン策定の参考にしたりするため、MSLに求められる重要な仕事です。
 
■ご相談②「英語に自信が無く、特にスピーキングが苦手です。」
→もちろん英語力については、高いに越したことはありません。しかし実際の業務では、話す機会よりも英語文献を読む機会の方が断然多いでしょう。アブストラクトを見た時に概要を把握出来るくらいの英語力が無いと業務遂行は苦労するかもしれませんが、最近はDeepLなど高精度の翻訳ツールも登場しています。スピーキングに自信がないからといって応募時点で諦めてしまうのはもったいないです。
 
■その他
また、昨年開催した弊社セミナーでは、MRの方からこのようなご質問も頂きました。
「普段MRとして業務をする中で、Dr.に文献をご紹介する際、その結果が自社に対して有利か不利かという観点で文献を紹介するか/しないかを決めます。MSLは公平な立場で情報提供することが求められると思いますが、自社に不利なデータが掲載されている文献についてはどのようにお伝えされるのでしょうか?」
 
現役MSLからの回答
『そのデータが良いか/悪いか、自社に有利か不利か、を判断するのはあくまでDr.であり、こちらではありません。「この文献ではこのようなデータが出ました」と事実としてお伝えし、それについてどのようにお考えになるかを伺います。』
 
な、なるほど~…!
元MRである私も、この回答には少し驚きました。現在MRとしてご活躍されている方は、これまでの経験を活かしつつ、視点を変えてMSL業務を遂行する必要がありますね。
 

いかがでしたか。
現役MSLからは「心配しなくても大丈夫なので、ぜひ飛び込んできてください!」と熱いエールを頂いていますよ☆
 
MSLに興味のある方は、お気軽にご相談ください (^^) 
LINE : https://lin.ee/ptkqlhr
Twitter :
ナオ / 製薬専門のリクルーター(@NaoKamiya2)さん / Twitter
 
→次回も「CRA関連の内容」についてお送りする予定です。
(毎週木曜日に配信予定)
それでは、今日も良い一日を!

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