本好きに贈るなら
私は読書が好きです。
読むのは目が覚めている通勤電車の中(片道計70分くらい)なので、1ヶ月に2〜4冊程度の読書ペース。
読書家とは言い難いかもしれませんが。
まあ、好きで読んでいるので。
本好きな人と話すのも楽しいことが多いです。
お互いの好きな作家や作品を語り合ったりしてね。
ただ、相手の好きな本や作家を強く推されるのは苦手です。
なので、自分が好きな本や作家を押し付けるのもしたくないです。
中には、相手が本好きと知った本好きが、おすすめの本をプレゼントするようなケースもあるようですが、本好きに本を贈るのは慎重であるべきだと思います。
絶対ダメ、とは言いません。
本当に深く相手を想って考え尽くして贈るならそれは素敵なプレゼントになり得ます。
ただ、「私の好きなこの本(作家)読んで!感想聞かせて!」なのはいただけません。
本好きな人には、読書は孤独の中で楽しみたい人も多いのではないかと思うのです。
一人で本の中に潜り、世界に入り込み、そこから出てもその余韻に静かに浸るのを至上の楽しみとしたい。
誰かに手を引かれたり、誰かと手を取り合ったりして本の世界に入っていくのも、たまにはよくてもたまにでいい。
同じ本、同じ作家に触れても、その感じ方や捉え方は読み手の数だけあるのです。
それを尊重してくれるならいいのですが。
そもそも、本好きに本をプレゼントしたら、被ることだってあるじゃないですか。
それも切ないですよね。
なので、本好きの人に何かプレゼントするなら、読書のお供がおすすめです。
ブックカバー
しおり
本向けのポーチやエコバッグ
あるいは、金額がハッキリしていい贈り物なら、図書カードにした方がよっぽど喜ばれるかもしれません。
以前、学生時代からの盟友♂から、染め抜きの帆布でできた文庫本カバーを誕生日プレゼントにいただいて、あれはいたく感動したし、気に入りました。
それなのに僕はいいかげんで
どうしてこうもなくしてしまう
(「世界にひとつだけの花」にのせて)
どこ行っちゃったんだろうなぁ、あのブックカバー…
すごく気に入っていたのに…
というわけで、本好きの人には本のお供を選びましょう。
そしていただいたものは大切にしましょう…
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