ドンキー日記 2018年3月

3月31日
 夕方に東京発。
 八日市のホテルの部屋が故障との連絡あり、急遽、東近江市のホテルに移動させられた。夜中に着いたんでどんな所かよくわからない。ホテルのパンフを見るとのどかなところみたいだ。とりあえずコンビニでビールとカールをゲット。風呂に入って早めに寝るとする。7時間は眠れるだろう。
BGM : Jack White『Boarding House Reach』

3月30日
 ちょっと気晴らしをしたくて布施弁天へ。そのとなりの庭園の桜も綺麗だった。

 田中雄二氏の本『エレベーター・ミュージック・イン・ジャパン 日本のBGMの歴史』(DU BOOKS)のゲラを全部読んで帯コメントを書く。首がぱつんぱつんだ。ダグ・サーム聴いてから品川へ。
BGM : Doug Sahm『Texas Road Runner-1961-64』

3月29日
 昨日リハやってからもずっと原稿を書いてて、結局、今日の昼まで起きてた。寝てからまた書いて次の原稿も見えてきた。息抜きにスコット・ウォーカーを聴く。さらに書き直して送信。
BGM : Scott Walker 『Scott 4』

3月28日
 実家にて原稿に向かうもWi-Fiの不具合、それ直すのに2時間近く無駄にした。ノルマがまだまだある。今日の締切に間に合うのかわからないけど、リハだし寝る。

3月27日
 矢部浩志、鳥羽修、棚谷祐一をサポートに迎えてのカーネーションのレコーディング。夕方には終了。なんという早さだ。スタジオの近所でみんなと食事。

3月26日
 ずっと原稿。
 昼起きて雑務。歌詞を保管しているDropboxの動作がおかしい。15時にクルマに乗って下北沢へ。Googleマップは四ツ木から向島線を行けというが、どうみても混んでるから湾岸へ出て辰巳から箱崎へ。これで正解。そこから代々木で出て、下を。これで木村豊さんの事務所の近くに10分前に着いた。なので古書ビビビを覗いて『エノケンのどんぐり頓兵衛』VHSを購入。今どきVHSテープを買うなんてどうかとも思うが、もうそれでしか観られないものがある。『箱根山』は見つけたらそれがいくらでも買うつもりだ。
 実家で開き直って寝転がりながらiPhoneで原稿をすすめる。新鮮でいい。書いても書いても終わらず。明後日のリハの予習。そして譜面も書く。

3月25日
 結局、原稿は終わらず。新橋。駅前の古本市で光文社版『鉄腕アトム』"火星探検の巻"を購入。ここに入ってる「海蛇島」はあの「赤いネコ」と共に泣ける名作。普通の居酒屋で学生時代の仲間と呑む。

3月24日
 10時半起き。牛肉を食べる。
 Gジャン着てターミナル集会へ。ギターかついで電車。山手線から見えた五反田の目黒川の桜はまだまだの様子。資料も必要だしディスクユニオンに行きたいが、どうしても前もって時間に余裕を持って出かけられないのだが、リハ後、少しだけお店に行けた。ザ・バンドの7インチを購入。

 ライヴはやりたい放題。藤井くんが入るとぼくのロックの記憶が全開になって弾ける。何でも歌えちゃうというか。打ち上げの後、中森さんと高野勲くんと「王将」。最終で。
BGM : The Band「Don't Do It」(7inch)

3月23日
 起きて納豆ごはん。
 原稿書いてからマッサージへ。たまには力抜いておかないとダメだ。
 夕食はにんにくのパスタ半分とカキフライと野菜。豆乳、ヨーグルト。背中がふにゃふにゃになったような気がしたらとたんに眠くなって1時間寝て、起きて明治のストロベリーチョコを食べてまた原稿。夜中に品川へ。夜食も納豆ごはんが食べたくなって半分だけ。
BGM : The Mothers of Invention 『We're Only in It for the Money』

3月21日
 オリQイヴェントのリハ。冷たい雨の初台。阿部耕作くん、小里誠くん、中森泰弘さん、松江潤くん、高野勲くん、西岡ヒデローくんたちと。

3月20日
 思いきってレイトで映画「ちはやふる -結び-」。ぼくは松岡茉優の怪優っぷりが楽しみだった。とてもいい息抜きになった。

3月19日
 安齋肇さんのいとこの方のレコードを某所へ運ぶために朝10時に練馬。湯浅学さんと井手健介くんと横尾でうちの機材車にとにかく詰めこみ、あとはぼくの小さな車にも積んでまぁまぁの距離を2往復。安斎さんも東北へ行く前に現地にいらした。お会いしたのは2度目。春めいた埼玉県の地で湯浅さんにおいしいお蕎麦をごちそうになった。帰りは三芳PAで軽食。湯浅さんを乗せて護国寺。
BGM : ボブ・ディラン『グレーテスト・ヒット第二集』

3月18日
 原稿仕事が増え、締切がとんでもないことになってしまった。どうしよう。

3月15日
 通販で注文した激辛の鮭が美味い。これは父親も大好きだった。
 恵比寿のディスクガレージで打ち合わせ。暖かいようなのでジャケット。
BGM : David Byrne『American Utopia』

3月14日
 西荻に早く着いたので、荻窪八幡さまにお参り。いい天気。鳥たちが思いっきりさえずっていた。事務所で野音の流れを考える。領収書貼りもすべて終えた。夕食は鯖の塩焼き定食と納豆と卵と蒸した野菜。うまい。
 深夜2時近くに倉庫。サニーデイの新作をストリーミングで聴きながらノリノリで走ってたらROSE RECORDSの前を通り過ぎた。
BGM : サニーデイ・サービス『the CITY』

3月12日
 今月のShibuya Cosmic Baskingは吉田ヨウヘイgroupと。彼らの音楽にはどこか東京近郊を感じる詩情を感じる。建築のように考え抜かれた緻密なアンサンブルが見事。下地には様々なロックの体験があるだろうが、現代的なジャズをしっかりと見据えてもいる。この距離感の取り方がいい。このプログレッシヴな感覚は世界的規模で通用するセンスだと思う。両ギタリストのアクロバティックな指さばきも楽しい。女性陣のさわやかさがなんといってもうらやましいが、カーネーションにないのはそういった可憐さとか華やかさ。だからこそ吉田くんの男の子っぽさが面白く浮き立つ。このバンドで天下をとってほしいし、そうであるべき。
 打ち上げも始発まで。DJをやってくれた柳樂さんとはライアン・アダムスの時にお会いしていたけど、今回は音楽のこと話せたし、楽しかったなぁ。

3月9日
 たっぷり寝て、近所の医者でニンニク注射、そして原稿直し。もしかすると、ニンニク注射を打つと鼻水が止まるかも?斎場に着くと大分落ち着いた。
 博文さんのお母さんのお通夜。精進流しの後、お顔を見たら寂しくてたまらなくなった。博文さんから、青野ウン坊さんとおれに「明日、収骨までいて」と言ってくれたので、もちろんです、とこたえた。
 平和島で一色さん、後藤さん、大田くん、ポータブル・ロックの中原さん、さえ子さん、みかよさんたちと飲む。
 雨が降ってきたからタクシーで戻った。

3月8日
 『HOPKINS CREEK』のカッティングで東洋化成へ。鶴見小野駅前の蕎麦屋がうまい。普通を極めたいい味。

 中村宗一郎さんのマスタリングのままの音が刻まれたはず。その足で銀座8丁目でやってる本秀康くんの展覧会。そして新橋で呑んだ。体力の限界値を超えたので今夜は休む。

3月7日
 リハのあと、くら寿司。で、事務所で大量の領収書貼り。ベスト盤の選曲やタイトル決め。終わったのが2時台。

3月5日
 喫茶店でカレーのランチ。そこで台風クラブの石塚くんとの対談を。聞き手は岡村詩野さん。めちゃくちゃ楽しく。
 100000tアローントコで中古レコードを。月の家円鏡『愛蔵盤 爆笑!! 円鏡メモリアル 月の家円鏡』と三亀松「都々逸」のSPなど。
BGM : キイチビール&ザ・ホーリーティッツ『トランシーバ・デート』

3月4日
 京都。イノダコーヒで異様にぬるいハヤシライスのランチを食してから磔磔でキイチビールくんたちと会う。Sole Cafeで弾き語り。終わっていつもの最高のパスタをいただいてから、磔磔へ。岡村詩野さんやバレーボウイズたちの打ち上げに合流。

3月2日
 カーネーション新曲「サンセット・モンスターズ」のレコーディング。岡本啓佑くん、佐藤優介くん、松江潤くん参加。面白かったし、いいもの出来そう。ゆえにコンビニの駐車場、クルマの中でエンジニアのハラくんとずっと話す。

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