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COOLCLECOOKIES!ができるまで

普段、商品を考えるプロセスとか、開発の部分を人に話すことが無いのですが、(聞かれないのでw)
せっかくnoteというツールを手にしているので、今回は新作「coolclecookies」の「クランブルバー」の突っ込んだお話をしようと思います。


ネットショップの運営に関わっている人にも参考になればと思い、そんな視点で書きますね!

まず、今、クッキー売れない季節です。
ソッコーネガティブ。

わかります、ほんとクッキー食べたくない。口の水分奪わないでほしいわ。
だから、ほんとは今年クルパフェを頑張る予定だったのです。。クルパフェでクッキー屋だという事をウヤムヤにするつもりだったのです。

だけど、そうもいかなくてなってしまいました。色々考えてたのに〜っ!

なので、今年はいつもより一層「テイクアウトで、この時期食べたいおやつ」を作る必要があります。

そして今年はコロナの影響もありますが、「ネットショップでお届けする」というのがどうしても外せない条件でした。

ただ、クール便は配送料が高い…
なので、その金額を出しても買いたくなるような、今までのクルのクッキーではなかなか見られないような食材を使うこと、そして満足感のあるおやつを作ろう。

*ネットショップ、テイクアウト どちらでもこの時期に美味しいおやつ
*今の時期を楽しめるフルーツなどを使ったおやつ
*普段のクッキーでは使えない、生、半生の素材を使って、でもクッキーのいとこくらいの、「まあ、見方によってはクッキーですね」と言えるおやつ
*湿度の高い季節なので、生の素材をそのまま使うのではなく、一度必ず加工を加えた素材を使う

という条件を自らに課して、考えたのが今の「クランブルバー」です。


もともとクランブルバーという商品はありましたが、それはクランブル生地+クリーム、といった内容。
それだとやっぱりクール便の送料が気にかかる。

クール便の送料分、安くできるものを出すのもひとつですが、わたしは「高い送料出しても買ってみたい、と思うものにしたい」と考えました。
ということで今までより豪華な内容にしよう、ときめました。

クランブルバーは、ポロポロのクッキー生地を固めて焼いています。
底の生地を焼いて、その上にフィリングとさらにクランブル生地を乗せて焼きます。

クランブルの適度なクッキー感を感じでもらうには、「水分」をできだけ減らす必要があります。

ケーキみたいにフワフワなボリュームを出すことも出来ないので、その分少量でも食べ応えがあるように、ミッチミチにフィリング入れてやろ。

クリーム部分も、フルーツも、できるだけ固い状態にするため、ブラッドオレンジのチーズケーキ部分も、固い状態の生地になるよう調整しています。そのままホールのチーズケーキ作ったら、相当チーズ使います。作ってるスタッフ大変です。笑

最初は、ほかのおやつとの兼ね合いで冷蔵便で送るつもりでしたが、お届けのタイミングによっては期限が短くなってしまうかも…という問題点が。

佐川急便さんに、冷凍便も同じように対応できますよ、と教えていただいたので、試しに冷凍して食べてみたら…

「お、、美味しい…!!!」

全体はしっかりして、シャリっと冷たいところもありながら、フィリングの場所によっては生感もしっかり感じる。
食べるタイミングによって味わいが変化していく。

他のクッキーやスコーンなども冷凍にして問題ないことを確認して(むしろパリッとして美味しい)冷凍便で届けさせていただくことに。

季節だから仕方なく冷凍便、ではなく、冷凍で送るのがベストで美味しい!のおやつが出来ました!
そして、冷凍することで、フィリングの状態にも許容範囲が広がって使える素材も増えました。

ある意味、「ネットショップありき」だからこそ産まれたおやつだと思います。

クランブルバーは一見小さいし、パッと見が地味ですが、ひとつですごく満足感のあるおやつです。

いつも来てくださるお客様に、「ヘタにケーキ買うよりこれひとつで充分!」と言っていただけて、
あー、伝わってる!とすごく嬉しかったです。

ある意味制限のなかでできたおやつ。
ぜひお試しくださいー!

coolclecookies!

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