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人生で一番大事な二つの日

一つはあなたが奇跡的にこの世の中に生まれたその日。

様々な偶然やタイミングがパーフェクトに重なり合わない限りあなたの魂が人間の経験をする事はなかったでしょう。

人間の中に魂があるのか、もしくはあなたの魂が人間の経験を楽しんでいるのか??

最近どっちなのかなと思う時があります。笑

いずれにせよこの素晴らしく美しい世の中に生まれて、様々な人々と文化と触れ合える機会を与えてくれた事に本当に感謝です。

出会う中には少し苦手な人や気が合う人が出てくると思いますが、全てに意味があると思います。

苦手な人に対してもしも変わって欲しいという「期待」があるならその気持ちを「感謝」に変えるとその人に出会えた意味が浮かんでくるかもしれません。

私は幸運にも両親の思い切ったオーストラリアへの移住とサッカーのおかげで様々な国や文化と人々の価値観に触れ合う事が出来ました。

ですが、2008年に18年ぶりに帰国した際は東京に住む兄以外は知り合いが居なく、それまでサッカーで生計を立てていた自分には社会経験が一切ありませんでした。

でも生きていくには家賃も生活費も必要です。

そこで私は人生初のサッカー以外の仕事を始めてみました。

ネットで見つけた西麻布のダイニングバーでのウェイター業務です。

帰国当時は私の日本語力は今よりだいぶ怪しかったため、人生初の面接は相当緊張しました。笑

ただし面接当日に明日から入ってくれと言われたので喜んで入らせてもらいました❗️

時給1000円、夕方16時〜23時。金曜と土曜は朝5時までの日が週6日。

一番最初にサービスしたお客さんに今にも落ちそうなシャンパングラス(持ち手が物凄く細いため)とシャンパンボトルを手がフルフル震えながら持って行ったのを鮮明に覚えています。

今振り返ると最高に楽しい経験でした❗️

1時間で1000円をもらっているのではなく、私が人々にサービスするその1時間に1000円の価値があるんだなと思いました。

これを今読んでいる皆さんが今いくら貰っているかはわかりません。

ただし今貰っている以上の価値は必ず秘めていると思います。

単純に給与だけを上げたいのであれば自分の価値を上げるしかないのかなと思いました。

お店にはGACKTさんや当時ローソンCEOの新浪さんなどが訪れたりと様々な方の「顔」を見る事が出来ました。

午前中は兄が日本で培った人脈を使わせてもらい人から人を紹介して貰いひたすら人に会う日々。

いつかサッカーの世界に指導者として帰れるように。

2009年には将来海外でプロを目指す選手たち向けに始めたTOCサッカースクールを開校して、2010年、29歳の時にご縁があり早稲田ユナイテッドの監督を任されました。

私はオーストラリアで大学を半年で中退してプロになっているので、大学には無縁ですしましてやエリートな早稲田大学とはほぼ無関係でしたが8年間も監督をやらせて頂いた事に感謝しています。

今の知識があれば帰国当時の自分に言いたい事はたくさんありますし、恥をかいたシーンも何度もあります。おそらく対応を変えている事も多々あるでしょう。

ただし今の知識で12年前に戻りたいかと言われると答えは「ノー」です。

色んな失敗があったからこそ、今ここにいるのだと思います。

そう、「人生のもう一つの大事な日」

それは

「あなたがこの世の中に生まれてきた理由を見つけた日」

です。

こういう言葉があります。

「自身を見つける時は、自分自身を見失うぐらい自分以外の何かのために奉仕している時である」

皆さんの1日が素敵な1日で痺れるような1日でありますように。


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