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帰り道に小石を投げられた話

何年生の頃かは忘れたけれど、小学生の頃の話。

ある日、学校から1人で帰っていると、背負っているランドセルに何かが当たる音がした。
振り返ると、クラスメイトのヤンチャな男の子・A君が、私のランドセルに向かって小石を投げていた。
最初は気のせいかな?と思ったものの、やはり小石を投げてくる。
(※イジメにまで発展はしないものの、子供の頃は男の子から太っていることをネタに揶揄われることが時々あった)

当たってもケガにならない程度の小石だが、当時は気が弱く「やめてよ!」などとその場で言えなかった私は、我慢しながら帰宅し、家に着くなりすぐに泣き出した。悔しくて悲しくて、嗚咽するほど泣いたことをよく覚えている。
母に泣いている事情を聞かれ話すと、母は学校に連絡し、その経緯を伝えた。

後日、A君とそのご両親が私の家に謝りにやって来た。
ご両親はピチっとしたスーツ姿で、菓子折りか何かを持ってきたのを覚えている。
私と母は、A君のご両親に何度も深々と謝られた。

おそらく、その時ご両親にこっぴどく叱られたのだと思う。
その一件があってから、ヤンチャだったA君は大人しくなり、それまでのように私や他人を無作為にからかって面白がるよりも、どちらかというと『勉強がよくできるタイプ』の男の子になっていった。

謝られた時に、私はA君を許していたし恨んでもいなかったが、その小石事件で傷ついたことは印象的だったので、私はずっと覚えていた。


それから25年以上経ったつい先日、意外な事実が発覚した。

A君は私の兄と同じ職場で同僚になり(偶然)、兄に会うなり
「妹さんの件、昔のことは、すみませんでした」
と謝ってきたそうだ。
よく知らない兄は「まぁ〜もう昔のことだし、大丈夫だよ」と返したらしいが、私にはわかった。

A君が言っている『昔のこと』というのは、『小石事件』のことだ。
私が覚えていたように、彼もずっと覚えていたのである。
しかも今になってもわざわざ謝ってくれたなんて、そんなことが起こるとは思いもしなかった。

人生って色々あるんだなぁ....



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吉野なお(Nao)

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ありがとうございました!宇宙です!
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2013年からプラスサイズモデル(大きいサイズのモデル)をやっています。それはそれとして、日々さまざまな事から得る『気づき』や『ひらめき』などについて綴っていこうと思います。 https://www.naoyoshino.com/