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いきなりエベレストに登ろうとする修行僧だった話

むかーし昔の話です。

本格的にダイエットを意識し始めた高校生の頃、
「ダイエットといえば食事制限!」
ということで、カロリー制限を行うべく炭水化物やお菓子類を徹底的に抜くことから始まり、私は食べ物に関するマイルールをどんどん作っていきました。
レコーディングダイエットが流行っていた時期だったので、いちいちカロリーを調べて記録したり、まあ色々やっていました。

そのうち摂取カロリーを徹底的に減らせばいいんだ!と勘違いし、気づいた時には、ところてん、野菜ジュース、カロリーゼロのゼリー、豆腐などというカロリーの低いものでやり過ごしたり、何なら何も食べない日もありました。よくいえば断食ですが、これがのちのち『ゼロか100か』という、食べ物に対して極端で歪んだ考えを生み出す一因になりました。後悔してますし、摂食障害に陥りがちなパターンだと思います。

そしてたとえば自分ルールの中の『禁止の食べ物』を口にしてしまった時は、もの凄い罪悪感。当時のモラハラ彼氏にも「ほんとお前は自分に甘いよね。いい加減にしろよ」と怒られ、自分でも「そうだよね、自分でもそう思うから変えたい」と思いながら自責する日々を送っていました(あ〜ほんとにクソ彼氏だったな)

もうね、毎日毎日体重計に乗って一喜一憂して「辛いけど、痩せるためにはこれを乗り越えなきゃ」って思う苦行生活。今思うと修行僧みたいな生活をしていました。
うん、あれはダイエットじゃなくて修行だった

無理な修行を経た私の体は痩せたけど、常に食べ物のことと、「痩せなきゃ」「また太ったらどうしよう」ということで頭がいっぱいでイライラ、心が常に不安。(生理が止まったり色々あった)
そのあとは過食症になり、尋常じゃないほどの量の食べ物(主に菓子パンやご飯やお菓子や炭水化物類)を自分に押し込んで、ダイエット以前よりも自分に対して自己嫌悪する日々を送るようになりました。

で、回復した今は食事面でいうと『普通の食事』ができています。
「お腹いっぱい」という感覚がわかるようになり、過食症時代の量の食べ物はもう食べることはできません。(当時どうせ過食するなら、ひたすら「詰め込むもの」ではなく「美味しいもの」をいっぱい食べるべきだった、と今は思うぐらい....)

過食症の頃は、言い表せぬイライラに襲われると→過食しなければ!という感じだったのですが、「食べる」「食べない」という過食行動自体から回復したあとは不思議と過食する気になれず、その代わりに強烈なストレスを感じた時にどうすればいいのかわからなくなりました。心がパンパンに膨れ上がった感じで、情緒不安定。自分が自分でないようで、かなり鬱っぽい症状が出始めました。

そこで私は19歳ぶり人生2度目のカウンセリングに行きました。その時出会ったカウンセラーさんが私に合う人だったのだと思います、何度か通ううちに、過食症になってしまった原因もストレス過多になってしまう原因も自分で段々と理解できるようになり、偏った思考から開放されていきました


今は体はぽっちゃりしていますが、体調や肌のことを考えて栄養バランスには一応気をつけて食べています。
例えば、昔は「カロリーが高いから食べちゃダメ!」と制限していたスナック菓子やジャンクフードについては、時々は食べるけど、必要以上に食べすぎないようにしています。
でもこれはカロリーよりも体調面を考えてのこと。食べすぎると胃の調子がおかしくなるな〜と気付いて、今は別の意味付けで気をつけるようになりました。

そして過食症の当時死ぬほど食べていた菓子パン類は、今あまり食べる気にはなりません。2ヶ月に1度食べるか食べないか、という感じかも。
昔は悲しくなるぐらいあんなに食べてたのに...不思議なものです。

ステップバイステップの話

かつては「〜せねばならない」「〜でなくてはいけない」という感じで、食べ物や自分の体について、たくさんルールを設けていた私。
でも、ルールが少しでも狂うと一気に崩壊してしまい自暴自棄モードになる、『ゼロか100か人間』でした。

思い返すと、ダイエットし始めの時に「それだけで足りるの!?大丈夫?ちゃんと食べなよ」とか「控えめに食べればいいんだよ、無理しないで」とか言ってくれた人もいたんだけど、100orゼロ価値観になると「ちょうど良い加減」のやり方が分からなくて。「いや、ちょっと食べたら止まらんから、食べない」っていう思考でした。

でもね、今思うとね、昔の私、めちゃくちゃ無理してた。
例えると、運動嫌いな登山経験もないただの女子高生が、いきなり丸腰でエベレストに挑んでた感じ。

エベレストって言ったらね、世界一高い山ですよ。モンブラン。うん。ケーキのモンブランは美味しいよね。
で、実はエベレストはね、登山家の人でも他の山で徐々に慣らしてから登らないといけないやつなんですよ。そりゃ大変だわ、何の装備もない丸腰の女子高生なにやってんだよって思うよね。うん。高山病とかあるからね、ほんとね危ない。

で、最近よく思うのが、ステップバイステップ(一歩ずつ)って大事だな〜っということ。

いつだったか、Twitterで偶然見かけた『ステップバイステップの話』が素敵だったので紹介します。(原文ままではなく私が覚えてる概要です)

「僕は子供の頃から大型犬を買うのが夢でした。だから大人になった時、本当に飼おう!思ったんです。
でも普段ろくに運動もしない生活してたから、毎日犬の散歩できる自信がなくて。大型犬だし、散歩できなかったらかわいそうじゃないですか、
だから、まず毎日散歩することを日課にしたんです。それ2年ぐらい続けたら体力もついて、大丈夫そうだなと思ったので、晴れて大型犬を迎え入れました。
念願叶って一緒に暮らせるようになって本当に嬉しいです」

というお話。

【犬欲しい】→【犬飼った!】

ではなくて、

【犬欲しい】→毎日散歩できるか自信ないな→じゃあまず自分一人で散歩の習慣身につけよう→体力もついたし良い感じ→【犬飼った!】

ほんとね、私にはこういう思考が出来なかったんですよね。結果を急ぎすぎて、すぐ諦めるか、やりすぎちゃうか。

なので私が最初に必要だったことは、何かを徹底的に制限するよりも、『バランスのとれた食事』に調整することからだったんじゃないかなー!?て今は思います。

もし何かルールに縛られてて苦しい思いをしているのなら、それはあなたのせいではなくて、知らぬ間にエベレストに登ってるせいかもしれませんよ〜!って言いたくて、元修行僧は今日この記事を書きました。




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2013年からプラスサイズモデル(大きいサイズのモデル)をやっています。それはそれとして、日々さまざまな事から得る『気づき』や『ひらめき』などについて綴っていこうと思います。 https://www.naoyoshino.com/