交渉時に自分を貫くことが相手のためになる
こんにちは。今日は「自分を貫く」について。
私は主張・交渉することをだいぶ苦手にしています。故に、それができる人をある種羨ましく思うこともあります。
おそらくその原因の一つに主張・交渉の前提となる「自分を貫く」力が少ないことがあるような気がしています。
今回はそんな「自分を貫く」力について考えてみたいと思います。
交渉の前提は自分の主張があること
私は交渉事にせよ、趣味の合唱にせよそうなのですが、つい他の人の動きを見て、合わせにいってしまうきらいがあります。
ですが上記の2つの例で共通することとして「双方(あるいは全員)が明確に主張を持っていないと成立しない」という特徴があります。
交渉事はどちらか一方の主張に対してYES/NOを判断するものではなく、双方の明確な主張内容を会話の中で調整して、双方の合意の取れる落とし所を探っていく作業だからです。
どちらかの主張が折れた段階で、交渉事は主張し続けた側の事実の確認作業になってしまいます。
これは合唱でも同じことが言えます。各パートがしっかり自分の音を出している前提のもとで、その響き方・音の出し方などを調整する段階に入ることができます。
もしここで自分の音が不安定なまま進めたり、他の人の音につられてしまう事があれば、それは合唱曲としての体をなさなくなってしまいます。
もっと自分を出して良い(自戒)
私も含めた、主張の弱さが原因で交渉事を苦手としている人は、もっと自分の意思を出してもいいのでしょう。むしろそうするべきだと思います。
私達個々人の中には主張で使う氷山の一角があり、その水面下には主張の論拠となる経験・知識などが埋まっています。
主張が下手で、いつも自分が折れてしまうということは、この埋まっている部分がうまく使えていないことに起因すると私は考えます。
ここをうまく使えることは自分を貫き、主張し続ける上でとても大事なことだと思います。
少なくとも、すべての個人にとって自分の判断は自分にとって最善のもので、その見えていない根拠も多くあります。それらを書き出すなどで可視化するは、自分の判断を主張し続けることに大きく寄与する話だと思います。
そして、主張し続け、主張をぶつけ合い生まれる新しい判断は自分を更新する可能性を秘めています。
主張をぶつけることで新しい側面に気づける可能性を、もう少し信じてみるべきかもしれませんね。
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