見出し画像

11歳の言葉

小学校休校によって、もともと在宅ワーカーの夫婦に、学校大好きなのに自宅学習を強いられ複雑な心境の小6女子が加わり、そんな3人家族が1日中家にいて3食をともにする生活が始まった。そろそろ、2ヶ月半になる。

なんだか1日も1週間もあっという間で、曜日の感覚もほとんどないのだけど、まぁ家から出ないかぎりはコロナの感染リスクに怯える必要もないし、小さな衝突はありながらも、総じて平和な日々が繰り返されている。

とはいえ直面している任務はそれぞれあって、みんなそれなりに忙しい。
わたしは先週の投稿に書いたように新しいウェブサイトをガシガシと制作中だし、夫も取材やイラストの仕事、さらに高齢者施設にいる義母の介護などでいつも気持ちにも時間にも余裕がない様子。
そして娘は、シビアな現実として、中学受験を控えた6年生である。
学校は宿題のみ、塾もオンライン授業で、各自の自宅学習意欲に任されているような今の状態で、果たして成績は上がるのか、下がるのか、さっぱりわからない。今週末は自宅でZoomを使って塾の定期試験が行われることになっていて(試験問題は前日までに親が塾まで取りに行く)、どうなることやら。

口は達者、体もめきめき成長中、でも精神はまだまだ幼い11歳を相手にしている毎日は、本気で笑っちゃったり、ものすごく腹が立ったりするのだけど、まぁどっちにしても退屈はしない。
最近、わたしや夫に叱られたときに言い返す言葉があまりにおもしろいので、新しいウェブサイトでは、そんな娘の11歳の言葉を記録していくページをつくることにした。

ちなみに今日の言葉としてノートに記録したのは

「あたしがやることは、あとあと効いてくるんだからね」

という一言。

先日、わたしが伸びてきた自分の髪をセルフカットしていて、襟足の部分がどうも切りづらいなと苦戦していたら、娘が「切ってあげる」と申し出てくれた。ならばよろしく、とハサミを渡すと、想定もしていない位置で「ジョッキリ」という音がして、わたしも娘も青ざめたものの、結果的には「これくらい短いのもさっぱりしていいかもね!」という仕上がりに。そのとき、鼻と顎を突き出しながら得意げに吐いたセリフが、これだった。

あとあと、という文句に最近凝っているらしく、それはつまり、今は言葉で争っても大人に負けるけど、そのうち見てろよ、という悔しさからの捨て台詞らしい。

DIYでのサイト制作に踏み切ったことで、こうした後先を考えない思いつきだけのコンテンツ(もしかしたら短い期間だけの掲載になるかもしれないコーナー)も、気軽に組み込めることになった。

クレジット決済とか、オンラインイベントとか、未経験の挑戦もいろいろあってドキドキするけれど、それも含めて新しいサイトが、自分でつくっていて楽しみでしかない、そんな日々を送っています。
早ければ来週には公開できるかも!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?