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「やめる」を有言実行

最近、これまでnoteに書いてきた「これをやめたい」を2つ実行した。
1つは、昨年の保険の見直しのついでに「見直したいこと」としてすぐに思い浮かんだ、コミュニケーションがとりにくい庭師さんとの契約。

もう1つは、つい先月、ホームページ制作の振り返り記事でモヤモヤ感を綴ったクレジットカード決済代行会社との契約(初めての有料記事、しかもニッチなテーマでしたが思った以上にたくさんの方にご購入いただき、またサポートまでいただくなどして驚きました。ありがとうございます!)。

記事のなかでは「決済代行会社はいずれ変えたいが、でもあまりに手続きがたいへんだったからすぐには腰が上がらない」と書いたけど、いやいや、と思い直し、すぐに解約手続きをした。モヤモヤに慣れてしまわないうちだったのがかえってよかったみたいだ。これによって、サイト運営費用は1か月あたり¥3,995から¥2,695に価格修正できた。

庭師もクレジットカード決済代行業者も、やめるからには代わりを探さなければならない。でも、どちらもあっさり見つかり、費用面は納得いくかたちでコストダウン。あぁ、すっきり。

さらにもう1つ、先日「やめる」を有言実行したものの、どこまで継続できるかなと思っているのが、夜のテレビ。
受験生の娘との日々のいざこざは、すべてテレビをめぐってのものだということは前から気づいていて、わたしは基本的にやめたい派だった。しかし、もちろん娘はやめたくない、夫も「やめると決めたくはない」という姿勢だったため、結局やめきれていなかった。

先週末、テレビで録画した番組を観ながら久しぶりにゆっくり食事をして、とても楽しかったのだけど、「はい、じゃあここでおしまいね。みんな勉強や仕事に戻りましょう」とテレビを消したら、娘がすごい剣幕で怒り、わたしに暴言を吐き、さらには宿題までやりたくないと言い出し、それまでの楽しい気分が一瞬でぶち壊し、という夜があった。もう本当に嫌な気持ちになったわたしは、怒りが落ち着いたころに冷静に家族に伝えた。「もう受験が終わるまでテレビはやめる。今日みたいなことは繰り返したくない」と。

切り替えがうまくできないのは娘だけなので、わたしと夫の2人だけのときはテレビをつけることもあるし、時事問題は娘も知っておきたいからNHKのニュースは観ることにした。それだけで、まだ一週間ではあるけれど、うちはすっごく平和になった。娘に注意しなくていいだけで、わたしの気持ちと体はウソのようにラク。自分でも他人でも家族でも、現状を改めたいと思ったら、現状が乱れている原因を取り除けばいいのだとあらためて思った。

一昨日の『あさイチ』は「老後のお金特集」という気になるテーマだったので娘の登校後に夫といっしょに観たのだけど(笑)、特集の背景として伝えられた「30年後には日本人女性の2人に1人は94歳まで、4人に1人は98歳まで生きる」という話に、「けっこう前から人生後半に入っているつもりだったのに今ようやく折り返し地点なのか!」と衝撃を受けた。

まだこの先50年近くも生きるなら、「これでいいのかな」と思いながらもそれに対して何も行動できていないことに1つ1つ着手していきたい。でないと、モヤモヤしながらの50年なんて長すぎるし、シンドすぎる。

思い煩うことのない、すっきりした毎日が送れるなら、50年という数字の衝撃の後に不安になったり気が重くなったりするのではなくて、「あと50年もあるなんてむしろうれしい」ってワクワクできそうだ。

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