アックア・アッレ・ローゼ（Acqua alle rose）：スーパーで購入できるイタリアのプチプラなローズ・ウォーターシリーズ
イタリアには、様々なオーガニックコスメや薬局系の化粧品、またおしゃれなデザインのアイテムがあり、いずれもお土産の品として人気が高い。
例えば、歯磨き粉で有名なマービス（MARVIS）やクレイパックが評判のアルジタル（ARGITAL）など。
（参考：「マービス（MARVIS）：イタリア産のカラフルな歯磨き粉の種類紹介、ミラノで買える場所はここ」（2020年1月20日付note）/
「アルジタル（ARGITAL）：イタリア・シチリアのグリーンクレイを使ったオーガニックコスメ」（2020年1月29日付note））
イタリア産のオーガニックコスメは、日本での販売価格よりも現地で買うと安いことは確かであるが、そんなオーガニックコスメよりも気軽にスーパーで買うことができる老舗メーカーの商品がある。
それは、1867年にフィレンツェで生まれたマネッティ・ロバーツ社（Manetti Roberts）のアックア ・アッレ・ローゼ（Acqua alle rose）こと、ローズ・ウォーターである。
イタリア産の薔薇の水といえば、有名なのは、世界最古の薬局サンタ・マリア・ノヴェッラ（Santa Maria Novella）のローズ・ウォーター（Acqua di Rose）であろう。
今回は、サンタ・マリア・ノヴェッラのものではなく、もっと手頃な値段なロバーツのローズ・ウォーターやその関連商品を紹介したい。
1. マネッティ・ロバーツのローズ・ウォーターシリーズ
ブルーのボトルにレトロなロゴのラベルがついたロバーツのローズ・ウォーターシリーズの化粧水（Tonico Rifrescante）。
このローズウォーターシリーズには、化粧水のほか、クリームや化粧落とし、拭き取りシートなどのラインナップがある。
このシリーズの商品の主成分は、天然の3種類の薔薇エキスから作られている他、その他のクリームなどの商品には、ホオバオイルやアルガンオイルが配合されているという。
またお店によって価格は違うものの、ローズウォーターの化粧水は、3.5ユーロから5ユーロくらいで買えるのも嬉しいポイント。
筆者は、日焼けしやすい夏の季節、体に塗るものとして使っているのだが、一つ困った点を発見した。
それはこのローズウォーターの開け口には、中蓋が付いていないため、注意しないとドバドバと液体がこぼれてしまう。
そのためにコットンなどに含ませてから肌に乗せるのがいいであろう。
こちらは、拭き取りシートやアイメイク落とし。
それぞれ3-4ユーロくらいであった。
ヨーロッパで販売されている拭き取り型のメイク落としだとビオデルマがメジャーであるが、こちらのメイク落としは、筆者の場合、肌に刺激もなく使いやすかった。
ただローズ・ウォーターシリーズには、どれにもほのかな薔薇の香りがついているため、これが苦手な人には向かないかもしれない。
こちらはクリームと洗顔料のお得セット10ユーロ。
ローズ・ウォーターシリーズのクリームは、どれも10ユーロ以上するためこれはかなりお買い得であった。
"Antirughe"とは、シワ対策という意味なので、筆者にはまだ早かったのだが、つけ心地はしっとりで保湿に役立った。
こちらの洗顔も、日本で販売されているニベアの洗顔フォームのようにしっとりかつ泡立ちがよく使いやすかった。
海外旅行や留学などでイタリアに来る場合、もちろん化粧品などは持ってくるものだと思うが、切らしてしまった時、あるいはうっかり手荷物の中に入れて空港で没収されてしまった時は、現地で買わざるを得ない。
肌荒れしないか、各自テストは必要であるが、このシリーズは、気軽にスーパーで購入できて使いやすいためおすすめである。
2. 関連商品ニュートラ・ロバーツ（NEUTRA ROBERTS）のラインナップ
ニュートラ・ロバーツ（Neutra Roberts）は、1906年に生まれたマネッティ・ロバーツの関連ブランドである。
こちらは、シャワージェルやシャンプー、デオドランドを展開しており、いずれも手頃な値段でスーパーで購入することができる。
フルーツ系のシャワージェルや、
オイル入りのシャワージェルなど。
こちらはシャンプーであったが、大容量で3ユーロくらいでかなり経済的であった。
このレトロなパッケージのものはベビーパウダーである。
ベビーパウダーはオムツをしている赤ちゃんに使うものであるが、汗をかく季節、大人の肌にも使うことができる。
また洗顔料やボディークリームに混ぜて使ったりなど意外に用途が多い。
こちらはたっぷりのサイズで1.5ユーロほどであった。
-----------------
以上、筆者が使ったことがあるマネッティ・ロバーツ社の商品を紹介した。
渡航してすぐの頃は、日本から持ってきた商品を使っていたが、イタリアでの生活が長くなるにつれて、これだけは日本から持っていきたいものとイタリアで買っても差し支えないものの区別ができるようになってきた。
肌荒れしやすい人には注意が必要であるが、現地の薬局やスーパーで色々なものを試してみるのも、経済的だし楽しい。
マネッティ・ロバーツ社は、そんな時におすすめなイタリアで長く愛されるメーカーなのであった。
・マネッティ・ロバーツ公式ホームページ：https://www.acquaallerose.it/le-nostre-rose/
・ニュートラ・ロバーツ公式ホームページ：https://www.neutroroberts.it/
（文責・写真：増永菜生 @nao_masunaga）
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？