ミラノのカフェ・パスティチェリア10選 vol.11:イタリアのお菓子を食べるならここ、朝食からランチ、アペリティーボまで
このシリーズも第11回目となったが、今回もミラノのカフェを紹介していく。
1. C&D カフェ ビストロ デザイン(C&D Café Bistrò Design)
こちらは通りがかりに見つけたカフェ。
朝から夜までやっているこじんまりとしたお店。
夜のお酒の種類も豊富。
コーヒーに合う焼き菓子も、お酒に合うおつまみメニューもあるとか。
混みすぎず、かといって寂しいわけではなく、程よく地元の人が訪れるお店といった感じ。
マキアートは1ユーロとお手頃価格。
カウンターにあったクッキーが美味しそうだったが、この日はお腹が空いていなかったので我慢。
さっと入ったお店の雰囲気が当たりだと、思いがけず嬉しくなるのである。
C&D カフェ ビストロ デザイン(C&D Café Bistrò Design)
住所:Via Castel Morrone, 11, 20129 Milano, Italy
営業時間:7:00-22:00(火曜から金曜)、8:00-22:00(土曜日曜)
2. ロステ・カフェ(Loste Café)
こちらはお洒落な内装のベーカリーカフェ。
休日に訪れたところ満席で次々とお客さんが訪れていた。
ディスプレイの仕方もちょっと独特で、見本となるその日のパンが並べられているので好きなものを見て指差し、オーダーできるのも良い。
エスプレッソは1.3ユーロ、定番のパン・オ・ショコラやシナモンロールは2.5ユーロという価格帯。
筆者がオーダーしたのはLa Danese3.6ユーロというパン。
甘めのデニッシュやブリオッシュは普段から好んで頼まないのだが、好きな無花果がトッピングされていたのでこちらを選んだ。
確かにガッツリ甘いのだが、しっとり食感とした食感でバターの香りがふんわりして食べやすい。
今回はテラス席を使ったが、店内のインテリアも素敵なので要チェックである。
ロステ・カフェ(Loste Café)
住所:Via Francesco Guicciardini, 3, 20129 Milano, Italy
営業時間:8:00-17:00
公式ホームページ:lostecafe.com
3. ローズバイマリー(Rosebymary)
こちらはミラノ市内に幾つかの店舗を展開するグルテンフリーやヴィーガンメニュー豊富なカフェレストラン。
もちろん普通にお肉や魚を使ったメニューもあるのでご安心を。
パニーニやラザニア、チキン、サーモンなどの食事メニューのほかに、
クッキーやブリオッシュなど甘いもののメニューも豊富。
この時は友人と二階席を利用。
友人はサンドイッチを、筆者はヴィーガンのミニバーガー3.5ユーロを頼んだ。
クミンで黄色に色付けしたミニパンズの中にはソテーしたキノコとヴィーガンのモッツァレラチーズが入っていた。
こちらは友人が頼んだ野菜とチーズのサンドイッチ。
他、暖かい肉や魚のプレートも美味しそうだったので、健康的なランチを取りたい人にもおすすめである。
ローズバイマリー(Rosebymary)
住所:Via Cesare Battisti, 1, 20122 Milano, Italy
営業時間:7:30-19:30(月曜から金曜)、9:00-19:30(土曜日曜)
公式ホームページ:rosebymary.it
4. フォラ(fòla)
こちらは、地下鉄赤線のRoverto駅とPasteur駅の中間くらいにあるスタイリッシュな内装のカフェ。
ミラノ中央駅からも歩いてアクセスすることは可能だが、高架下近くはちょっと治安が悪いため、ミラノ中央駅からアクセスする場合は1番のトラムに乗るのがおすすめである。
休日に訪れたところ、テーブル席はランチの予約で全て埋まっていた。
もし休日にグループで利用したい場合には予約が必須である。
エスプレッソは1ユーロから。
焼き菓子のほか、野菜や肉、魚を使ったデリも各種揃っている。
どの焼き菓子も手が込んでいて美味しそう。
扉や棚の丸いフォルムが可愛い。
筆者が頼んだのはピスタチオケーキ。
生地にもピスタチオ、トッピングにもピスタチオ、またフロスティングの上にもピスタチオと、一気にピスタチオ欲を満たしてくれるケーキとなっている。
ここまでピスタチオ尽くしのケーキ、初めて食べたかもしれない。
次の機会に訪れた時にはこのケーキは置いていなかったので、ひょっとしたら季節限定商品かもしれないが、他の定番メニューも美味しそうだったのでまた行きたいと思っているお店の一つである。
フォラ(fòla)
住所:Via Luigi Varanini, 12, 20127 Milano, Italy
営業時間:8:00-18:30(火曜から金曜)、8:00-19:00(土曜)、日曜月曜定休
公式ホームページ:folamilano.com
5. コルティーレ・フローラ(Cortile Flora)
こちらはモスコヴァ駅からすぐ、Moscova District Marketというブティックに併設するカフェレストランである。
テーブルセットも独特のデザインで可愛らしい。
カウンターは豪華で統一された世界観である。
エスプレッソはカウンター料金で1.2ユーロ(テーブルだと2.5ユーロ)。
フードメニューはサラダボウルやリゾット、ハンバーガー、アボカドトーストなどが13ユーロから揃っているという感じであった。
モスコヴァ駅から近いというのもポイント、カウンターでコーヒーだけではなくアペリティーボにも良いお店である。
コルティーレ・フローラ(Cortile Flora)
住所:Via Alessandro Volta, 7A, 20121 Milano, Italy
営業時間:10:30-22:30(月曜定休)
公式ホームページ:my.moscovadistrictmarket.com
6.コフィネス(COFFYNESS)
こちらは最近オープンしたばかりのカフェレストラン。
ミラノ中央駅からも徒歩圏内なので、旅の途中での朝ごはんや休憩スポットにも良いかもしれない。
明るくポップな雰囲気の内装。
ミラノの他、レッチェにも店舗があるとのこと。
パニーニなど軽食メニューの他、パンケーキやワッフルなどしっかりお腹に溜まる甘いものもあるとか。
ショーケースにはブリオッシュやドーナツ、クッキーなどが並ぶ。
クッキーは0.6ユーロなのでお手頃。
いちごジャムがのったクッキー0.6ユーロとマキアート1.2ユーロをオーダー。
店内は広々としており、席数も多めだったので、気軽な価格帯でゆっくり過ごすことができそうな雰囲気であった。
コフィネス(COFFYNESS)
住所:Via Melchiorre Gioia, 45, 20124 Milano, Italy
営業時間:7:00-22:00(土曜のみ24:00まで営業)
公式ホームページ:coffyness.com
7. クロティルド・ビストロ(Clotilde Bistrot)
こちらはレプブリカ駅(Repubblica)から徒歩圏内のカフェレストラン。
洗練された内装で朝からコーヒーとブリオッシュを気軽に楽しむことができるが、どちらかというとランチとディナーメニューの方に力を入れている印象を受けた。
また休日にはビュッフェ付きのブランチも楽しむことができるとのこと。
お皿のディスプレイが可愛い。
こちらはブランチに含まれるビュッフェの一部。
ビュッフェのドルチェ、全て甘そうだが美味しそう。
こちらは通常販売していると思われる焼き菓子。
カウンターでエスプレッソをオーダー。
一人の時はカウンターでさっと休憩、友人とゆっくりしたい時にはテーブルでしっかりフードメニューをと使い分けできるお店である。
クロティルド・ビストロ(Clotilde Bistrot)
住所:Via Galileo Galilei, 2, 20124 Milano, Italy
営業時間:7:00-22:15(日曜のみ16:00閉店)
公式ホームページ:clotildefood.com
8. グラムカフェ(GRAMM Cafe)
ところ変わってこちらはナヴィリオ運河沿いのカフェ。
インテリアが骨董屋さんみたいでうっとりしてしまう。
所狭しと並ぶオブジェ。
マフィンなどの焼き菓子もショーケースに並ぶ。
渡されたカフェメニューが木でできていることにびっくり。
またエスプレッソも席料かからず1ユーロでミラノ市内のカフェの相場からしたら安い。
店の中はカウンターがある部分とテーブル席がある部分に簡単に分かれており、テーブル席のエリアもまるで書斎のような、でもどこか遊び心がある玩具箱のような雰囲気で可愛らしい。
テーブル席がミシン台になっているのもまた面白い。
友人は紅茶、筆者はカプチーノ、レッドベルベッドのマフィンを半分こした。
レッドベルベッドのマフィンはどことなく草間彌生のような佇まい。
友人と話し込み、ついつい長居。
とても落ち着く空間なので、可愛らしい骨董品が好きな人におすすめしたい。
グラムカフェ(GRAMM Cafe)
住所:Ripa di Porta Ticinese, 49, 20143 Milano, Italy
営業時間:8:00-翌2:00 am
公式Facebook:GRAMM Cafe Milano
9. S'LAB
こちらはチャイナタウンにできた比較的新しいカフェ。
なんと言ってもここのウリは、食パンやメロンパン、ミルクレープなど日本のパン屋さんやケーキ屋さんで売っているようなメニューを食べることができるということ。
ちょうど旧正月の時期に訪れたため、干支の虎のケーキがあった。
このような生クリームたっぷりのショートケーキ、意外にもイタリアであまり見ない気がする。
イタリアでは、ムース系かタルト系が主流な印象を受けている。
これらの惣菜パンは持ち帰り可能である。
マカロン1.8ユーロとマキアート1.1ユーロをオーダー(席料かからず)。
インテリアもモダンな感じで、のんびり気軽に過ごすことができる雰囲気であった。
また友人の中にはパンをテイクアウトだけしに行っているという人もいるので、日本風のパンを食べたい人にもおすすめなお店である。
S'LAB
住所:Via Paolo Sarpi, 1, 20154 Milano, Italy
営業時間:9:00-19:30
10. ラ・エッセ(La ESSE)
今回最後に紹介するのはイタリアの大手スーパー・エッセルンガ(Esselunga)系列のスーパー、ラ・エッセ(La ESSE)のフードコートである。
イオンなどの大型スーパーに併設しているフードコートといった感じであろうか。
フードコートといっても甘いお菓子から、朝食、ランチ、アペリティーボメニューなど色々なものが揃っている。
注文と清算はモニター上で行い、レシートをカウンターに持っていくという方式。
写真付きなので間違わずに買うことができる。
飲み物と軽食セットのメニューもありかなりお手頃な印象。
ラップサンド、ラザニア、カレーなどといったしっかり目にお腹に溜まるメニューも。
ヨーグルトだけでもメニューが豊富。
席は広々としている。
筆者が頼んだのはピスタチオのマカロンとマキアートのセット1.5ユーロ。
店内は明るく、気軽に利用できる印象。
何よりも写真付きのタッチパネルが使いやすいので、ふらっと旅行中に休憩するにもおすすめである。
ラ・エッセ(La ESSE)
住所:Via Melchiorre Gioia, 57, 20124 Milano, Italy
営業時間:7:00-21:00(日曜のみ8:00開店)
公式ホームページ:esselunga.it
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以上、今回も10軒のカフェを紹介する。
このシリーズ、いつまで続くか分からないが細々と続けていきたい。
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