ミラノでおすすめ パニーニ屋さん7選
イタリアの定番お昼ご飯といえば、ピッツァ、パニーノ、パスタなどなど。
大学のお昼休みに周りを見渡してみると、タッパに詰めたパスタやサラダ、自家製のパニーノを持ってきている人が多い。
また昼時にビジネス街を歩いてみれば、パニーノや具がたっぷり乗ったフォカッチャをテイクアウトしている人もよく見る。
そのようにあまりにも見慣れすぎて今まで特集してこなかったパニーノ(複数形でパニーニ)。
今回のnoteでは、ミラノで美味しいパニーノを帰るお店を紹介していきたい。
1. G. B. バール(G. B. Bar)
こちらはドゥオーモ近くにある言わずと知れた名店。
お店の前にいるお兄さんが元気に挨拶してくれて、パニーノの説明をしてくれた。
この辺はお洒落なアーケード街で観光客の人も地元の人も多い。
訪れた時は店内飲食禁止であったが、シックな内装を思わずパチリ。
ショーケースにはパニーノのみならず焼き菓子もいくつか並んでいる。
全て一つ5.5ユーロというパニーノ。
ミラノの相場からしたらとても安い。
プロシュートやプロシュート・コット、海老やサーモン、マグロなどなど様々な具材のパニーノが並ぶ。
パニーノのほか、サラダやプロシュートなどの盛り合わせ、アペリティーボメニューもあるとこのこと。
ちょっと見えにくいが筆者が購入したのはサーモンとアボカドのパニーノ。
自宅に帰ってお皿に出してみる。
5.5ユーロのパニーノでありながら、これで採算が取れるのかと心配になる程サーモンがたっぷりと入っている。
お店によっては、見えるところしかサーモンが入っていないというところもあるためにこのようにたっぷり詰まっているのは嬉しい。
今回は雑穀パンをチョイスしたが、ノーマルなパンに特製のプロシュートが挟まったパニーノも気になっているのであった。
G. B. バール(G. B. Bar)
住所:Via Ulrico Hoepli, 20121 Milano, Italy
営業時間:7:00-18:30(月曜から金曜)、9:00-19:30(土曜)
公式facebook→★
2. デ・サンティス(De Santis)
こちらはスフォルチェスコ城近くにある1964年創業の老舗のパニーノ屋さんである。
同じマジェンタ通りには、マルケージ本店やサン・マウリツィオ教会がある。
筆者がこのお店に初めて訪れた2018年には、店内にはもっとメニューがあったと思うのであるが、最近になってこざっぱりとリニューアルしたらしい。
リニューアルしたと言っても、クラシカルな内装は変わらず著名人たちのサインも飾られている。
アぺロールとカンパリ、ワインなどが整然と並んだカウンターはとても素敵である。
ガラスの向こうでパニーノを作る過程を見ることができるのは楽しい。
テイクアウトしたところしっかりとした紙箱に入れてくれた。
パンは薄っぺらくさっぱりした生地。
筆者は丸い形のパンよりもこちらの薄いパン生地の方が好みである。
ちょっと行儀が悪いけど中の具材が見えないので、パンを外して開ける。
バジルの葉、ドライトマト、バジルペースト、そしてストラチャテッラがたっぷり入ったパニーノは8ユーロとかなり高め。
リニューアル前はもう少しやすいパニーノもあったと思うのだが致し方ない。
普段食べないようにしているチーズであったが、この時ばかりは食べてしまった(アレルギーの薬は飲んだ上で)。
シンプルなものが一番、そう思わせてくれるような老舗の味である。
デ・サンティス(De Santis)
住所:Corso Magenta, 9, 20123 Milano, Italy
営業時間:12:00-18:00
公式ホームページ:paninidesantis.it
3. パニーノ・ジュスト(Panino Giusto)
こちらは創業は1979年、ミラノ市内だけでも20店舗近く展開するチェーン店である(2021年現在)。
ミラノ中央駅やナヴィリオ、センピオーネ、ガリバルディ、ドゥオーモなど主要駅付近の各地に店舗はあるが、今回はトゥラーティ(Turati)駅近くのお店を訪問した。
ちなみに1979年2月8日にオープンした一号店は、ガリバルディ通りにある店舗らしい。
トゥラーティ店に訪れた時は、店内飲食は禁止、テイクアウトのみの営業であったため、お昼時でも店内は人気がない。
赤と緑が目立つイタリアンカラーの内装。
感染対策のためか、最近ではこのようにメニューはQRコードで読み取る仕様のものが多い気がする。
因みに公式ホームページに掲載されていたメニューはこちら。
いずれも写真付きなので味のイメージがつきやすい。
パニーノはシンプルにプロシュートだけ入っている一番安いやつでも6ユーロから。
またサラダやプレートなどパニーノ以外のメニューも豊富である。
今回購入したのはパニーノより小さめなトーストであった。
持ち帰り用にしっかりとしたボックスに入れてくれた。
この野菜のトーストは5.8ユーロ。
トーストの値段としては高めかもしれないが、やはりパンや具材は専門店ならではで美味しい。
次はルッコラとプロシュート、トマトなどのパニーノが食べたいと思っているのであった。
パニーノ・ジュスト(Panino Giusto)
住所:Via Turati, 38 Turati, 20121 Milano, Italy
公式ホームページ:paninogiusto.it
※各店舗の情報はこちら→★
4. パニーニ・ドゥリーニ(Panini Durini)
こちらもミラノに14もの店舗(2021年春現在)を展開するチェーンのパニーノ屋さん。
創業は2011年、売り上げの一部を寄付するなどチャリティーも活発に行っている企業である。
パニーノは5ユーロから、他のチェーン店に比べるとちょっと安め。
他にサラダ、サンドイッチ、トースト、ブリオッシュなどのメニューが揃っている。
(公式ホームページに掲載されていた美味しそうなメニュー写真)
2-3年前、筆者がオーダーしたのはサラダランチ。
アボカドとツナのサラダであるが、パンが何切れかついており、オリーブオイルなどに浸して食べるとお腹いっぱいになる。
またパニーニ・ドゥリーニには、カフェメニューやデザートメニューも色々揃っているようなので、パニーニではなく、そちらの方が気になってしまっているのであった。
パニーニ・ドゥリーニ(Panini Durini)
住所:Via Giuseppe Mengoni, 4, 20121 Milano, Italy(Duomo近くの店舗、他店舗情報は公式ホームページにあり)
営業時間:7:00-20:00(月曜から金曜)、8:00-20:00(土曜日曜)
公式ホームページ:paninidurini.it
5. バール・ルーチェ(Bar Luce)
こちらは、プラダ財団美術館に併設するカフェとしてこちらのnoteでも幾度となく取り上げているバールである。
実はパニーノのメニューがとても豊富でランチや休憩にうってつけなのである。
ずらりと並んだパニーノの具材となる瓶はとてもポップで可愛い。
参考:
筆者は美術館に行くたびに、またこのバールだけをお目当てにバール・ルーチェに足を運ぶほどこの空間がお気に入りである。
パニーノは、サーモンや海老などいくつかの種類を食べたことがあるが、一番好きなのはシンプルにグリル野菜がたっぷり入った野菜のパニーノである。
アンティチョークやドライトマトなど、薄めのパンのパリッとした食感としっとりとした野菜の食感がとても良い相性。
パニーノだけではなく、カクテルやお菓子、カフェなどなど色々なメニューとポップな空間が病みつきになるカフェなのである。
バール・ルーチェ(Bar Luce)
住所:L.go Isarco, 2, 20139 Milano, Italy
公式ホームページ:fondazioneprada.org
6. パニノテーカ・バール・クアドロンノ(Paninoteca Bar Quadronno)
こちらはドゥオーモから地下鉄黄色線で二駅のクロチェッタ駅(Crocetta)近くにある老舗のパニーノ屋さんである。
その歴史は古く創業は1964年。
店内写真を写していなかったので残念だが、カントリー調の店内にはシックなカウンターがあり、そこでパニーノを作って出してくれる仕組みとなっている。
昼時には人が大勢詰めかける人気店である。
またパニーノの種類も実に豊富でプロシュートやサラミ、チーズ、野菜などなど組み合わせは無限である。
せっかくなのでカウンターで食べてみたが、豚がパンズに挟まれているナプキンのイラストはシュールながらも可愛い。
パニーノは7.5ユーロから、具材がたっぷりでお腹いっぱいになるパニーノであった。
パニノテーカ・バール・クアドロンノ(Paninoteca Bar Quadronno)
住所:Via Quadronno, 34, 20122 Milano, Italy
営業時間:7:30-2:00 am(土曜のみ9:00開店)
公式ホームページ:barquadronno.it
7. パニノテーカ(Paninoteca)
最後に紹介するこちらはリマ駅(Lima)の近くにあるパニーノ屋さんである。
中央駅からは60番か81番のバスですぐにアクセスすることができる。
平日の昼間、何人か地元の人が並んでいた。
店前にかけられたメニューはメニューはシンプルで分かりやすいが、イタリア語表記しかないようなので、あらかじめ食べたいものをGoogleマップの写真などからブックマークしておいた方が良いかもしれない。
訪れた時は店内飲食禁止の期間であったため、テイクアウトした。
待ち時間、店内を見渡してみると綺麗なガラスや大きなカウンターなどが気になった。
通常時には店内のテーブルや椅子がいっぱいになるのであろう。
パニーノを作る過程が見えた。
創業は1978年。
今回紹介してきたパニーノ屋さんを振り返ると、1960年代から70年代に創業しているところがわりとあったなと気づく。
簡単にナプキンと紙袋に包んで渡してくれた。
選んだのはファンタスティコ(fantastico)というプロシュート、牛のパテ、卵のソースというパニーノ5ユーロ。
値段はリーズナブル、パンズは、イタリアでイメージするパニーノ用のパンというよりもトーストサイズで食べやすい。
卵のソースということで鶏卵を想像していたのだが、ピンクのプチプチが入っているものが入っていた(結局何の卵かは分からない)。
このお店のパニーノは全体的に値段が安い上に種類はかなり多い。
日常的に通いたい人におすすめでもある。
パニノテーカ(Paninoteca)
住所:Galleria Buenos Aires, 16, 20124 Milano, Italy
営業時間:9:00-2:00 am(日曜定休)
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以上、今まで書いてそうで書いていなかったミラノのパニーノを特集した。
日本でパニーノといえばドトールのパニーノか、ちょっと違うかもしれないがサブウェイくらいが思い浮かぶ。
ところがイタリアにはその専門店の数が多いことに驚くはずである。
自分好みの味と具材を探求し、とっておきのパニーノでお昼の時間を迎えたいものである。
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