ミラノ ヘルシーランチ10選 vol. 2:ピッツァやパスタだけじゃない、美味しくて健康的なランチ
前回紹介した「ミラノ ヘルシーランチ10選 vol. 1:ピッツァやパスタだけじゃない、美味しくて健康的なランチ」に続き、第二弾でも美味しい・ヘルシーランチ情報を書いていきたい。
1. ティポグラフィア・アリメンターレ(Tipografia Alimentare)
地下鉄赤線のゴルラ駅(Gorla)とトゥッロ駅(Turro)のちょうど中間に位置するティポグラフィア・アリメンターレ(Tipografia Alimentare)。
ワインの品揃えも良く、インテリアが素敵なカフェである。
ランチは10ユーロ前後の値段のものが多く、様々な野菜や穀類、肉などを使い凝った味付けのものがメニューに並んでいる。
ケーキなども揃っているため、食後のコーヒーとお菓子の時間もゆっくり過ごすことができる。
ちょっとこだわりのワインを飲みたい人は、夜に訪れてみても良いかもしれない。
《店舗情報》
住所:Via Dolomiti 1, 20127, Milano, Italy
営業時間:8:30-22:00(月、水、木曜)、8:30-23:00(金曜)、9:00-23:00(土曜)、9:00-22:00(日曜)
公式ホームページ:tipografiaalimentare.it
2. アップサイクル・バイク・カフェ(Upcycle Bike Cafè)
ここは以前、「ミラノのノマドカフェ15選:Wi-fiあり、作業やミーティングに便利なお店特集(2019年12月21日付note)」で紹介したことがあるカフェである。
名前の通り、自転車がテーマのカフェである。
ランチタイムは、12:30-15:00だが、通しで夜遅くまで営業しており、ノマドカフェとして使っている人も多い。
お店のあちこちに自転車グッズが置かれており、自転車好きな方には見逃せないお店である。
《店舗情報》
住所:Via Andrea Maria Ampère 59, Milano
営業時間:8:30-20:00(月曜)、8:30-23:00(火曜から金曜)、8:30-24:00(金曜)、10:00-24:00(土曜)、10:00-16:00(日曜)
公式ホームページ:upcyclecafe.it
3. V3 ロー(V3 raw)
地下鉄赤線ポルタ・ヴェネツィア駅(Porta Venezia)近くのこちらのお店は、サラダやラップサンドなどヘルシーなメニューが通してオーダーできる店。
メニューにもマーク表示があるように、ヴィーガンメニューやグルテンフリーメニューがある他、イタリア語ではあるが、材料名が詳しく書かれている。
店内の様子。
お客さんは女性の方が多かった。
筆者が頼んだのは、黒米に、アボカド、蒸かし芋、人参、豆などの野菜やくるみ、クコの実、豆腐がトッピングされたボウル。
オリーブオイルと塩をかけて食べるのだが、お腹にたまってかつ美味しい。
他、自家製ヨーグルトやデザートなどもある。
ビタミン・ミネラルをたくさん摂取できそうなメニューばかりであった。
《店舗情報》
住所:Via Lazzaro Spallanzani ang. Regina Giovanna, 16, 20129 Milano, Italy
営業時間:9:30-19:30(月曜から金曜)、10:00-19:30(土曜)、11:30-19:00(日曜)
公式ホームページ:v3raw.com
4. マグス・アンド・カンパニー(Mugs &Co. Cozy cafe&Bakery)
こちらもミラノのノマドカフェ特集で一度紹介したお店。
こじんまりとした店内のショーケースに並ぶ焼き菓子はどれも美味しそう。
ガラス張りの厨房からは作っている風景が見える。
席数は少ないが、テーブル席とカウンター席両方ある。
朝ごはんから様々なメニューが揃っている。
ランチは、クラブサンドイッチや肉料理のプレート、サラダボウルなどなど。
ブランチメニューもある。
エスプレッソの値段は、1ユーロとカフェメニューも比較的リーズナブル。
筆者が頼んだのは、サラダボウルでトッピングが選べるもの。
アボカドや豆腐、人参、サーモンなどを選んだが、お洒落サラダランチというよりは、わりと野性味が強い見た目。
このボウルでかなり満腹になる。
イタリアのカフェでは、オリーブオイルとバルサミコ酢がかけ放題なのも嬉しいポイントである。
《店舗情報》
住所:Via Emilio Morosini 4, 20135 Milan, Italy
営業時間:7:00-19:00(月曜から土曜)
公式ホームページ:mugsandco.eu
5. ココット(Cocotte)
白が基調の内装のカフェ。
店内の正面に設置されるショーケースには、パニーノやラップサンドなどからクスクスやスープまで様々な料理が並んでいる。
筆者はアボカドとグレープフルーツが入ったサラダボウルを頼んだが、友人が頼んだような小さなココット鍋を使ったランチメニューも幾つかあった。
フードメニューが実に豊富なので、しっかりめのランチを食べたい方にもおすすめである。
《店舗情報》
住所:Via Benvenuto Cellini, 1, 20129 Milano, Italy
営業時間:7:00-21:00(月曜から土曜)、7:00-16:00(日曜)
公式ホームページ:cocottemilano.it
6. ロヴ(L'Ov)
こちらはミラノ市内に幾つか店舗があるカフェレストラン。
グリーンの落ち着いた内装であり、店内のインテリアのセンスがとても素敵である。
まるでプロカントのようである。
カウンターも素敵でついついカメラを向ける。
可愛らしい床の模様。
ランチメニューは10-20ユーロと比較的高めの値段設定であるが、オープンサンドやパスタ、タルタルなど実に様々。
お皿の色合いも素敵。
筆者が頼んだのは、牛のタルタル15ユーロ。
アンチョビとケッパー、卵黄を自分で混ぜて食べるスタイル。
店内にディスプレイされていた焼き菓子たち。
こちらのお店は、他に紹介しているお店より少し値段設定が高めではあるが、味や雰囲気は抜群であり、いつも満席である。
そのために確実に席を取りたい方は、HP上から予約をするのがおすすめである。
《店舗情報》
住所:Viale Premuda, 14, 20129 Milano, Italy
営業時間:8:30-24:00(月曜から金曜)、9:30-24:00(土曜日曜)
公式ホームページ:lovemilano.com
7. ミラノ・ロースタリー(Milano Roastery)
こちらもミラノのノマド特集で紹介したお店。
地下鉄黄色線ポルタ・ロマーナ駅(Porta Romana)近くである。
全体的に落ち着いた木の内装のお店である。
カフェメニューとフードメニューはこちら。
カウンターもお洒落で、グリーンがかった水色のエスプレッソマシンが素敵である。
ショーケースの中のケーキも美味しそう。
筆者が頼んだのは、サーモンのサラダ。
他にオレンジとアボカド、ミニトマトが入っていてカラフル。
ついてくるパンも美味しい。
同席した友人はクラブサンドイッチを頼んでいたが、付け合わせの芋がとても美味しかった(少しもらった)。
カウンター席でもテーブル席でも値段が変わらないのも嬉しい。
食後のコーヒーも是非おすすめである。
《店舗情報》
住所:Piazzale Medaglie D'Oro, 3, 20135 Milano, Italy
営業時間:7:30-21:00(月曜から土曜)
公式 Facebook:Milano Roastery
8. ナチュラシ(Naturasi)
こちらは以前「ナチュラシ(Naturasi):アルジタルなどヨーロッパのオーガニックコスメや食品が揃う店」(2020年1月13日付note)で紹介したお店。
ナチュラシは、オーガニックコスメやフードを扱うチェーン店であるが、今回紹介する店舗では、ランチも提供している。
作り置きのお惣菜を選ぶというスタイルである。
テーブル席も広々しているが、周りは普通に商品が並ぶ棚である、
筆者が選んだのは、かぼちゃと麦のサラダと豆腐入りの焼き野菜サラダのプレートランチ。
このナチュラシでは、日本で買うより安く買えるアルジタル(ARGITAL)やウェレダ(Weleda)などのコスメの品揃えもいいため、お土産や自分用に要チェックである。
《店舗情報》
ナチュラシ チェーザレ・コッレンティ店(ドゥオーモから徒歩10分弱)
住所:Via Cesare Correnti 10, 20123, Milano, Italy
営業時間:9:00-21:00(日曜定休)
公式ホームページ:naturasi.it
9. アサイ・シスターズ(Açai Sisters)
こちらはボッコーに大学近くのアサイボウルが売りのカフェ。
ボッコーニ大学は、世界中の優秀な学生が集まる経済学が強い名門大学である。
お店のお客さんもバイトの人もボッコーニの人が多いらしく、店内では英語で会話しているグループがいた。
ここで面白いことがあったのだが、店員さんはどう見てもアジア人の筆者に英語で「ボッコーニの留学生?」と聞いてくる。
「いや違います。」と筆者はイタリア語で返したが、その後、店員さんは英語で、筆者はイタリア語でという奇妙な会話のラリーが続いた。
それでも会話が成立していたのだが、途中で店員さんがハッとした顔で「なんだ、きみはイタリア語話せるじゃんか」とイタリア語に戻った。
アジア人相手に商売をするイタリア人の方は、顔を見たら自動的に英語を話すようになっているのだなとしみじみと感心したのであった。
前置きが長くなったが、店内には持ち帰り用のジャーサラダやカカオやデーツを使ったお菓子が並ぶ。
アサイボウル、サラダボウルなどなど。
筆者が頼んだのは、ベジパスタ。
人参をパスタのように細くカットし、フェンネルが入ったトマトソースで絡めたもの。
当然のことながらローカーボ、グルテンフリーである。
人参のパスタなんて本物には及ばないと思っていたが、これはこれでとても美味しかったから、また家で作ってみたくなった。
デザートのデーツチョコ。
朝ごはんの時間帯も営業しているため、朝ごはんを外で食べたい人も使えるカフェである。
《店舗情報》
住所: Via Gian Carlo Castelbarco, 17, 20136 Milano, Italy
営業時間:9:30-18:00(月曜から金曜)、10:00-18:00(土曜)
公式ホームページ:acaisisters.com
10. テノハ・ミラノ(TENOHA MILANO)
こちらもミラノのノマドカフェ特集で紹介したカフェレストラン。
テノハ・ミラノは、2018年にオープンした日本がテーマの複合施設として一時期話題をさらった。
たまたま人がいない時に写真を撮ることができたが、昼時にはいつも満席になるほど、人気のお店である。
10ユーロ前後のうどんやサラダボウルなどのランチセットから、15-20ユーロの値段帯の定食などがある。
さすが日本式の定食は、イタリアでは高いが、季節によって様々な日本の定食が出されているようである。
アボガトと豆腐のサラダであったが、日本のあの甘めな胡麻ドレッシングがかかっていた。
突き出しの枝豆は嬉しいサービス。
食後には抹茶を頼んだ。
またレストランの横には、様々なメイド・イン・ジャパンの雑貨たちがお洒落にディスプレイされている。
イタリアに来ている日本人としては、日本で買うより高いものをわざわざ買わなくていいかなと思ってしまうが、このような商品が人気のようである。
他、テノハ・ミラノでは色々なイベントがやっているため、チェックしたい。
《店舗情報》
住所: Via Vigevano, 18, 20144, Milano, Italy
営業時間:9:00-12:00/ 15:00-18:00(カフェテリアの営業時間、ディナーの時間は24:00まで)
公式ホームページ:tenoha.it
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以上、今回もサラダランチをメインにヘルシーなランチを食べることができるお店を紹介した。
中には朝や夜も営業しているお店もあるため、朝ごはんやアペリティーボにも使うことができる。
やはりミラノで食べて美味しいのは、パスタやピッツァなどのイタリアのローカルフードであるが、たまにはあっさり食事を済ませたい時にこれらのお店を使うのは、いいのかもしれない。
(文責・写真:増永菜生 @nao_masunaga)
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