2021年6月、ミラノからパリへ渡航した話
今回のnoteでは、2021年6月にミラノからパリへ渡航した時のことについてである。
すでに一年近く時間が経過してしまっているが、この時に渡航に際しどのような手続きが必要だったのか、街の様子はどのようであったのか、記録のために書いていきたいと思っている。
なお、渡航に関する諸手続きは、日々変化しているので、最新の情報は領事館など、公的な機関の情報を確認することをお勧めする。
1. ミラノからパリへ渡航前のPCR検査
2021年6月時点では、ミラノからパリへの渡航の際にもPCR検査が必要だったので旅行前にミラノ市内の病院へ向かった。
日本帰国の際のPCR検査と違って、政府指定のフォームもなく、病院の検査結果をそのまま提出すればよかったのでその点は楽であった。
パリへの早朝フライトのため、ミラノ中央駅を朝の4:40に出発するバスに乗り込む。
ちなみに2021年6月時点での始発のバスであった(2022年5月現在ではもう少し便の数が増えているかもしれない)。
とても空いており、快適な車内で仮眠をとった。
空港に到着したのは5:30のこと。
すでに空港内は明るく、バールも営業していた。
季節柄、ちょっと早めのバカンスに出かけるのかなと思われる人もちらほら。
5:40にはカウンターへ行き、搭乗手続きを済ませる。
PCR検査結果も難なくOKをもらうことができた。
6:00には搭乗開始、空港から見る朝焼けは綺麗であった。
2. 雨降る6月のパリとこじんまりした宿
まずパリ市内で予約していた宿に荷物を置きにいった(写真を撮ったのは、1日目の夜)。
このようにこじんまりとした部屋に必要なものが全て揃っており、一人旅には最適な宿である。
窓のところの白い箱のようなものがあるが、こちらは板を広げれば机として使えるようになっている。
ここはアパートの一部を宿泊施設として提供しているタイプのところであったが、専用のバスルームがバスタブもついており、とても清潔、豪華であることに驚いた。
タオルの替えも十分にあり、イタリアから持ってきたものは使わずに済んだのであった。
最近パリでは地下鉄のチケットは、チャージ式のカードになったのでこの紙のチケットは廃止されるとか。
前回パリに来た時に使ったものがまだ残っていたので使い切ってしまうことにした。
またこちら散策の途中に見つけたパリの古着回収ボックス Le Relais。
ミラノにも黄色いこのような回収ボックスがあるが、古着屋さんに売るほどのものではないけど、清潔に洗えばまだ利用できる服飾品を回収してくれるボックスである。
こちらのボックスに入れれば、また古着として再販されるものもあれば、販売できないものは、リサイクル資源として使われるとか。
使わなくなったものを溜め込むのではなく、必要なところへとものを大切にするライフスタイルはとても良いと思っている。
参考:「着なくなった服を誰かの元へ届けてくれるBOX」『今日のパリ』(2020年11月8日付記事)
今にも雨が降り出しそうなパリの街を散歩。
まだ昼過ぎだというのに薄暗い。
しかしブーランジェリーの数がとても多い。
ミラノでもそこまでパニフィチオ(Panificio;パン屋さんのこと)はないような印象を受ける。
いずれもドールハウスのような店構え。
一つお目当てのパティスリーがあったのだが...
バカンスでお休みということでまた次回のお楽しみに。
たまたまブーランジェリーから出てきたパリジャン、バゲット片手に颯爽と歩いて行った。
ブーランジェリーの写真ばかりで申し訳ないのだが、本当に5分歩けばブーランジェリーがある、そんな印象をパリには抱いているのである。
またフランスのブーランジェリーには、パンだけではなくフランス風のお菓子を扱っているところも多い。
オペラ、マカロン、タルト・オ・シトロン、エクレア、カヌレなどが定番であろうか。
こういったところはテイクアウトが多いので、また滞在時間が長い旅の時にテイクアウトしたいと思ったり。
またイタリアとともにチーズ大国であるフランス。
迫力のあるショーケースの食料品店を見つけてしまった。
豚も鶏も牛も扱っているよという肉屋さん。
グリルチキンと付け合わせの野菜が美味しそう。
見慣れない街は、何を見ても楽しい。
たとえ曇り空がどんよりしていたとしても。
3. ミラノへ戻るために空港へ
パリからミラノへ戻る日、空港に行くためにバスに乗った。
切符を買い、空港に向かう。
わりと殺風景なところを走っていくのでちょっと不安になるが、無事に空港に到着。
搭乗手続きは機械で簡単に。
シャルル・ド・ゴール空港の様子。
この時は買い物をしたので免税手続きを行う。
さすがパリで買い物をする人は多いので、免税手続きも全て機械で簡単にできる。
免税手続きもすぐ済ませることができたので、ミラノに戻るためのPCR検査を受けに行った。
2021年6月時点では、搭乗券を持っている人は空港でのPCR検査は無料であった。
ところが、2021年7月より、フランス国外に住んでいる人(フランスの国民健康保険に入っていない人)は、PCR検査は有料になったとのことである。
ただややこしいことに、これを書いている2022年春時点では、有効期限内のワクチンパスを持っている人はフランスからイタリアへのPCR検査は不要とのことである。
ひとまず2021年6月時点では、まだワクチンパスポートの制度がイタリアやフランスで普及していなかったので、フランス・イタリア間を移動するのに必要な検査を受けたのであった。
予約は空港のHPからネット上で行う。
必要書類を持っていざ検査へ。
結果は20分ほどで出て陰性。
これでミラノに戻れるのである。
搭乗手続きを済ませ、ゲートへ。
いつもこのシャルル・ド・ゴール空港のエリアでは、仕事をする人、眠る人、映画を見る人、ゲームをする人、スタバのコーヒーを飲む人、PAULのパンにかぶりつく人など、色々な人がいるなと見渡している。
楽しいパリの旅もここで終わり。
次はいつ来れるだろうか、フランス語の勉強をしようと思いつつ、帰路に着いたのであった。
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