マガジンのカバー画像

〜2019年_毎日ログ

133
考えたことなどを、適当にぽいぽいしてます。不定期更新。
運営しているクリエイター

2018年7月の記事一覧

成仏しろよ。

成仏しろよ。

15年越しの供養みたい。と思った。

15年前、わたしは通っていた大学を退学した。理由はまあいろいろとあったけれど、ざっくり言えば当時つき合っていた人から望まれたためだった。

当時その人から殴られたり蹴られたり、ほかいろいろな種類の暴力を受けて、まさにボロ雑巾みたいになっていたわたし。「大学を辞めて、男について行くなんて!」と、残り少なかった理性が警鐘を鳴らしたけれど、結果的に抗うことはできなか

もっとみる
わたしがおばさんになっても

わたしがおばさんになっても

母は、この歌が嫌いだった。

理由は、うーん。忘れた。ただ、女性が自分を「おばさん」と卑下するのが好きじゃなかったんだと思う。40歳ちょっと前まで生きた母だけど、彼女はいつも綺麗にしていて、確かに「おばさん」って感じではなかったと思う。

当時、子どもでしかなかったわたしにとって、子どもを生み育て、そこそこに年齢を重ねた女性が「おばさん」であるかどうかは、そんなに重要なことだとは思えなくて。自分の

もっとみる
叩きまくった石橋を、ほいっと渡る

叩きまくった石橋を、ほいっと渡る

わたしは怖がりで、気が小さくて、目の前に石橋があったらガシガシ叩くだけ叩いて結局「やっぱ怖いな……」と渡るのをやめてしまうようなところがある。

それでいて、内心では(でも、あの先には何があるんだろうな)と好奇心もいっぱいで、ある日勢いで「ほいっ」と渡ってしまったりするところもある。

そんな性格なので、今まで生きてきたなかでも、いくつか危うい決断をしたような気がする。振り返れば「バカだなあ」と思

もっとみる

歯車

暑そうにワイシャツの腕をまくって、男の人たちが行き交う。ある人は携帯を耳に当てながら、「これから行きます」なんて話している。

圧倒的に家の中で過ごすことが多いわたしだけれど、こうやってときどき外に出ると、いろいろな刺激があるなぁといつも思うんだ。わたしはこんなちっぽけな存在だけれど、一応、ちゃんと、社会の歯車の一部になれていることを嬉しくも思う。仕事をせずに幼子と一日中べったり過ごしたあの日々は

もっとみる