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読むために作ったばかりです。 すき：演劇／音楽／その他

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クマのお仕事

すべての人間には、担当のクマが決められています。 偉い人も、強い男の子も、おじいちゃんおばあちゃんも、 どのクマがその人間を担当するか、必ず一人一人さいしょから決まっているのです。 何歳の時に出会うか、どのように出会うかは人によって違います。 赤ちゃんの時からお世話をするクマもいれば、 人間がずーっと大人になってから、やっとクマの仕事が始まる場合もあります。 クマの仕事は主に、寝かしつけ業務です。 そのほかに、お話を聞いたり、一緒にお出かけをしたり、店番や子守りを手伝っ

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    • 同僚

      あの、 ん？ あの、質問してもいいですか？ 勿論。 この仕事始めて、長いんですか？ んー、5年くらいかな？4年だったかも。（遠くに）ねえ僕何年目だったっけ？あ、5年だって。嫁の方がほんとしっかりしてるんだよね。あ、あっちに嫁がいるの、一個下。中の仕事してる。 ここ景色とか毎日同じじゃない？よくわかんなくなっちゃうよね。外にも出ないし。クーラー効いてて、季節も日にちもね、よくわかんなくなっちゃう。 新しい人？ はい、昨日来たばっかりで そうなんだ、よろしく。最近は

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      • Q

        マスクを外すと春のにおいがした 暫く、心地よい様な気がして 桜並木の遊歩道を歩きながら 人間らしい散歩なんてしたのは何時ぶりだろう、なんてぼうっと考えてしまい 人間らしい？ ではこれまでは何だったのかと問いかけ はっと我に返った 春に騙されちゃいけない 春に連れていかれたら終わりだ 春に飲み込まれてしまったら戻れない そんな事すら忘れてしまっていた うららかな日差しの中でまっすぐ、まっすぐのびる住宅街の 一本間違えたら永遠に帰れなくなる何の変哲もないアパートや戸

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        • お話が見える

          いろんなサイトの広告に出てくる、何も得るものがないパズルゲームを無になりたい時にやるのが好きです。 キャンディクラッシュとかこれとか。 それで今夜もお手洗いに起きた寝ぼけまなこで何となくパズルゲームを開いてやっていたら 突然、 このひとつ前の面をプレイしながら これはア〇ウェイの勧誘の集会だ、作り笑顔の女の人が見える、目元にしわがあるから40代くらいかな、かきあげ前髪に小綺麗な服装で「意識高い系」な感じ、 良いことを色々言ってくるけれど全部マニュアル通りなんだろう、

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        クマのお仕事

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          いきたいけど

          お風呂に浸かったまま動けずぬるくなって、 手先足先の感覚がなくなってきて、 あ、これはまずいな。と思ったまま3時間、4時間、 追い炊きのボタンを押すことも、 出ることも助けを呼ぶこともできなくてそのまま。 水温はどんどん低下してきて、身体は動かなくて、 身体は痛くなって固まって、そこにいるだけで苦しくて痛みがつらいのにそれでも。 時計は朝の2時、3時を回ってきて… っていう事、あります？ 私は最近、いえ何年も、 週4くらいの頻度であります。 今日はなんと浸かってから

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          逆だった

          成人すると、 愚痴や弱音を まわりに言いふらした方がキ〇ガイ・幼稚・わがままで 黙ってにこにこしてる方が大人 って 一般的に世間（第三者）からは思われる節があるけど、 耐えてきて限界を迎える人のほうに人間性があって 黙ってる人は耐えてる訳じゃなくサイコパス・モラハラなだけ って場合もある事が最近分かりつつある。 かつ、かなり類似の事例を今日複数聞いたので 個性や個別案件の特徴ではないのだと確信した。 驚くことに、年齢性別がかなり偏っている。 社会が生んでしまっている可

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          はじめてのファンデーション

          私が生まれて初めて"ちゃんと”買ったファンデーションはマックスファクターで、 テレビCMの松嶋菜々子さんがカッコ良すぎて イメージだけで絶対コレ！って決めてた。 20年近く前のことです。 ちゃんと、というのは その前に100均やサン宝石などなどでいい加減なファンデや口紅、真っ青なアイシャドウなんかをこっそり買ってはつけて、 お化けみたいな顔になっては、親に捨てられ叱られていたから。 高校の時に、大学になったら化粧品は必要だからと、 たしかおばあちゃんと一緒に行ったかお金

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          自我が除菌剤に溶けてしまって

          熱いお風呂が苦手なんです。 厳密に言うと、熱いお風呂自体は好きなんです。源泉かけ流しの温泉とか、露天風呂とか最高ですよね。 でも、幼少期からのぼせやすくて、それが本当に極端で。 肩まで浸かって10秒もすれば閃輝暗点と目眩とがはじまり、目の前が真っ白になって、慌てて上がることになり、 温泉にみんなで行っていた場合なんぞは顰蹙を買います。 大抵、1人でロビーに出て牛乳を飲んだり撮影可能エリアで写真を撮ったり、最近ではスマホゲームをしたりして、小一時間待つことが多いです。

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          インプットが途絶えて

          インプット。 子どもなら学校の勉強、塾や習い事のレッスン内容、 お友達の家で初めて体験するあそびや物作り、 新しい知人友人との会話、新しい仕事内容、 毎朝通勤電車でスーツ姿の人々が読んでいる日経新聞、鬼平犯科帳の単行本、 海外旅行の経験、資格試験、芸術鑑賞･･･ 私の場合はそれが主に 演劇 であった。 好きな演目、特に興味は無いけど誘われた演目含め毎日のようにインプットをしていて、 記憶にはっきりと残るものも見たことすら覚えていないものも含めて そのひとつひとつ

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          こわいゆめ

          眠っている間に見る夢に色や音声がついているかいないか、人によって異なるというのは本当なのだろうか。 自分の夢しか確認できないので一生わからないことだ。 普段は夢を見ていたことすら覚えていないことが多いのだが、いくつか鮮明に覚えている夢がある。 また、何度も何度も見ている気がする夢もあり、 或時は夢の中で既に「これはいつも見る夢だ」と思いながらその後のやり取りを続ける事もある。 幼少期に一番怖かった夢の話をする。 それは私が幼稚園児から小学校低学年くらいの時によく見てい

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          最後の一文だけを書いて生きていきたい

          大人になるにつれ、文章は読むのも書くのもすっかり苦手になってしまった。 中学か高校の時、校内に文芸誌みたいな物があって 何度か小説や詩のようなものを寄稿し、掲載された事がある。 現代社会のストレスと闘っているうちに、「都合の悪い事は完全に記憶から消す」という超能力を身につけてしまったため、詳細はあまり憶えていないのだが、 確かそのうちの一編はこうだった。 兎に角、最後の一行に 「その焔が美しかったかどうか、彼は知らない。」 これを書きたい、という目的だけで何とか話を

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          最後の一文だけを書いて生きていきたい

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          恋バナがしたい。っていう投稿を読んで

          よく行く飲み屋でたまたま居合わせた時に雑談程度の会話をするというだけの繋がりで、連絡先を教えていたという事実すら忘れていたくらいの男友達・Y氏から、 外出自粛期間も1ヶ月をこえた先日、およそ2年ぶりに突然電話がかかってきた。 Y氏は一時期は週に一度はお店に顔を出す常連仲間であったが、途中で遠方の実家に引っ越してしまい、 たまに「どうしているかね～」などと名前はあがるものの、めっきり疎遠になっていた。 「久しぶり～、わかる？」とおそるおそる電話口で切り出す相手に話半分に答え

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          恋バナがしたい。っていう投稿を読んで

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