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Green Talk 43 : 青山ファーマーズマーケットのNakedな日

ちょっと前に、青山ファーマーズマーケットの2/23のNakedという生産者さん側も買う側も、Naked=個包装/バッグなしという前提で実施される日に行きたいということを書きました。いよいよ当日、伺ってみました。

前回を踏まえ、色々とバッグに入れて伺ってみました。持っていったものはこれらのもの。以前の記事に、KAORI WORLDさんがコメントくださったことを受けて選んだものもあります。いつもありがとうございます。

1. マイバッグ
2. 自宅にあるSHOPビニール袋  (前回の水を気にする農家さんにはこれがいいなと)
3. ガラス瓶2つ
4. ロー引きの袋
5. 新聞紙
6. 卵パック(空)

結果からお伝えしますと、利用したのは、マイバッグ、ガラス瓶、ロー引きの袋数枚でした。
購入したのは、泥付きの野菜4種類、サラダセットの野菜、みかん4個、ドレッシング2本、胡椒の実とカシューナッツ、レンズ豆、ヴィーガンクッキー2枚です。

新聞紙は野菜を包むように準備していたのですが使いませんでした。Nakedな野菜ばかりではなかったからです。今回、近場の産地の泥のついたお野菜やサラダセットなどの形で売られているものを買ったのですが、そのためのカバー袋はやはりついてしまうよう。
夫は、運搬に必要だったり、店舗をみると農家さんが自宅のものを持ってくるというよりは買い付けて売っている方も多めだからでは、と言っていました。

それでも、持ち帰る包装を断った時には「お!ありがと!入れるね」とそのまま入れてくれたり、ある方には「おじさんは涙が出るほど嬉しい」と言われたり。そういうやりとりが、このマーケットはとても多かったです。

涙が...のお店の方は、ご自分でもビニールにいれて野菜を渡すことが気になっていたそう。なので、「それって、お家に持って帰ったらどうされますか?」と複数の方に聞かれたとのこと。ほぼ皆さんが廃棄するということを聞いて、ああもったいない、だったらうちのお野菜と交換するから次回持ってきて、って言いたくなるのだ、と話してくれました。

前回のnoteの中で、私は「Nakedをしようという取り組みは、本当に、売る側買う側、両者歩み寄ってなんだ」と書きましたが、ここでは持ち帰るバッグに関して、このように歩み寄りが合致している感じがとてもありました。
個包装も会話を繰り返すことで、お互いがいいところへ動くことがあるのかもしれないというポジティブな気持ちにもなれ、嬉しかったです。

また運営の方もNakedを勧める行動をとってくださっています。いくつかのバッグを2つの入り口に置かれていて「ご利用ください。次回また来る時に返却下さい」とメッセージがありました。それぞれがそれぞれのペースで1歩踏み出す機会をくださっていますね。
このNaked自体は今回で最後だそうですが、別の形で、ゴミの少ないマーケットとして進められるということ。楽しみにしています。

最後に、一番Nakedだったと個人的に思うお店を1つご紹介させてください。nue by 斗々屋さんです。

大きなガラス容器に、レンズ豆、ひよこ豆、アーモンドなどのナッツ類、ドライフルーツ、ヴィーガンパスタ。Bioのチョコレートなども売られていました。10gいくらという形でガラス容器に記載があり、例えばレンズ豆なら15円/10gなど。
また、なにも容器をお持ちでない人の対応もあり、その方法の1つとして、「こちらの瓶を使ってください」といくつかのガラスの瓶がお店にも置かれていて。これは嬉しいし、入り口のバッグと同じく、”ちょっとやってみようかな”の背中を押してくれる素敵な仕掛けです。

私は自宅から持ってきた瓶に入れてもらいレンズ豆を持って帰りましたが、横にいる方から「それで何グラムですか?」や「レンズ豆ってベージュだと思ってたのですがグリーンのものもあるんですね。何に使われますか?」なんてお話かけていただいたりそんな会話も楽しいものでした。持ち帰った後は、トマトベースのスープに入れ、美味しくいただきました。

nueさんは日曜日限定で代々木公園の近くにてお店もされているそう。また、西麻布や藤沢でも購入が可能な場所/日があるそうです。詳しくはこちらのInstagramをご覧になってください。

最後に、nueとはフランス語で”裸”という意味とのことと教えていただきました。nue=量り売り/Nakedの選択肢を広げてくださるnueさんに、これからも瓶を持って伺いたいなと思っています。