デジカ ジャスティモン調整備忘録

この時を待っていました。

私、200はジャスティモンが大変好きなのです。
が、残念ながらデッキパワーはいかんともしがたく
「好きだけど大会に持ち出すデッキではないな」と
諦め、時々わずかに調整しては微妙な手ごたえにため息をつく日々を送っていました。

そんなジャスティモンについに大幅強化が入ったのです。
これはもう必死こいて研究して
ジャスティモンデッキで勝つしかないでしょう


呪術全く知らんけど

対戦数、約15戦。一人回し、10戦現在。
テイマーバトルすらロクに参加していない人間が書いている記事であることをご了承いただいた上で斜め読みしてください。
まずは現段階の結論、デッキリストから。


世に出していいのか?こんな歪なレシピ


突っ込みどころはたくさんあると思いますが
今回はメインのギミックである秋山遼とデヴァイスについて
備忘録を兼ねて書いていきたいと思います。

「秋山遼」と「各種デヴァイス」

今回の新規カードはどれも神の御手であり
序列など存在しようもありませんが、最も重要かつジャスティモン独自の
ギミックである、新規の秋山遼とデヴァイスが構築の根幹を担っているので
文字数を割いて書きなぐっていきたいと思います。


「遼」の字に慣れない

・メインフェイズ開始時にデヴァイスカードを「場に置く」ことで1ドロー
・場のデヴァイスカードを4枚破棄することで手札かトラッシュから
 サイバードラモンをノーコストで登場

流石に強い。

手札にあるデヴァイスカードがノーコストで場に出る上に全部ドローソースになる新型のデッキエンジン!
これを用いて場にデヴァイスカードを貯めつつ大量にドローして
ジャスティモンまで登る、というのが基本の動きとなる…のですが。
このデヴァイスカードが原因で構築する上で頭を悩ませることになりました。

「悩み」の具体的な内容と現状の結論について下記に書きなぐっていこうと思います。

下記に書きなぐる前に柿を挟むね

1 デヴァイスの総枚数

デヴァイスカードは特に新規のサイバードラモンや
ジャスティモンブリッツアームaceに必要な能力を付与するデザインであり
特に新規のaceが抱えている弱点をカバーしてくれる素晴らしいカードで
ジャスティモンをメインとするなら活用しない手はないと思います。


強いには強いけど大きな弱点もある

ジャスティモンaceの弱点のうち
もっとも深刻なのは11000というDPの低さです。
相手ターン終了時までではあるもののデジモンの効果を受けない耐性と
こちらも相手ターン終了時までですがブロッカーを進化時に得るため
デジモン効果では対処できず、ブロックで相手を止めるという動きが可能ですがDPが11000では結構簡単に突破されてしまうので、除去目的としてはあまりアテにできません。

攻撃時にもDP不足でセキュリティバトルで消滅してしまうのが目立ち
せっかくの効果耐性が発揮されないまま消滅→オーバーフローでピンチ
という負けパターンを何度も経験することになりました。

これを防ぐにはDPを上げるしかなく、デヴァイスカードは
まさにそのように設計されている為ジャスティモンaceをフィニッシャーにするのなら必要になってくると思います。

前述した遼でのドローでデッキもよく回るので当然採用しているのですが
デヴァイスカードの枚数はどの程度が良いのか?
という疑問にまず行き当たりました。
結論から先に書くと「10枚が目安」だと判断しました。

遼でドローしつつ場にデヴァイスを貯めるという動きのためには
デヴァイスを手札に引き込む必要があり、手札にデヴァイスを多少抱えても遼で毎ターンノーコストのドローになる為、枚数を増やしたほうが
ドローソースとしてもジャスティモンの強化としても安定します。

後述しますがセキュリティ効果もかなり強力で盾に埋まっても良い
為、
イメージに反して裏目は少ないです。
増やしすぎるとデジモンが足りなくなってしまうのでバランスは
考えなくてはなりませんが、10~12枚くらいに落ち着きそうです。


2 どのデヴァイスを何枚取るか

この記事で最も需要な項目(と筆者はおもっている)です。
作成段階で青のビショップデヴァイスが公開されていないので
それ以外のすべてのデヴァイスについて書いていきます。
これ以降、各種デヴァイスは色で呼び分けることにします。
書きやすいので…。

デヴァイスカードは「赤か、それ以外か」
に大きく分類することができます。


ジャスティか、ジャスティ以外か。

ポーンデヴァイス(赤)


テイマーバトル限定

赤いほうのデヴァイス。
このカードはデヴァイスの中で唯一ディレイ効果を持っているという特徴があります。

デヴァイスはすべて使用後場に残る効果を持ったオプションカードですが
赤以外はディレイ効果を持っておらず「場から破棄されたときに」効果が誘発します

なんとなく伝わるとは思うのだが。

つまり、場にあるデヴァイスを使用するためには
別のカードで使いたいデヴァイスを場から破棄しなくてはならないという
効果になっており、デヴァイスを破棄する手段が別途必要になるのです。

破棄する効果は全部で4つで

1   ジャスティモンaceの進化時またはアタック時効果(ターン1回)
2 BT19サイバードラモンのアタック時効果(強制破棄)
3 BT19秋山遼のデヴァイスを4枚破棄してサイバードラモンを出す効果
4 赤デヴァイスのディレイ効果

となっています。

赤デヴァイスはメイン効果が1ドロー、2コスト、ディレイでデヴァイスを破棄するとメモリ+1といずれも非常に優秀であるため
遼同様デッキを回す潤滑油としてそれなりの枚数を取るべきだと判断。
赤デヴァイス以外の効果では複数のデヴァイスを一度の攻撃時に使うのは難しい為(遼はできるけどリソース消費が重すぎる)多めに採用。
半面単体ではあまり役に立たない為、3枚に落ち着きました。


わかりやすいようにもう一度。

セキュリティ効果もDP11000以下消滅、しかも手札に加わるという
2コストのオプションにしては異様に強いものなので3枚でも裏目は少ないでしょう。


クイーンデヴァイス


唯一、相手を対象にする効果。

赤じゃないほうその1。

進化時効果を発揮させない効果とDPをマイナス3000。
攻撃時には相手のaceカウンターを封じることができ

防御時にはジャスティモンaceにブラスト進化、進化時効果で黄色デヴァイスを破棄という流れで相手のDPをブロックできる数値に落としたり
単純に3000以下の相手デジモンを消滅させる使い方も可能。

環境でも強力な相手のaceデジモンを対策できる素晴らしい1枚です。
セキュリティ効果もワンショット型のデジモンには効果が期待でき
なかなか有用かと思います。

半面、こちらのジャスティモンaceがガラ空きの盤面でセキュリティを攻撃するときなどは効果を発揮できない為、相手のデッキタイプや状況によっては有用性が落ちることがあります。

エングレエンガルのような場にデジモンが残らないタイプのデッキや
7大魔王のようなaceがほぼ採用されないデッキが環境にいることも
事実なため、意外に活躍にはムラがある印象です。

とはいえ、攻撃時の安定性は向上するのでこちらも多めに採用するべきと判断。3枚に落ち着きました。


もう一度。黄色いデッキなら普通に採用できそう


ナイトデヴァイス


セキュリティ効果は微妙。

赤じゃないほうその2。
手っ取り早くDPを+4000するわかりやすい効果と
貫通を付与。これ1枚でジャスティモンaceのDPは一気に15000となり
バトルでの消滅が大幅に減ります。

自分の周りでは評価の低いカードなのですが
私200は最も信頼しているデヴァイスです。

理由としてはセキュリティを削りつつ生き残ることが
ジャスティモンaceには重要であるからと
新規のBT19サイバードラモンとのシナジーにあります。


制御しきれないというフレーバーを見事に再現した効果。

BT19サイバードラモンは 速攻 衝突
さらにターン終了時にプレイヤーにアタックを行う強制効果を持ち
その際、自分の場にあるオプションカードを一枚破棄する
強制効果があります。原作さながらの狂戦士なのです。

このサイバードラモンに最も相性がいいのが緑デヴァイスなのです。
DP14000、衝突で貫通という強力な攻撃性能を発揮します。
相手のフィニッシャーを倒せるケースもあるでしょう。
最悪、7コストで素だししてもこの動きが可能なのは強力だと思います。

さらにこのサイバードラモン、進化元効果が衝突になっているため
ジャスティモンに進化してからも緑デヴァイスの貫通を強く使うことが
可能なのです。

以上の理由から、攻撃性能を大きく向上させる緑デヴァイスも3枚採用。
今のところ緑を強いと思っている人を見ていないので同意見の方に名乗り出てほしいです。不安なので。


強いと思うんだけどなー


ルークデヴァイス


黒らしい効果

赤じゃないほうその3。
DP+2000、再起動、ブロッカー。
うれしいけど普通はわざわざオプション使ってまでつけないよね
といった印象です。ジャスティモンデッキでは話が変わりますが。

緑とは違い、DPアップ効果が相手ターン終了時まで続くという点が
長所で再起動とブロッカーも悪くありません。

悪くはないのですが…再起動は進化元効果等で比較的簡単につけることが
でき、ブロッカーも1ターン限定ながら自前で持っていたりするため
役割が重複している点が気になります。

以上の理由から不採用。唯一
一枚も採用していないデヴァイスになっています。
セキュリティ効果の退化2も有能であり
決して弱いカードではないので環境次第では採用の可能性は
あるでしょう。


キングデヴァイス


唯一の4コスト

問題児。冗談抜きで一番頭を抱えたデヴァイスです。

破棄されることでトラッシュから紫と赤以外のデヴァイスを
エリアにおけるという紫らしい効果。
緑デヴァイスとは逆で「私以外からは」評価が高いです。

私はこのカードをあまり評価していません。
青デヴァイスの効果次第では抜いてしまうことも検討しています。

紫以外のデヴァイスをトラッシュからエリアに出せるということは
紫は一枚で黄色、緑、黒の代わりになる実質的なワイルドカード
であり、紫を多めに採用したほうがよいのではないかという意見が私の周りでは多かったのですが。

どうしてもそうは思えないので理由を書いていこうと思います。

結論から言うとギミックとの相性が良くないのです。

ギミックというのは遼の効果でデヴァイスを場に出しドローする一連の流れ
を指しています。

10枚程度のデヴァイスのうち、紫を3,4枚採用するということは
当然ながらそれ以外のデヴァイスが減り、手札に最も多く来るのは
必然的に紫デヴァイスということになってきます。

するとどうなるか。紫だけ手札にあっても邪魔なんですよね。
紫は他のデヴァイスがトラッシュになければ
なんのバフもデバフも発揮しません。
オプションカードをトラッシュに送る方法もテーマ内や黒のカードにはほとんど存在しない上に、そもそも遼でノーコストで場に出すことが
できるわけですからわざわざトラッシュからサーチすると
普通より遅いです。

トラッシュを活用する効果は一般的に強力ですが、それはトラッシュを高速かつ自然に肥やせる紫デッキだからの話であり、黒いデッキには同じ芸当は不可能です。
そうなってくるとデヴァイスを安定してトラッシュに送れるカードを
探す流れになり、選ばれたのが

こいつです。

ご存じヴァイオレットインブーツです。
オプションカードをトラッシュに送ることで1ドロー。
しかも秋山遼がからっきしダメなメモリ問題も3固定で解決してくれる。
完璧じゃね!?

そうなんです、すごく良い・・・

ようにみえるんですけどそうじゃないんですこの娘


インブーツを4枚採用し、紫デヴァイスを多く採用すると
手札に一番くる紫デヴァイスをインブーツで捨てたら回収できない
というジレンマが発生してしまうのです。

それならばと紫の採用枚数を抑えてインブーツを採用すると
紫の枚数が少ないからトラッシュに送ると回収が難しい
というジレンマが発生し、いずれの場合も
ドローできてもデヴァイスカードが全然使えないという
致命的な欠陥が生まれてしまうのです。

さらに紫デヴァイスでほかのデヴァイスを場に出し使用するためには

1 紫デヴァイスに何かしらのオプションを破棄する効果を使用して起動
2 回収したデヴァイスにオプションを破棄する効果を使用して起動

という手順が必要になります。

1ターンにそんなに何度も破棄効果を使うのがそもそも難しいので
やっぱり非効率になってしまうのです。

以上の理由から私は1枚採用です。
中盤以降のリソース回復としては有用なので最低限。

インブーツは不採用です。

長くなってしまったので一旦ここまでで公開します。
一番重要な話は既に終わっていますが
残りのカードや検討中のカード等を追記する予定です。

ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
お暇でしたら追記後も読んでいただけると嬉しく思います。

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