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心が通じるのは、家庭環境が似てる人

「私、お父さん嫌いだから。」

そう誰かに打ち明けるときは、決まって
私の雰囲気からしてそんな風には見えなかった
と驚かれる。

物心ついた頃から両親は不仲で、きっと一般的な家庭にはないであろう罵声が飛び交う家庭だった。父親は持病があるにも関わらずお酒とタバコがやめられない。そしてそれを放っておけない母親。家で居心地が良かったことなんてない。

私は、家庭環境のことを話す人を無意識に選んでいる。それは親しさに関係なく、私と同じ環境にある人だ。

家庭環境の良い人に会うと、どこかで“この人は違う”という直感が働いてしまう。それは多分、私の価値観や人格の大半を家庭環境が作り上げてきたからだと思う。

自分では家族仲が悪いことを恥だと思ったことはないが、家族仲が良い人からしたらこういう話は気分を悪くしまうはずだ。だから、家庭のことを話せる人との価値観はすごく合う。
一番の親友も、一番心を許している上司も
やはり家庭環境が悪いし、明るく振る舞い人からいじられる性格も私によく似ている。
また、将来は絶対に明るい家庭を築きたいと思っている割に、恋人が家庭に事情を持つ人であると理解し合えて嬉しいという矛盾もある。

私は友人が多い方だと思うが、相手との心の距離は家庭環境の話が通じるかどうかで決まるように感じる。
こうして文章にしてみると、ほとんどの友人には偽りの自分を演じてしまっているのかもしれない。

なんだか暗い文章になってしまったけれど、私は自分の子どもにはこんな思いは絶対にさせたくない、家族を沢山愛して平和な家庭を築きたい!というお話でした。

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