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2/15 歌会たかまがはらに出演します

天野うずめさんの主催されている 歌会たかまがはらに出演します。たかまがはら。短歌の配信番組です。皆様のご投稿お待ちしています。

お題:「会話」※テーマ詠です。
締切日:2020年2月8日(土)まで
配信日:2020年2月15日(日)21時~(予定)
ゲスト:吉田恭大さん

詳しくはたかまがはらの公式blogをご参照ください。今回の題は『会話』、テーマ詠なんでご自由に解釈していただければ。
前回のゲスト、かばんの土井礼一郎さんからご紹介いただきました。15日当日はネットで何ぞ喋るのが配信されます。何喋るかは詠草見て決めます。質問とかも受け付けるとのことなので、聞きたいことあればどうぞ。

〇『歌壇』2月号
島田幸典さんに『光と私語』書評をいただきました。「わたしがどこにいるのかをめぐる思考が突出した歌集なのである」とまとめてられています。魚村晋太郎さん(詩客)や、土岐友浩さん(短歌現代2019年8月号)や、関西の人に読んでいただくのは私の中でちょっと特殊な嬉しさがある。勿論東西問わず読んでもらえるだけでありがたい話ではあるのですが。

〇「銃とチェーホフ」15首(ねむらない樹 vol.4)
掲載されています。犬やペンギンやチェーホフが登場する愉快で楽しい短歌連作です。

〇振替経路の路線バスについて
埼京線と中央線のユーザーなのですが、どちらもしょっちゅう遅延し、ちょくちょく止まるのですね。先日もちょうどそれで。迂回するバスの中で個人的なまとめを作ってみました。需要があるかは微妙ですね。

◯現代短歌のテキストマイニング
笠井さん、uniさん、ありがとうございました。
歌集編むときに「このテキスト何かに使えないですかね」ってふわっとした話をしてたのですが、結果的にとても具体的な形になりました。
ここ数年の総合誌の流行だと結局「AIはポエジーを解するか」みたいなファンシーな議論に陥りがちだったので(そうじゃない話をしてた人もいたけど)、今回のテキストマイニングは短歌を使ってこういうこともできるよ、というケースの一つになったのではないかと思います。

「11.単語ベクトルと類似度の学習」。
 「あなた」は「わたし」と少し近くて、「私」からは遠い。「私」は「恋人」よりも「電車」に近い。「外国」は遠い。「死ぬ」のと同じくらい遠い。さらに、「あなた」から「私」を引き算したら分かったのは、「私」という語は、「存在(ある)」や「修辞(アネクドート)」に近づくような用法では使われていないのかもしれない。少なくとも、「あなた」ほどには。

ここが(笠井さんの文体だけど)エモで良いですね。…今回は『光と私語』一冊でしたが、例えば新鋭歌人シリーズのテキストデータを使えたらどうなるかな、とか、色々可能性はありそうで。坂井修一さんあたり感想くれないかしら。


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