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PdM(プロダクトマネージャー )1年目の振り返り

はじめに

リテイルテックベンチャーでゼロイチプロダクトのPdMをやっているナニワです。2019年4月に大手SIerの保険業界のPM/PLから、リテイル・広告業界ベンチャーのPdMへ大きくキャリアチェンジしました。
今回は、1年目PdMとして感じた気づき、課題、来年ゴールについて整理したいと思います。

振り返りのプロセス

① エピソードの抽出
社内カレンダーから印象に残ったエピソード(嬉しかったこと、悔しかったこと等)をピックアップする。

② 「成果」、「課題」の抽出
ピックアップしたエピソードを踏まえ、なりたい自分から逆算した転職から1年における「成果」と「課題」を抽出する。

③ 1年後のゴール設定
2020年12月時点における目標の設定を行う。

1年の振り返り

2019年4月:
リテイルテックベンチャーへジョイン。(自己紹介で他のメンバーのクオリティの高さに圧倒される。。)
・コンサルいただいている大学教授の方と機械学習の実装について、R&D。(機械学習(データサイエンス)について極めたいという思いが強くなる。)

2019年5月:
・5月中旬ごろから徐々にPdM業務を引き継ぐ。プロダクトのWhy(なぜそのプロダクトが必要なのか。)の説明に苦慮。
・社外の方と多く面会の機会を得る。(データサイエンティストコンサル、その他ビジネスを起こせるかもしれない人など)

2019年6月:
POSデータの連携について、地方小売店と詳細の詰めを開始する。(大手SIer時代より責任範囲が広いため試行錯誤で苦労した。SIer時代にパートナー任せにしていた自分を後悔する。)
・ユーザー企業(想定ユーザー)へ初訪問。(リテラシーのギャップに戸惑う。)

2019年7月:
プロダクトロードマップを作り、1on1で社長に説明。(今考えると反省材料が沢山ある。)

2019年8月:
・プロダクトマネタイズまでの現実的なロードマップが中々見えて来ず、PMコンサルの方に支援いただきプロダクトの方向性を再度一から見直すことに。(ここで「起業の科学」や「ユーザーストーリーマッピング」など読み込み、暗中模索する日々。。。)
副業(PMサポート)の話をいただく。(本職とは全く異なるゲーム業界のPM支援)

2019年9月:
・三重の協力会社へ訪問して、キーマン同士でプロダクトの方向性を議論。
・この時期からゼロイチプロダクトとは別でCRMの案件が立ち上がる。

2019年10月:
・体制変更に伴い、ゼロイチプロダクトのPO(プロダクトオーナー)にマーケ出身の方が着任する事になり、自分はCRM案件のPdM(PJM兼任)にシフト。(ハシゴを外された気持ちで一気にモチベーションが下がる。しかし、会社としてはマネタイズが急務なので仕方のない判断だと自分を宥める)
・プライベートで友人とWebサービス開発の立ち上げを実施。(プロダクト開発を実際に手を動かして経験することで、頭(フロント)からお尻(DB)までどのようにしてシステムが出来上がっているのかを体現したいため。)

2019年11月:
自分の介在価値は何なのか、という自問自答を繰り返す毎日。ただ、事業部オフサイトでは、自分の自己分析は相当掘り下げされているという評価をいただく。(自分のことは客観的に見えているのか、と少し安心)
・社長からの上期フィードバックでは、マインドチェンジを求められる。

2019年12月:
・CRM案件のPdMという立場でありながら、方向性を示す事に苦慮して、POやBE(バックエンドエンジニア)のメンバーに伴走してもらう。
・PJMとして、タスクの組み立て、プライオリティ付けに苦慮。
・その他、大手小売店とのデータ連携についてはクライアントリレーションで苦労したが、仕様が固まりつつある。

モチベーショングラフ

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「成果」、「課題」の抽出

成果(good point)

・PdMとしての仕事を一通り経験できた。そして、得意なところ苦手なところが見えてきた。
・PdMに求められる能力(ビジネス、マーケット、ユーザー、デベロップメント)について俯瞰できるようになった。そして各々のレイヤーについて、具体的な行動ベースでやるべきことが見えてきた。
・自分の性格について、客観視できるようになった。
・学習欲が高まった。

課題(improvement point)

・ビジネスにおける視点(セールス(営業)側の視点)、企画(マーケティング)としての能力が足りていない。
・業務ドメインの理解不足(CRM、小売業務)
・自分の特性が見えてきたところでどう向き合っていくか。
・ベンチャーのマインドをどう自分の中に浸透させるか。

来年の12月までのゴール

業務内
・現状取り組んでいるCRM案件のプロダクトリリース。
・データ連携について得たノウハウを再現性のある形にまとめる。
・ゼロイチプロダクトのローンチ、マネタイズに成功し、このプロダクトのPdMに返り咲く。
・プロダクトロードマップをプロダクトマネージャーが押さえておくべき視点(ビジネス、マーケット、ユーザー、デベロップメント)から作成し、役員陣に説明できるようになる。その為に各レイヤーの勉強も抜かりなくやる。
・どの分野に強みをもったPdMなのかを明確に示せるようになる。(現状、機械学習、データサイエンス、アーキテクトで悩んでいるが明確に決められるようになる)

業務外
・副業(PMサポート)でバリューを出し続ける。
・友人と立ち上げたプロダクト開発で無事にローンチさせる。
・自らの経験をアウトプットする機会を多く持つ。(勉強会、登壇、その他ツール(Qiita、note、Twitter)など)

最後に

振り返りのやり方は人それぞれあると思いますが、ぜひこの長期休暇のタイミングで自分の1年を振り返ってみてはいかがでしょうか。


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