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アインシュタインはノーベル賞を受賞したとき、賞金を離婚の慰謝料に充てていた!【6/30はアインシュタイン記念日】


本日、6月30日はアインシュタイン記念日です。
アルベルト・アインシュタインはとは、相対性理論を提唱した物理学者です。
1905年の今日、アインシュタインが相対性理論に関する最初の論文「運動する物体の電気力学について」をドイツの物理雑誌『アナーレン・デル・フィジーク』に提出したことを記念し、定められた記念日です。

今日はこのアインシュタインに関する雑学です。

アインシュタインとはどんな人?

前述しましたが、アインシュタインとは相対性理論を提唱した物理学者です。光電効果、特殊相対性理論、一般相対性理論などを提唱したほか、世界一美しい方程式「E(物質のもつエネルギー)=m(物質の質量)c²(光の速度二乗)」を導き出したことで知られています。

ドイツで生まれた彼の、幼い頃のあだ名は「のろま」でした。のちの成功からは考えられないですが、子供のころはなんと勉強嫌いの落ちこぼれ。中学時代の教師から「ろくなものにならない」とまで言われ、大学受験にも失敗しています。
ですが、スイス連邦特許局の技師として働いている折に、前述した「運動する物体の電気力学について」を提出し、学者の道へ進むことになり、やがて20世紀最大の天才となっていきました。

ノーベル賞受賞

そんなアインシュタインですが、1921年にはノーベル物理学賞を受賞しました。
その項目は「光電効果の発見」です。

このとき、受賞にともなって賞金が授与されましたが、じつはこの賞金を離婚の慰謝料に回してしまったというのです。
真面目な学者の顔からすると意外ですが、どんないきさつがあったのでしょうか。

アインシュタインは、ミレーバという女性と結婚していました。
ですが、やはり彼は天才物理学者らしく、研究に夢中になるにつれミレーバのことが疎ましくなっていきました。どんどんと妻に対する関心がなくなっていったのです。

一方、ミレーバは夫・アルベルトと同じく科学者を目指していましたが、出産が重なって専業主婦になっていました。家庭のために科学者になる夢をあきらめたのですね。
しかし、そうまでして自己を犠牲にして尽くしたのに、夫は自分に関心をなくしていっています。それにミレーバ自身も不満が溜まっていき、1914年に別居しました。

客観的に見れば、この離婚の原因をつくったのは夫のほうですね。
そのため、アインシュタインは多額の慰謝料を支払うことになりました。彼は1914年当時はノーベル賞受賞など決まっていませんでしたが、いずれ受賞してその賞金を慰謝料に充てると約束したのでした。


Ⓒオモシロなんでも雑学編集部


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