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食べ物の”なんで?”

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食べ物の雑学をまとめています。「あの食品に意外な事実が!」「えっ、この食べ物ってこんな秘密があったのね」といった新鮮な驚きを産地直送いたします。
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ガムが口のなかで減ったりしないワケ(6/1はチューインガムの日)

ガムが口のなかで減ったりしないワケ(6/1はチューインガムの日)

本日、6月1日はチューインガムの日とされています。
平安時代、元日と6月1日に、お餅など固いものを食べて長寿と健康を祈る「歯固め」の風習があったことから日本チューインガム協会によって1994(平成6)年に制定されました。

本日はこのガムについてのお話です。(ちょっと短いですが)

眠気覚ましなどのためにガムをよく噛む人もいると思います。
このガム、口のなかで何百回と噛んでいるのに減ったりしません

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ビールを飲むと、ほかのお酒のときよりトイレが近くなるのはなぜ?【4/23は地ビールの日】

ビールを飲むと、ほかのお酒のときよりトイレが近くなるのはなぜ?【4/23は地ビールの日】

本日4月23日は、地ビールの日とされています。日本地ビール協会を中心とする「地ビールの日選考委員会」が1999年に制定しました。

なぜ今日なのかというと、歴史的な理由があります。
1516年の4月23日、バイエルン国王ウィルヘルム4世が発布した「ビール純粋令」によって、水、ホップ、大麦・小麦の麦芽、酵母だけがビールの醸造に使用できることとなりなした。

これはつまり、「ビールとは何か」が世界で初

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駅弁発祥地はドコだ!? 宇都宮説と上野説を検証【4/10は駅弁の日】

駅弁発祥地はドコだ!? 宇都宮説と上野説を検証【4/10は駅弁の日】

本日、4月10日は駅弁の日です。駅弁とは、言わずもがな、駅で売っているお弁当のこと。車窓の景色を眺めながらご当地の名物を食べることができる、特別なお弁当です。(飯テロ注意▼)

駅弁の日の意外な由来「駅弁の日」は、駅弁のおいしさ、楽しさをより多くの人に知ってもらい、「駅弁」の魅力をPRするために、1993(平成5)年に一般社団法人 日本鉄道構内営業中央会が制定しました。
なぜ今日になったのかと言う

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ビタミンのアルファベット なぜ飛び飛びなの?【3/16はビタミンB1発見の日】

ビタミンのアルファベット なぜ飛び飛びなの?【3/16はビタミンB1発見の日】

本日3月16日は、ビタミンB1発見の日です。

1910年の今日、日本の農芸化学者・鈴木梅太郎氏が米ぬかから、オリザニン(ビタミンB1)を発見しました。

脚気は白米ばかり食べることが原因当時、日本では脚気に悩まされている人が多く、治療の術が見つかっていませんでした。食欲不振、足の痺れが起こり、最悪の場合は死に至るこの病は、本当はビタミンB1が欠乏すると起きる病気なのですが、当時は伝染病や風土病だ

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梅干しはすっぱい…けど!酸性と思いきやアルカリ性!

梅干しはすっぱい…けど!酸性と思いきやアルカリ性!

おにぎりの具、お弁当の具でもメジャーな梅干し。日本人なら誰しもが味を知っていると言っても過言ではない食材です。

梅干しはとても酸っぱいものの代名詞になっています。食べた瞬間、顔をしかめるほどだと言えばみなさんもイメージできるでしょう。

ただこの梅干し、酸っぱいからと言って酸性というわけではありません。じつは真逆のアルカリ性の食材なのです。

えっ!? 酸っぱいのになんで? と思う人も多いでしょ

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ナマコは目がない では、どこで光を感じているの?

ナマコは目がない では、どこで光を感じているの?

遠浅の海にたくさんいるナマコ。
グアムやサイパンに行ったときに、投げ合って遊んだ人も少なくないでしょう。(だよね?)

ナマコって、冷静に見れば結構グロテスクな見た目をしていますよね。とくに生きている生のナマコを見ると、とても食べようなんて思いません。人類で最初にナマコを食べた人ってすごい!

ですが、ナマコって珍味として有名ですよね。
とくにコノワタという食材もあります。これはナマコの腸のことで

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ミツカンの由来は江戸時代の家紋にアリ+ロゴの豆知識も【3/9は酢酸の日】

ミツカンの由来は江戸時代の家紋にアリ+ロゴの豆知識も【3/9は酢酸の日】

本日、3月9日は、酢酸(さくさん)の日とされています。酢酸とは、お酢のなかに含まれる、すっぱさの元になっている成分のことです。3~5%ほど含まれているそうです。

3(さ)9(く)の語呂合わせにちなみ、ミツカングループがこの記念日を制定しました。(ミツカングループ本社@愛知県半田市▼)

ミツカンといえば、食酢や調味酢などの製造・販売を手掛ける国内最大手の酢メーカーです。
酢といえば、ミツカン酢が

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料亭の前にある盛り塩 じつはお清めのためじゃなかった!?

料亭の前にある盛り塩 じつはお清めのためじゃなかった!?

料亭や居酒屋の前には、山型の円錐形をした盛り塩が置かれているのを見たことがある人は多いと思います。

塩といえば、お清めの塩といったイメージが強いでしょう。力が土俵で塩をまいたり、葬儀の帰りに塩を持って帰ってきたり、といったこともあります。塩は穢れを祓う意味もあるようです。

では、店の前にある盛り塩も、お清めの意味があると思うかもしれません。商売の邪魔になりそうな悪い気を逃がして、商売成就を祈願

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芽キャベツは、キャベツの子どもではなかった!!

芽キャベツは、キャベツの子どもではなかった!!

食卓を彩る野菜のひとつにキャベツがあります。
千切りにしてアジフライやとんかつの付け合わせに、煮込んでロールキャベツに、野菜炒めやお好み焼き、焼きそばの具材に、さまざまな料理に重宝され、いまや私たちの生活には欠かせない食材になっています。

このキャベツと似た食材に、芽キャベツがあります。

キャベツの形をそのままに、卓球のピンポン玉くらいの大きさに縮めた姿をした食材です。キャベツよりも柔らかく、

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牧場の牛のお腹のなかには磁石が入っている!?

牧場の牛のお腹のなかには磁石が入っている!?

私たちの食生活には、牛は欠かせないものになっています。牛乳やバター、チーズなどの乳製品のほか、肉自体も牛丼や焼き肉、しゃぶしゃぶなどで慣れ親しんでいます。今回は、そんな牛にまつわる雑学をご紹介します。

乳製品を提供したり牛肉となったりする牛は、家畜として牧場で飼われています。この牛たち、なんと胃のなかに磁石が入っているらしいのです。
それだけ聞くと、「石飲んじゃってんの!?」と驚いてしまいますが

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赤くておいしそうな鮭(サケ) でもじつは白身魚だった!?

赤くておいしそうな鮭(サケ) でもじつは白身魚だった!?

コンビニでおにぎりを買うとき、たらこや昆布にまじって、必ず鮭が置いてあります。また、お弁当コーナーを見れば赤くておいしそうな焼き鮭をメインに据えた通称シャケ弁もあり、鮭は私たちの暮らしと常に身近な存在になっています。
居酒屋やお寿司屋さんに行けば、生の刺身の鮭を味わうこともできます。脂がのってピンク色にキラキラ輝いているサーモンはたまらなくおいしいですね。このピンク色の煌めきを見るだけで涎が溢れて

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