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雪のある生活から学んだこと ② 雪かき


前回の投稿で①とつけておいて、次を書き終える前に、ここいら近辺も日中は暑いと20℃辺りまで気温が上がるようになりました。


今朝は珍しく小雪が散らついています。日本も少し冷えているという話をニュースで聞きました。

近くにある湖も氷が解け、波目が見えるようになりました。以前いた水鳥たちも戻って来ています。

今回も自身のメモがわりとして記録します。ちなみにここは日本の北陸地方の雪の積もり具合と比較すると、豪雪地帯とは言えないな〜と私も感じる程度の積もり具合です。



雪かき道具


充電器で動作する家庭用の除雪機もあるのですが、車が通れるところまでは除雪車が雪をかいてくれるので、人力での雪かきは、ポーチから玄関まで人が通る通路と、テラス部分のみ。

初めは真っ直ぐで比較的重い素材でできたシャベルで雪をかいていましたが、普段体をあまり動かしていないこともあり、早速腰と腕にきました。

で、柄の部分が歪曲になったもの&素材が軽いものに変更したら、腰への負担が減り、随分と作業が楽になりました。

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こんな感じです。

お向かいさんは、小さな取手のようなものがついているもので、雪かきされていました。遠目で見た感じですが、多分こんなタイプ。

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負担が少しでもかからないように設計を考えてくださっているメーカーさんに感謝です。



姿勢・かき方


うっかりぎっくり腰などやってしまうと厄介だと思い、ネットで情報を探し、実際にやってみて実感したのは、この3点。

できるだけ腰を落とす、膝・足を使う(腕含め上半身のみに負担をかけないようにする)

シャベルを持つ位置。雪を移動させる時は、シャベルの長さにもよりますが、片手はシャベルの持ち手部分、もう片側はシャベルで雪をすくう部分にできるだけ近いところを持つと、負担が減ります。

作業を続けているうちに、すくった雪は自分の前に捨てるより、斜め後ろに捨てるようにすると、楽だということに気がつきました。手首の動かし方は少し違うかもしれませんが、イメージ的には、ボートの櫓を漕ぐ感じです。


いつやるか


積もったらできるだけ早めに・こまめに行うのがおトク

風が強い時は危険なので屋内待機ですが、ちらほら降っているくらいであれば作業しました。

この辺りで降るのは粉雪だということもありますが、湿気を含んでいないうちは雪も軽く、身体への負担は少なかったです。一晩明ける毎に湿気を含んでしまったり、日中天気が良いと日の光で一部溶けてしまったりすると、表面が凍ってしまったりして、処理に時間がかかりました。

かいた後の雪をどこにどう積んでおくか・残しておくかをイメージして作業をするのもポイントです。最初のうちは経験もないので、とりあえず人が通れるよう通り道さえあけておけばよいかとやっていましたが、天気予報も見つつ、翌日晴れて日中は気温が上がりそうなら、溶けやすいように大きな雪の塊も所々かいておくと、日が出ている時間帯には外気に触れている部分から自然に溶けていきました。


さいごに

今年の冬、雪と共生する時間を過ごして一番感じたこと。


『やったことは結果に反映される』ことが実感できたこと。
『やらなかったことは後で始末が大変になる』ことも実感できたこと。

よく言われることですし、頭では分かっているようなことなのですが、自身が体験すると、やはり実感が違いました。

後でいいや、と雪かきをサボると、後々結構な重労働になりましたし、時間も余分にかかりました。さっさと片してしまおう、と腰を軽くして取り組むと、その後再度雪が降った時の作業も楽でした。『明日の天気はこうだから、今日のうちにこうしておこう』と予測していたことが当たると、結構嬉しく感じました。

これって学校の勉強・宿題にも似ているな、と思いました。雪国の人は忍耐強いと言われるのは、こういうところからなのかも、とも。Noteを読ませていただいている方の中も、冬の間は雪と共生する生活を送られている方がいらっしゃいますが、改めて尊敬です。