カニ観パラダイムシフト
亡父がたまに立派なカニを買ってくることがあった。
勤め先の福利厚生かなにかで、産地直送のカニをお得に購入できる制度があったらしい。
家族の中に特にカニ好きがいたわけではないが、そんなの関係ねえ。ケチンボだった父とって、お買い得チャンスを逃すことは「損失」であり愚かな行為だ。(買わなければお金が減らず一番お得というロジックは通じない)
母はたぶんこんな父の購買活動をあまり良く感じていなかったのだろう。
しかし怒りっぽい父に面と向かって苦言を呈すこともない。
フラストレーション