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願望が叶ってから「お試し」が来た~からの染め物のおはなし

わたしの器よりやったことが大きかったのでしょうか、この間の件のあとで、精神的におかしくなったり幻聴が聞こえたりして(単にエンドルフィンが出すぎたのかも)、沈めるためにいろいろしています。

ということは、もっと人気作家になろうという夢を叶えたら精神的にも鍛練が必要なのですね。。とほほ。

いまは材料の仕入れをしています。ピンクが好きなお客様がいらしていて、わたしのピンクの糸の在庫がなくなりました。。白を染めてもいいのだろうけど、アクリル糸は染まらないしなぁ。

10年ほど前に染色にハマっていたことがありましたが、その時は草木染めをしていました。外へ出かけるたび、あちこちで草木を集めたり、ザクロの木の枝を剪定している最中にいただいたり。

草木の大半は淡い黄色か淡いピンクに染まります。大体一通りやった所で大きく変わらないことに気づき、やめてしまいましたが、時々思い出したように、庭の木を伐採して染めたりしています。

ザクロは黄色がとてもきれいでした。ビワはすぐ大きくなるため、染めたいときに伐採しますが、淡い黄色よりのピンク。染めやすい素材は絹が断トツできれい、ウールも綺麗。植物繊維は、藍以外はすんなり染まらないので、下処理(当時は大豆をしぼってましたが、今は牛乳を使うことが多いそうです)をしてから染める。アレルギーの代表格ブタクサ、かなりきれいに染まるんですが、患者が多いためすぐに刈り取られてしまいます。

キッチン染めでは玉ねぎの皮が有名ですね。スーパーで皮を売ってくれればいいのになと思う。玉ねぎは下処理が必要なく、どんな繊維でも染まるんですよ。でも、たとえば飲んだ紅茶やコーヒーもある程度ためて、冷凍保存したら染められます。冷凍室は昨今の事情で、みんな家にいるため場所が争奪戦になって、やむなく捨てることに。。。泣
あとは野菜、たとえば春菊とかもきれいに染まるのですが、食べられるものは染めに使わないというルールを敷いている方も多いようです。。
苦い成分(タンニン)が染まる成分なため、基本は外で採取する方がいいですね。今ならサクラの落ち葉なんかいいです。紅葉は本当に染まらない。食べられるってことは、そういうことです。

びわで染めた糸で靴下などを編んで履いたら、肌がすべすべになるんだそうです。昔は自分の持っていた足袋や靴下を染めたりしていたそう。染めた糸もいっぱいあるんですが、そういや放置したままだなぁ。時を経ると色が濃くなるのも、草木染めの不思議な特長です。


ピンクの部分びわ染めです

考えてみたら、染める液体を作る時かなり香りが出るので、浄化と同じ作業ではないのか?なら、定期的にやった方がいいな。と今更思いました。

かせ糸染める大鍋でなくても、小さい鍋で手持ちの靴下でも染めてみようか。

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