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においと音楽から辿られる記憶

最近「香水」という曲にハマっている。


別に君を求めてないけど 横にいられると思いだす
君のドルチェ&ガッパーナのその香水のせいだよ


においの記憶というのは本当にすごいもので、

昔付き合っていた人と久しぶりに再会したとき、「あ、この人はこんな香りだった」とすごく懐かしく感じたり

散歩すがらにカレーライスの匂いが漂ってくると、なぜか小学生の頃、公園でよく遊んでいたなという記憶を思い出すし・・・
(遊びから帰ったときに家からカレーの匂いがすると、「今日はカレーだ!」とウキウキしていたからかもしれません^^)

たぶん今の彼が使っている香水というのも、これからずっと記憶に残り続けるのでしょう。


そしてその面影を求めてたとえば同じ香水や柔軟剤を使ってみても、なぜか完全に再現はできないんですよね。人の香りは、その人しか持ち合わせていないんです。


ふしぎ。


香りによってその時の記憶や感情がよみがえることは、「ブルースト効果」と呼ばれているらしいです。

五感の中で嗅覚だけが、記憶を司る海馬にストレートに情報を送ることができるから、記憶が残りやすいんだって。


* * *


それは「音楽」も同じで。


わたしはAqua Timezさんの「シャボン玉Days」を聞けば、高校生の頃、好きな人とたまたま一緒の電車に乗っていたときこの曲を聴いていたという一場面を思い出すし(恥ずかしくて寝たふりをした、という記憶まで鮮明に覚えてる)

BUMP OF CHICKENさんの「天体観測」を聞けば、中学生のとき吹奏楽部でこの曲を吹いたときの記憶が呼び起こされる。

最近は、ナルトのエンディングの「ハルモニア」という曲を不意に聞いて、突然当時の記憶を思い出して、大袈裟でなく本当に胸がドキドキしちゃうぐらいの衝撃を受けた。


この現象も少しずつ解明されていて、どうやら音楽にはイメージを司る「右脳」を刺激する効果があることが関係してるらしいです。


* * *


昔のことを思い出すと、同時にわたしは「がんばろう」と気が引き締まります。

あの経験があったから、今の自分がいるんだ。
当時の自分は、どんな大人になりたいと思ってたっけ?

そんなことを思いながら、昔の自分に恥じない自分でいたいと思います。


世のビジネス本には「過去より未来を」なんて言葉が書いてあることが多いように思うけど

過去を思い出すことで今の原動力になることもきっとある。


あなたには思い出のにおいや音楽はありますか?


それらはあなたにとって未来の活力になってくれるかもしれません。

これからも思い出の香りや音楽がどんどん増えていったらいいな。


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