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[書評] 線は、僕を描く(著:砥上裕將)

初めての書評となります。

砥上裕將さん著の「線は、僕を描く」。

素晴らしい作品でした。
水墨画という一見難しいと感じてしまう、題材ですが、単なる水墨画の話ではなく、人の心や感情を大切にするような作品である気がしました。
細かな文の表現が美しく、水墨画がリアルに思い浮かぶような表現の繊細さには驚きました、、
他人には分からない感情、自分にしかない感情というものは、言葉に出来ないものですが、絵として表現する事により、少しずつ前に進む主人公の青山くんを見ると、「自分も前に進んで行かなくては!」と思ってしまいますね。

こういった感情は日常の自分達にもあるはずで、身近な人には言えずとも、表現できる場があるという事には感謝したいですね。私にとっては、それがこの場であると考えておりますが、、

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