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飯を食い、酒を飲み、音楽を聴き、人としゃべること(村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』)/2021年5月8日

土曜日。昼前に起床。

ルノアールでサンドウィッチ食った後、昼過ぎに友人宅へ。移動のおともは、「佐久間宣行のオールナイトニッポンゼロ」。ベン・アフレックがマッチングアプリで振られた女性に「俺だよ?」って動画を送りつけ、TikTokに晒されたというニュースを聞きほっこりする。

『ゴーン・ガール』を見直したくなった。妻が行方不明になった男をベンが演じるんですけども、マスコミが集まる最悪のタイミングでついにっこりベン・スマイルをかましちゃって「こいつ怪しくね?」ってなるシーンが最高なんだよな。

友人宅でトマトジュース飲みつつ、仕事の資料読み。ぐいぐい捗りさっさと終わらせたので村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』下巻を読み進める。めちゃくちゃおもしろくなってきて超加速。

18時半ごろに失礼して、いつもの飲み屋に閉店間際に駆け込んで夕飯。20時からラジオ聴きつつ2時間ほど散歩。

・マヂカルラブリーのオールナイトニッポンゼロ
・日向坂46小坂菜緒の「小坂なラジオ」

マヂラブは安定しておもしろい。個人的にコーナーがすごく好き。

小坂なラジオは、小坂さんを推してるはずの行きつけの飲み屋の店主が「聴くのキツくなってきた……」って言ってたけど、僕はまだ楽しめてる。"聴くガールズバー"だと思ってっから。鍛え方がちげえんだわ

帰宅して(完全に自分のせいではあるけど)ちょっとへこむことがあった。生きてるの向いてねえ……と嘆くが、風呂で最後まで読んだ『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』に救われる。

人間讃歌。不完全性への肯定。我々はみな完璧ではないからこそおもしろいのだ。

相変わらずの女性への描写などで引っかかることがないではないけど、それを上回って余りある魅力を備えた小説だと思う。

村上春樹の小説全般にいえることだけど、やたらと飯を食い、酒を飲み、音楽を聴き、人としゃべる小説である。

村上春樹はそれらが「生きること」そのものであると捉えているのかもしれない。僕は村上春樹に賛成である。

ベッドで溜まった日記を書く。数日前のことなんて、なーんにも覚えてない。ツイッターを頼りに空白を埋める。ラジオしか聞いてない人みたいになった

(終わり)


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