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「給料倍増計画!!! 社長、やる気をださせるため社員のいうことを聞いて即実行したこと」

「なぜ、社員にやる気がないんだ・・・・」

会社の中で社長はため息をつく。
一代で会社を興し、そこそこの大きさまですることができた。

しかし、正直、じぶんだけの力でやってきたところがある。
これ以上の成長をするには、他の人の協力、つまりは社員の協力が不可欠だろう。

しかし、社員のやる気がひくい。

「このままでは会社がダメになるぞ!!」

とハッパをかけても、返事だけだ。

そこで、若い社員に話しかけ、率直に意見を聞くことにした。

社員は最初、怒られるものかとビクビクしていたが、社長は真面目に意見を聞いてきているとわかると真面目に返した

「いや、社長、、、正直にいいますと、給料が低すぎますよ」

若い社員はあけすけもなくそういった。

社長は なるほど といって、うなづいた。
正直、給与面でいえば、競合他社と比べても高くない。というか低いという自負があった。
社員の人件費はコストだ。そのコストをできるだけ抑えることは会社の運営上、健全だと思っていた。

「ボーンとボーナスでもだせばいいのか? それか達成・・・」
「いや、そういうことじゃないですよ」

そういう一過性のことではなく、安心して暮らせるだけの給与をもらえたら、会社にも愛着を持ち、自然とやる気になるという。

あまりに低すぎる給料は、やる気を削ぐという。

「そういうものなのか・・・」

社長にとって働いているだけで給与はもらえるのは甘えだと思っていたが、社員はそう思っていないらしい。

最低給与以上を貰いたければ向上心を追って、馬車馬の如く働き、給与を奪い取るくらいはするもんだと思っていたが、そうではないらしい。

「なるほど。ありがとう。給与を上げるよ」
「本当ですか?!」
「ああ。みんなのやる気がそれであがるんだったらね。そうだ、倍額にしよう。そうすれば、文句もでないだろう」
「そりゃあ、そうなればみんなやる気になりますよ!」

そうして、社長は即実行。



翌日、
社員の給与が倍額になることと、

社員を半分にすることが伝えられた。


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