「素材がすべて! 和服は進化しない」最速でオシャレになる道をゆるゆる歩く方法
どもども! Nazyです!
なんか今季、すごいコートかっているんですよね。。。なんかすごい。もうすごいとしかいえないほど!!!
さて、個人的にMB氏の中でも一際膝を打った記事がこちら↓
ユニクロがファストファッションじゃなくて、スローファッションだというお話。この話自体はよくメルマガとかでもされてたと思うんですが、
この中での和服の考察。
ーーー引用
和服にデザインの概念はほとんどありません。
我々が想像する和服は全て同じデザインではありませんか?ジャケットやブルゾンやコートのようにバリエーションがありません。デザインやディティールはどれも同じ。
(中略)さてデザインも同じ、シルエットも直線的でどれも同じ、では和服はどこで個性を表現したのでしょうか。それは「染めと織り」です。和服は素材や色や柄で個性を表現するものです。デザインは同じ、シルエットにも差異はない、だからこそ個性の表現を「素材」に傾倒したのが我々の歴史なのです。
つまり日本人は古来から「素材を見る力」に富んでいる。これは洋服文化であるヨーロッパに唯一我々が勝る部分です。
ーーー引用おわり。
洋服どうこう、和服どうこうをあっしごときがいえませんが、
和服にちょいとばかし縁があって、付き合いがあったので、一際響きましたが、
和服のデザイン が全部一緒 というのはほんま。
和服には格式があって、それを決めるのは基本的に 素材。
めっちゃくちゃ高くても、めちゃくちゃ手の込んだ技巧が凝らされてたとしても。
まぁこの辺は洋服でもどんなに高くても礼服としてはつかえねーよ! ってことがあるので、おなじっちゃ同じかもしれませんが、
基本的に色(黒白は別)に格式はなく、生地が第一。というかシルクが第一。
それ以外は礼服だとつかえません。
いまだと多分、シルク調の素材とか作れると思うんですが、、、、多分、それを呉服屋さんはうらないだろうなぁ!
なぜならば! 単価が安くなるから!!!!!!!!!!
和服は戦後に国民服の地位から外れて、民族衣装的な立ち位置になりました。
そこでなにが変わったのか! それは数!
数が売れなくなった! それによりなにが生じたかというと、高単価化。
着物屋としてイメージするのは 皆さま、高級呉服店 だと思いますが、「高級」しかなくなったのは、数がでなくなったため、高単価化で売り上げを確保しないといけなくなったから。
高度経済成長期、一般服から高級服路線に呉服屋が舵を切り、そのまま突き進んだ結果、一般人が一般的に着るような市場はほぼ自然消滅。
中古市場では安価になりますが、新品市場はほぼなくなりました。
で、話は戻りますが、もはや数が捌けないため、単価勝負。
格式と伝統、というものをタテに、高単価品しか用意しないというような現状になりました。
ちなみに、呉服屋のいう「財産になる」というのは信じない方がいいぞ!!!
基本的に着物は反物から作るオーダーメイド。そのため、反物にハサミを入れた瞬間から価値が激減!!! 二束三文化!
着物文化がなくなるのは寂しいとかなんとか思うところもありますが、その価値観がユニクロとかの素材への追求とか新たな価値の創造という分野で生き延びているのならば、それはそれで文化の遺伝子が残っているといえるのではないでしょうか!
なんか唐突に和服の話をしたくなったので、雑記ですみませんが、こんな感じ!
和服屋の笑えない裏話も書くかも!
オシャレへの道はまだまだ続く! ではまた!
最後まで読んでくれて thank you !です。感想つきでシェアをして頂けたら一番嬉しいです。Nazy