カレンダーを見ながら2021年を振り返ってみます

2021年も最終日ですね。
年越し蕎麦も食べ終え、ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター 北斗の拳』のアーカイブ配信を観ながらこれを書いている西ナナヲです。昼回と夜回迷いまくったのですが、平原ユリア様を拝みたくて昼回のチケットを買いました。ちょうど加藤和樹氏(好き)の回だしよかった。

大晦日ということで、この一年を振り返ってみたいと思います。

西ナナヲ的な活動としては、1月にマカロン文庫で久しぶりの書き下ろし作品を出していただきました。書いていたのは前年なので、今年の活動に入れていいのかなというところですが……。ベリーヒルズビレッジという架空のエリアを舞台にした中編連作で、私はレジデンスエリアを使うことにしました。舞台をマンションの一室に絞って、思い切って世界観を作った、ちょっとファンタジックな大人ロマンスになっております。たぶん。

5月には『好きだなんて生意気だ』がベリーズ文庫になりました。これはベリーズ的な潮流をまったく意識せず好きに書いた作品だったので、まさかの文庫化でとてもありがたかったです。カレンダーを見ると、2月に改稿作業をしてますね。最初にいただいたカバーイラストのラフがめっちゃエロくて、ちょっと手加減してくださいとお願いした記憶があります。

9月にはサイトの模様替えをしました(このくらいしかご報告することがない)。今ふと見たらページによってリンクが切れてる! なんで!? 失礼しました。直すついでに使いづらかったところなどを調整しました。

10月にはゲーム『オンエア!』の3周年アニバーサリーストア専用のシナリオが公開されました。お話をいただいたときは、久々の宝石が丘生でしたので、彼らはまだ私の中にいてくれているのだろうかと不安になりましたが、書き出したらちゃんといてくれていました。当たり障りのないわちゃわちゃで終わらないよう、耳に新しい情報ももりもり入れて書いたのですが、本当にストア専用配信だった……ようで……? すごく贅沢……ですね……? そういえば私も完成品を拝見できておりません。colyさんにお願いしたら動画データをいただけたりするかしら……あとでお願いしてみます……。

プライベートでは、そうですね、2020年に比べたらだいぶ腰を据えて自粛生活に取り組めたように思います。以前の記事にも書いたとおり、料理の腕が上がったような。面倒だからと敬遠していた揚げ物も頻繁にするようになりました。
そういえば、この2~3年で家電が次々調子が悪くなり、入れ替えが続きました。洗濯機、リビングのエアコン、冷蔵庫、炊飯器……。給湯器も今年の夏前におかしくなって、お風呂のお湯が止まらずに溢れ続けるという恐怖の体験をしました。修理で済みましたが、そろそろ交換時期らしいので壊れる前になんとかしないと。もうその前に新築のどこかへ引っ越してしまいたい(メンテナンス嫌い)。
そして最近、オーブンレンジから異音がしはじめてひやひやしている毎日です。今使っているのは10年以上前のSHARPのヘルシオ。新機種だと緒方恵美さんの声で喋ってくれるという情報がちょうどバズっており、欲しいなーでもまだ使えるしなーと思っていたところにこの不調! さあ買い替えだ! と毎日商品情報を検索しています。でも緒方恵美さん対応機種はいかにもヘルシオなデザインなんですよね。しかし最近出たスタイリッシュな機種にはCOCORO VOICE機能(声をインストールできる機能)がついていないとのことで……(公式チャットで問い合わせまでした)。悩ましすぎて結局まだ買い替えていません。
家電の電子音はすべて消す派で、洗濯機もオーブンレンジも仕事が終わるとスン……と黙るだけの我が家ですが、緒方恵美さんの声を手に入れた暁にはしゃべらせまくる所存です。対応機種さえ持っていれば、声は3,000円とかでダウンロードできてしまうので、今後さらに好きな声優さんの声が実装されたりしないかなあと夢見てしまいますね。子安武人さんがオリヴィエになったりスナフキンになったりしながらしゃべってくれたらキッチンがすっごい楽しくなりそうでいいなあ。

あと、香水の世界が広がった年でした。
もともと香水は好きなのですが、いわゆるハイブランドの香水までしか知識がありませんでした。誕生日に香水をリクエストしたところ、友人がいろいろ調べてフエギアの香水をくれたのです。それをきっかけに友人とふたりでメゾン系の香水のおもしろさにハマり、サブスクでいろいろ試したりサンプルを購入したり、『世界香水ガイド』(Ⅱ)を買って読んでみたり……。友人の誕生日にはパルファンサトリの知的な香りをプレゼントしました。一周して、結局今使っているのはGucciのバンブーという、元の場所に戻ってきた感はあるものの、深くて広い香水の沼の淵にちょっと立ってきたのはおもしろかったです。

そしてじわじわ再開しはじめた観劇! 中でも宝塚歌劇団!
数年前からこわごわ足を踏み入れつつある宝塚ですが、お取次ぎなどのご縁のない身では、劇場のチケットは本当に入手困難で、友の会に入っていてすらほぼ当たりませんでした。が、この一年は明らかに当選確率が上がったと感じます。理由を考えたら手放しで喜べることではないですが、ありがたみを噛みしめて観劇に臨んでいます。
一方で、そのほかの作品は絞りに絞り、今までならチケットを買っていただろうと思われる作品もあきらめたり配信で我慢したりするようになりました。観劇後は友人と食事をして帰るのが常でしたがそれもやめ、観終わったらまっすぐ駅へ向かいお別れ。感想戦は帰ってからLINEで。食事の習慣はいまだに復活していません。
宝塚自体への愛は別の機会に語るとして、私と友人が現在熱めに追いかけているのは花組と宙組、そして鳳月杏さんです。他の組は基本、大劇場公演はチケットが取れれば行き、取れなくてもライブビューイングで一度は観る、くらいの感じでふわっと全組追いかけております。2021年の生観劇は宙組アナスタシアから始まり、雪組シティハンターで終わりました。年明けには花組バロックロック、そして月組は初のSS席が取れているのです!! もう2022年の運を半分くらい使っちゃったかもしれない!

宝塚以外では、『モーツァルト!』と『レ・ミゼラブル』の年だったかな~と思います。特にレミゼは前回公演に続いてオープニングナイトも観ることができ、あの独特の熱狂を浴びて泣きました……。
2020年、あらゆる舞台が中止になって、払い戻しという非常にまれだった行為がどんどん当たり前になってきて、削られていくHPを回復する手段がなく弱る一方だった観劇民としては、いろいろな制約を設けながらもなんとか幕を開けてくれた2021年は、本当に生き返った年だったのです。2020年に中止や中断を余儀なくされた公演が、キャストをほぼそのままで再演されることも多く、2020年のやり直しをしているような年だったともいえます。
とはいえ時勢が不穏になったときは、払い戻しがなくても行くのを断念したこともありました。早く休憩時間にコーヒーを飲みながら感想を語り合える世界が戻ってきますようにと願うばかりです。

それからテレビコンテンツも私にしては観た一年でした。
ここ数年、期初にドラマ情報をチェックし、一話目を録画しておもしろそうな作品を追いかけることにしています。今年は大豆田とわ子、ハコヅメ、最愛などに盛り上がりました。スナックキズツキも、滑りそうなところを絶妙にすり抜けていく感じで毎週原田知世さんがかわいかった……。アバランチは本気で映像化したラノベみたいで安心して観られましたし、真犯人フラグはなんだかんだ毎週飽きずに観られる時点で優れたエンタメ作品なのではと思っています。なお考察はまったくしないタイプなので誰が犯人でも気にしません。あとゼンカイジャーが大人が見てもおもしろいです。主演の役者さんが同郷と知って、勝手に好感度が爆上がりしております。

HuluからNetflixに乗り換え、なんとなく映画を観ていた年でもありました。一時期映画館で映画を観るのが好きだった時期があったのですが、そのころ観た映画はほぼ内容を忘れてしまったので、ネトフリで復習してみたり。『セブンイヤーズ・イン・チベット』とか、今観てようやく時代背景が理解できました。ダライ・ラマ少年が魅力的すぎる……上品で知的……。これ映画館で観ていたとき、話の前半でずっと髭面だったブラピが小綺麗にしてダライ・ラマの前に現れるシーンで、ブラピのあまりの美しさに館内の客席からため息が漏れたんですよね。あんなの『天空の難破船』で飛行船から落ちたコナンを怪盗キッドが助けるシーンくらいでしか経験したことないです。

本も読みましたね。環境が大きく変わらないのでシリーズものをじっくり読むのが楽しくて、修道女フィデルマシリーズを通して読んだり、シャーロック・ホームズを読み直したり、ビジョルドの五神教シリーズを一気読みしたりしました。ビジョルドって男性だと思ってたら女性だったのね!

今しがた近所の神社にお参りしてきました。
毎年焚き火や炊き出しで大賑わいなのに、閑散として誰もいませんでした。人混みは好きではないですが、こういうときはさすがに恋しくなりますね。境内は明かりも少なくて、久々に星がちょっと見えました。息子にすばる(プレアデス星団)を教えてきましたよ。

それではみなさま、穏やかな年末年始をお過ごしください。
来年はもっと精進した西ナナヲをお届けできるよう神様にお願いしてきましたのできっと大丈夫です。

2021年、応援してくださってありがとうございました。
よいお年を!



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