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日常に着地するまでの2週間で考えたことー個展を終えてー
展示が5月24日に終了しました。今は6月8日。ゆうに2週間が経とうとしています。まずは感謝と安堵感に身を浸し、そのあとはひたすらに自省を重ねる日々でした。
楽しかったです!ありがとう!またがんばります!という気持ちもありつつ、今回はじったりと自分のために反省を連ねていこうと思います。
会期中はたくさんの知人にお越しいただくことができてとても嬉しかったです。直接お会いした方から感想をいただいた他
12.ぶっちゃけ、展示制作費ってどのくらいお金がいるの?
バナー画像は2010年撮影の解離性ミチコさん。
みんな気になる、けど聞くこともできない展示予算。お金をかけた方が偉い、ということもないのはわかっているけれど、撮影にも機材にも出費がかさむ制作活動。情報は多いにこしたことはないですよね。
私の場合は、1回の展示あたり20万円~25万円(会場費除く)で制作するようにしていて、これにはプリント代、インク代、マット代、額代、搬入出交通費が含まれています
11.明日役に立つかもしれない展示用作品セレクト過程全公開
イエーイ!ゴールデンウィーク最終日!
きっと明日からお仕事の方はこんな感じ↓でしょうか。
おはようございます。こちらの写真は2011年ごろの撮影だったみたい。
私のゴールデンウィークは非常に充実しておりました。喫茶人間家具というイベントを開催したり、大人の知能検査を受けてみたり。どちらもとても興味深い知見が得られたので、今後レポしていこうと思います。
展示準備の方も、ほかの会社さんがお休みなお
10.ここまで来たら実質完成⁉展示レイアウト図作成全行程
つ、ついに展示まであと2週間となりました!
展示開始は14日だから、それだけ準備期間あるじゃん!余裕!と思った方、なぜ私がきりきりしているのかお教えしましょう!
搬入日は前日の13日。額の多くはギャラリーのものをお貸しいただくので、あらかじめマットをつけた作品を持ち込みます。
通常は搬入日に額装を一気にしていくのですが、今回はメインのA室だけでも90点以上。その日に額装を追えるのはほぼ不可能で
9. 一言紹介つき展示作品モデル情報 ~女装って、宇宙!~
神様は1週間で天地創生したんだから、神の子かもしれないわたしだって2ヶ月でゼロから個展もできるはず。
そんなわけで展示まで、あと20日!3週間を切りました。
こちらはやっとカタログ用データの整理が終わったところ。
この後は展示作品をセレクトし、レイアウトを切り、ガンガンプリントアウトしてマットに収め、額に入れこむ作業が待っています。
ここで、展示作品モデルについてご紹介していきます。
独断と偏
7.相手のためにと思ったら、結局自分自身を救っていた話。個展に寄せて
ヘッダー画像は年齢差だいたい40歳くらいの3人組です。
「女装は自由」と示すことは、
過去の自分を救済することに他ならなかった。
振り返ってみて、そう思います。
女として生まれて、女として生活している私がどうして女装によって救われたのか?紐解けば、子供時代の私は、コンプレックスだらけでした。
流行りの顔でなく、太ましく、自信がなく、オタクで、せっかちで、卑屈。
そのくせ周囲が決めた価値観に
6.展示タイトルは共同作業!決定までの検討プロセス全公開
今回の画像は、新曲発表しました8P-SB特集でお送りします!
さて、リリースに向けて展示タイトルを設定しなければ始まりません。
前回の女装にまつわる個展タイトルは「女装の軌跡と幸福論」。
女装に対しての固定概念を突き崩し、それぞれの形で謳歌することが大切なんだ、という思いを込めていました。
それから4年が経過して女装を取り巻く環境は大いに変化しました。
ネット活動基盤は招待制クローズドSN
5.根っからの自由業があえて縛りを設けてみた結果、良さ5選
この時期、ユーミンの卒業写真が頭をよぎるのは私だけでしょうか。
「人混みに流されて変わっていく私を」
常に逆流人生の、立花です。おはようございます。
わたしは本当に人混みが嫌いで駅の階段も煩わしく、ただ自由に動きたいがために、自分のスタジオを自宅から徒歩3分のところに動かし、ストレスフリーのワーキングスタイルを確立。
けれども、スタジオに出ると撮影関連業務の他のこまごまとした業務、掃除や会計事務
4.フォトグラファーに必要なのはカメラでもレンズでもなく、ミューズだという話
とにもかくにも、リリースを打つためのメインビジュアルを撮影。
メインビジュアルでは、一枚で伝わるコンセプトと、画の強さが必須。
一枚で女装と伝えるにあたって、前回はストレートに顔は女、体は男で攻めました。あおにゃんのビジュアルはそれまでになかった透明度があり、女装界隈以外にも非常に好意的に、衝撃をもって受け入れられました。
女装作品の表現に関しては、女装を構成する三大要素=衣装、メイク、ポージ
3.モデル続々決定、そして撮影へ
さて、メインビジュアル撮影の目処がついたところで、展示に向けた撮りおろしの計画に入ることにしました。前回の展示で自ら設定していた軛を外すにあたって、オファーの基準となったのは下記3点です。
1)自分が撮りたい人
2)撮影にかこつけて会ってみたい人
3)オンリーワンな人
不思議なもので、前はもう出し切った!と思っていたのですが、この4年間に新しく活動を始めた人がたくさんいたし、私が活動のフィール
2.撮りたいものが、ない!?からの、スランプ脱出
前回の展示は4年前、2015年1月でした。
「女装の軌跡と幸福論」という仰々しいタイトルは、6年間みっちり女装に携わる中で、自分なりに人の在り方や女装文化の輪郭が見えたことで、幾分かの表現者としての気負いもあってつけたものです。
前回の作品の一部
2010年前半くらいまでは「女装をする人はみんな男が好きで、変態趣味という固定観念がありましたが、「女装男子」が流行語大賞にノミネートされたり、男の
1.ゼロからの大規模個展が二ヶ月後である
立花奈央子です。自己紹介はおいおいとして、いろんな仕事をやっていますが、向こう2か月は間違いなく写真漬けになることが確定しました。
手持ち作品ゼロから、大規模個展を開催する。
それが確定したのが、つい2日前のことです。
というのも、去年から書籍連動での写真展企画が進行していたものの、なかなかスタートが切れない状態が続き、展示まで二ヶ月と少しになったところで当初の企画に見切りをつけて、私主導で