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【超ざっくり】ひとつの映画が出来上がるまで

普段私たちは、出来上がった作品にしか触れることはありません。意外とその映画が出来上がるまでの流れは知らない人も多いのではないでしょうか。

今回は超ざっくり、ひとつの映画が出来るまでの流れをまとめてみました。

はじめに

何回も言いますが、超ざっくりなので難しい専門用語や組織名にはあまり触れません。気になった単語があればご自身で調べていただけると幸いです。

また、私は映画業界の人間ではないです。あくまで私が学んだことを皆様に共有するというスタンスでお送りします。

ちなみに今回は、日本の実写映画が出来上がるまでをご紹介します。
(きっとアニメ映画とか海外映画はまた違ってくるはず)

1. 企画・脚本作成

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ますはプロデューサーか監督(もしくは両者)が企画を立てます。内容や予算、規模などを企画書に落としていきます。
このとき、原作がある作品の場合は、原作側に実写化の許可を取る必要があります。

そして脚本作成。この作業は全体の設計図を作る段階なのでとても重要です。

また、脚本作成と並行してキャスティングを行うことも多いようです。企画書内ですでに主演が決まっている場合もありますが、キャラクターのイメージに合うキャストをオーディションで決めていくパターンも多いです。

2. プリプロダクション(撮影準備)

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企画が定まったら次は撮影に入るための準備です。
この工程にキャスティングが含まれる場合もあります。

ラインマネージャーがスケジュールや予算の管理を行ったり、技術チームや美術監督率いる美術チームが機材や大道具/小道具, 衣装などを準備していきます。

また、キャスティングが終わったら、台本の読み合わせやリハーサルを行い撮影に備えます。

3. 撮影

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いよいよ撮影です。
クランクインから始まり、スタジオや野外で監督を中心にして撮影を進めていきます。

撮影済みのフィルムをラッシュと呼びますが、現在はデジタルで撮影を行うことも多いです。

そして撮影データを確認しOKであればクランクアップとなります。

また、一口に監督といっても色々あって、シーンやカットのつながりや日付データなどを記録するスクリプター。特攻をメインに撮影する特撮監督や、アクションシーンを仕切るアクション監督。さらに、自然現象の演出や爆破などを担当する操演などがあります。

4. ポストプロダクション(仕上げ)

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撮影が終わって完成ではありません。ポストプロダクションつまり仕上げです。

効果音やアフレコの収録、CGの作成やシーンの結合などやることは盛りだくさんです。
最近ではCGを多く使う作品が多いため、この工程に1年以上かかる場合も少なくないようです。

また、映倫が映画をチェックする0号試写という大切な工程もあります。この工程を経て、初めて公開することができます。

5. 上映

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完成した作品が我々のもとに届くまでにはいろんな方々が関わっています。

予告編を作成したり宣伝を行う配給、作品を上映する各映画館、パンフレット作成などを行う販促、作品に関する記事やメイキング本の出版など多岐にわたります。

このように作品の完成後も数多くの人と関わりながら、作品は上映されているんですね。

おわりに

今回は映画が企画されてから上映されるまでのおおざっぱな流れをまとめてみました。
ひとつの作品をつくるのにこんなに工程があるんですね。また、そこに関わるスタッフの種類の多さにも驚きました。

各工程を深堀したり、特定の職業についてまとめたりするのも面白いかもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

参考文献

エンタメール映画館検索映画が上映されるまで
https://www.homemate-research-cinema.com


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